トピック

ベンキューのゲーミングモニターが東京ゲームショウで異彩を放つ理由

~実売10万円前後の240Hz有機EL「EX271QMZ」の没入感に迫る

TGS 2026「ベンキュージャパンブース」(小間番号02-C07)

 東京ゲームショウ2026で多数展示されているゲーミングモニターの中でもベンキュージャパンの製品そして展示が異彩を放っている。

 同社は「ENTER ANY WORLD」をコンセプトとしたMOBIUZブースを出展。同社はブースで、ゲームを「芸術作品」と捉え、3つの独自カラーモードや新機能「Game Art Color HDR」で、その映像美を引き出している。

 プロダクトマネージャーの高見祐介氏(以下、敬称略)に、ブースの狙いとイチ押しモデル「EX271QMZ」の魅力について聞いてみた。

ゲームを「芸術作品」と捉え、美術館風ブースで映像美を引き出す

――ベンキューは今回のTGSの出展ブースで、来場者にどのようなメッセージを伝えたいと考えているのでしょうか?

高見: 今回の我々のブースコンセプトは「ENTER ANY WORLD」です。「ANY WORLD」というのは、さまざまなゲームタイトルがある中で、「MOBIUZ」ブランドのディスプレイを通してその世界にエンターして、没入していくというテーマで、今回のブースを展開しています。

 ブースのデザインは、美術館をイメージして作られています。というのも、ベンキューのMOBIUZは、どちらかというとFPSなどの競技性を重視したものよりも、RPGなどの映像美にこだわったゲームタイトル向けのモニターです。そうした芸術作品をよりきれいに見せるという意味で、美術館をコンセプトにしています。

――今回、美術館をコンセプトにした狙いについて、もう少し詳しくお聞かせください。

高見: 私たちは、ゲームメーカーさんが作られたゲームタイトルを芸術作品だと捉えています。私たちベンキューのMOBIUZモニターで、その芸術作品の美しさをさらに引き出せるように、私たちがお勧めするカラーモードをご提案したいという思いで作っています。

ブースは4エリアで構成、新機能「Game Art Color HDR」やWQHDモデルを体感

――今回のブースは4つのエリアに分かれていますね。それぞれのエリアでは具体的にどのようなことを体験できるのでしょうか?

今回のブースは、Game Art Color、Game Art Color HDR、THE ART OF GAME WORLDS、WQHD GAMING MONITORSの4つのエリアに分かれている

高見: 私たちのモニターには、リアリスティック、ファンタジー、Sci-Fiという3つのゲーム用カラーモードがあります。それらのカラーモードが、スタンダードなsRGBという色表現とどのように違うのかを比較できるのがエリア1になります。

エリア1のGame Art Color では、3つのゲーム用カラーモードが、sRGBと比べてどのような色表現を実現しているのか体験できる

 エリア2はHDRにスポットを当てています。昨今HDR対応のゲームタイトルが増えてきています。これらのHDRコンテンツに対して、モニターメーカーがどのように色を処理、もしくは表現していくかということをテーマにしています。

 今回、「Game Art Color HDR」というものが新しく追加されました。クリア、バランス、リッチという3種類の設定ができることによって、ゲームの世界観に合わせたHDR体験が可能です。製品によってはHDRの処理によって、色が赤くなりすぎたり、緑になりすぎたりするところを、正しく表現できるようにした新しい機能です。

新たに追加された「Game Art Color HDR」では、さらにクリア、バランス、リッチと設定を細分化することにより、ゲームの世界観に合わせたHDR体験を味わえる

 エリア3に関しましては、最初にご紹介した3つのゲームカラーモードのリアリスティック、ファンタジー、Sci-Fiについて、今回ゲーム会社さんから提供いただいているタイトルごとに、そのテーマに沿って私たちがお勧めするカラーモードをご案内しています。

スクウェア・エニックス「ファイナルファンタジーVII リベレーション」はリアリスティック、コーエーテクモゲームス「Wo Long 2: Wings of Ember」はファンタジー、カプコン「プラグマタ」はSci-Fiモードでデモが実施されている

 最後のエリア4では、WQHDモニターを4モデル展示しています。そのうち3モデルが新製品です。ゲーマーの方々の中には、まだまだフルHDでプレイされている方がたくさんいらっしゃるかと思います。WQHDも試してみたいという方に向けて、今回モデルを拡充したというところが、新製品のテーマになっています。

 一番左側が、今年(2026年)3月に発表している「EX271QZ」で、リフレッシュレート500Hzの有機ELモニターになります。

「EX271QZ」(実売価格13万3,000円前後、3月31日発売)

 2つ目が、先月販売を開始した「EX271QMZ」です。こちらが今イチオシでして、有機ELモニターを初めて試してみたいという方に対して、実売価格は大体10万円前後と、お買い求めやすい価格で提案しています。MOBIUZの色の特徴やこだわりを、有機ELで試してみたいという方におすすめのモデルになります。

「EX271QMZ」(実売価格10万4,000円前後、8月14日発売)

 右の2つがIPSモニターになります。こちらはIPSで非光沢仕様で、リフレッシュレートが「EX271QM」は320Hz、「EX271QP」は260Hzとなっています。

 IPSモニターでも「High Pixelコントラスト調整」といった、明るいところと暗いところを同時にAI処理して、コントラストをきれいに見せるようなモードも搭載していますし、「グラデーション色補正」のように、工場出荷時に色の階調つぶれなどがないよう、きれいに調整されているというところも特徴です。MOBIUZシリーズ全体で、この2つの機能に対応しています。

左が「EX271QM」(オープンプライス、9月発売予定)、右が「EX271QP」(オープンプライス、9月発売予定)

26.5型有機EL「EX271QMZ」は実売10万円前後、初めての有機ELに最適

――今回、イチ押しのモデルとして挙げられた「EX271QMZ」について、もう少し詳しくお伺いします。従来の製品に対して、どのようなユーザーを意識して投入したモデルなのでしょうか?

高見: 既存の弊社有機ELモニターは量子ドット対応というのもあり、値段がどうしても高くなってしまうというところがありました。しかし、今までIPSモニターでプレイしていて、有機ELモニターへアップグレードしてみたいという方に、よりお求めやすい製品として、この「EX271QMZ」を投入いたしました。

「EX271QMZ」の実売10万4,000円前後というのは、26.5型WQHD有機ELモニターとして魅力的な価格設定だ
安定感のあるスタンドを装備。ゲーミングモニターながら2W×2のステレオスピーカーを内蔵。電源は内蔵されており、ACアダプタなしにスマートに設置できる
端子はHDMI 2基、DisplayPort、USB Type-Cを用意。ゲーミングデスクトップ、家庭用ゲーム機、ノートPCなどを複数台直結できる
スタンドは高さと前後の角度調整が可能

――「EX271QMZ」で、特に注目してほしいポイントはどこでしょうか?

高見: やはりMOBIUZシリーズとして、この「EX271QMZ」にもゲームカラーが3モードありますので、ゲームのスタイルに合わせてお好きなモードを選択できます。それぞれのタイトルに対しての没入感というのが、色によって本当に大きく変わるのを体験いただきたいです。

有機ELならではの映像美と、240Hzのリフレッシュレートによる滑らかさを両立している

「Pixel Refresh」など4つの焼き付き防止機能を搭載し長期間の利用に対応

――有機ELモニターというと、焼き付きなど耐久性を心配するユーザーもいると思います。その点では、どのような対策を行なっているのでしょうか?

高見: こちらのモデルも含めて、弊社の全有機ELモニター製品は、「Pixel Refresh」、「Idle Dimmer」、「Logo Dimming」、「Pixel Shift」という4つの焼き付き防止機能を搭載しているので、安心してお使いいただけます。

「EX271QMZ」は、ピクセルごとの輝度を再調整し、劣化の偏りをリセットする「Pixel Refresh」、未使用状態を検知すると画面の輝度を下げてピクセルの負荷を抑える「Idle Dimmer」、ロゴなど長時間固定表示する要素を検出し、その箇所の輝度を下げる「Logo Dimming」、表示位置をわずかにずらして、特定ピクセルへの負荷の集中を防ぐ「Pixel Shift」の4つの焼き付き防止機能を搭載
OSDメニューからは、OLED保護機能を設定できる。丁寧にローカライズされているので、どのような機能なのか一目瞭然だ

RPGの映像美から240Hz駆動の競技系ゲームまで幅広くカバー

――現在、各社から有機ELモニターが発売されていますが、「EX271QMZ」はどのようなユーザーに向いている製品だと考えていますか?

高見: MOBIUZシリーズのモニターは、RPGやアクションゲームなど、映像美にこだわったゲームを楽しみたいユーザーにお勧めの製品です。「EX271QMZ」では、それらをより美しい有機ELで体験したいといった方にお勧めしています。

 本製品は映像美に特に力を入れていますが、240Hzのリフレッシュレート、応答速度0.03msということで、競技性を重視するゲーマーも十分満足できる滑らかさで、ゲームを楽しめると思っています。

――最後に、いままさに「EX271QMZ」の購入を検討している方や、東京ゲームショウで実際に製品を見た方に向けて、メッセージをお願いします。

高見: 本当にゲームというのは芸術的な作品です。ぜひMOBIUZで、その芸術的作品を体験していただきたいと思っています。

芸術作品であるゲームを、「EX271QMZ」でより美しく楽しんでほしいと語る高見祐介氏

2エリア以上の体験で限定ポーチなどをプレゼント、会場限定ミッションも実施

 ベンキュージャパンのブースでは、「体験ミッション」をクリアすると「MOBIUZオリジナルポーチ」と「TGS2026 限定キーボードキーホルダー」をもらえるイベントが開催されている。数に限りがあるので、早めに訪問し、体験することをお勧めする。

2エリア以上体験+X投稿で「MOBIUZオリジナルポーチ」、4エリア以上体験+X投稿で「TGS2026 限定キーボードキーホルダー」をゲットできる