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OS/2 Warpの正統後継「ArcaOS」がようやくお目見え

 OS/2オペレーティングシステム向けのソフトウェアやドライバ、サービスなどを開発するArca Noaeは5日(米国時間)、米国フロリダ州・オーランドで開かれているOS/2コミュニティイベント「Warpstock 2016」にて、OS/2 Warpの正当後継となる“Blue Lion”こと「ArcaOS」のデモストレーションを公開した。

 ArcaOSはOS/2 Warp 4.52をベースに開発されたOS。OS/2やeComStationは古いハードウェアでしか動作しないが、ArcaOSは現代的なハードウェアで使えるように改良されているほか、さまざまな修正や機能拡張が行なわれている。

 Warpstock 2016の様子は公式のYouTubeチャンネル「WarpEvents」によって配信され、この時の様子を確認できる(残念ながら画質はあまりよくない)。Blue Lionのデモストレーションは5日の午後に行なわれ、開発者の1人であるLewis Rosenthal氏がデモを行なった(動画では5:30:00を過ぎた辺りから始まる)。

 デモは現代的なハードウェア上でArcaOSを動作させた。USBメモリがリムーバブルで認識できるほか、DVD書き込みツールの搭載、Firefox、Open Office、スクリーンセーバーと言った、個人がデスクトップOSとして使う際の機能も搭載されていることが分かっている。