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「PC買い替え」は自己投資。Windows 10サポート終了を機に、マウスのゲーミングPCを選ぶ「あなたの未来」

マウスコンピューターの15.6型ゲーミングノートPC「G TUNE P5-I7G70BK-C」。直販価格は239,800円から

 各所で報道されている通り、2025年10月14日をもってWindows 10のサポートが終了した。これまでWindows 10でがんばってきたが、さすがにPCの買い替えを考えている人もいるだろう。そして、買い替えるならオフィスソフトの利用や、Web閲覧だけでなく、AIの活用、プログラミングの勉強、動画の編集、eスポーツへの挑戦など、自分がやりたいと思ったことをすぐ実行できる“PCならではの汎用性”を求める人も少なくないと思われる。

 そこでオススメしたいのがマウスコンピューターの最新ゲーミングノートPCの「G TUNE P5-I7G70BK-C」だ。高性能なCPUとGPUを備えながらも、価格は20万円台半ばと良好なコストパフォーマンスで、“ゲームも仕事も未来の自分への投資もできる”1台となっている。実際に何ができるのか、どれほどの性能を持っているのか、いかに安定して動作するのかを実際のテストを踏まえて紹介していこう。

ゲーミングノートPCは「仕事」に役立つ

 ゲーミングノートPCのG TUNE P5-I7G70BK-Cがなぜ仕事に役立つのか?その1つ目の理由は高いCPUパワー。搭載されているCore i7-13620Hは、性能重視のPコアを6基、効率重視のEコアを4基備え、合計10コア16スレッドとノートPC向けとしては多くのコアを持ち、最大動作クロックも4.9GHzと高い。

 そのため、複雑なアニメーションなどを盛り込んだデータ量の多いPowerPoint、膨大な計算を盛り込んだExcelなども軽快に処理可能だ。処理速度は仕事の効率化に直結するもので、オフィスワークのストレスが減るのは大きなメリットだ。

CPUには10コア16スレッドのCore i7-13620Hを搭載。多くのコアを持ちオフィスワークを快適にこなせる

 2つ目の理由は高性能GPUの存在だ。NVIDIA最新世代でミドルレンジに位置するGeForce RTX 5070 Laptop GPUを採用しており、動画や画像編集、CGレンダリングなど多くのクリエイティブ系アプリは、一部の処理をGPUによって高速化できる機能を備える。動画を高速かつ高画質に変換できるハードウェアエンコードのNVENCを備えているのもポイントだ。

 さらに、GeForce RTX 50シリーズはAI処理に強く、ローカルで画像生成などを行なうための環境を作れる。つまり、動画編集などクリエイティブワークの副業にチャレンジしやすいというわけだ。

GPUにはGeForce RTX 5070 Laptop GPUを採用。ほとんどのゲームを快適にプレイできる性能はもちろん、動画のエンコードやAI処理にも強い
第9世代NVENCを備え、動画のH.264/H.265/AV1への高速なエンコードが可能なのも大きな特徴だ

 3つ目は高速通信への対応だ。ワイヤレスネットワークとしてWi-Fi 6Eを備えており、最大2.4Gbpsの高速通信をサポートする。接続先のネットワークが対応している必要はあるが、Wi-Fi 6Eは混信が少ない6GHz帯の周波数を利用する。そのため、自宅だけではなく、職場やカフェ、コワーキングスペースなど混雑しがちな場所でも、大容量ファイルのやり取りやオンライン会議を快適にこなせるのだ。

 スリム型のノートPCでは非搭載が多い有線LANも備えているので、一部のホテルなど有線しかないネットワーク環境にも対応できるのは心強いところだ。

Wi-Fi 6Eを備え、最大2.4Gbpsでのワイヤレスネットワーク接続が可能

高性能なCPUとGPUは「自己投資」に貢献

 仕事だけではなく、高性能なゲーミングノートPCは新しい分野に挑戦するための学習、プライベートの充実など「自己投資」にも大きく貢献してくれる。その1つが、プログラミング学習の挫折を防いでくれること。Pythonなどプログラム言語を動かしながら学ぶのに十分な性能があるのはもちろん、GeForce RTX 5070 Laptop GPUによって機械学習のライブラリであるTensorFlowやPyTorchをローカル環境でもスムーズに実行できる。

 いろいろ試せる環境が整っているのは大きな強みだ。

GeForce RTX 5070 Laptop GPUによってローカルでもTensorFlowによるディープラーニング環境の構築が可能だ

 2つ目はAI活用のハードルが低くなることだ。G TUNE P5-I7G70BK-Cには、AI処理専用プロセッサのNPUは備わっていないが、先述の通りAI処理にも強いGeForce RTX 5070 Laptop GPUを搭載しているので、AI画像生成や大規模言語モデル(LLM)も手軽に試せる。

高性能なCPU/GPUを備えているため、大規模言語モデル(LLM)をローカル環境で動かすことも簡単にできる

 3つ目はeスポーツに挑戦できること。高いCPUとGPUに加えて、ゲーム画面の滑らかな描画を可能にする165Hzの高リフレッシュレート液晶も備えている。これにより、FPS/TPSや格闘ゲームといった競技性の高いゲームを、低遅延で快適にプレイ可能だ。

 現在eスポーツは幅広い年齢層がプレイするようになっており、生涯楽しめる新しい趣味の1つと言っていい。コミュニティも活発で、同じ趣味を楽しむ仲間を見つけやすいのもよいところだ。

15.6型と大きめでWQHD解像度のディスプレイを搭載
165Hzの高リフレッシュレートに対応しているので滑らかな描画でゲームをプレイできる

高い機能性能に24時間高負荷が続いても余裕の安定性

 ここまで、G TUNE P5-I7G70BK-Cは高い性能を持つと説明してきたが、具体的にどの程度の性能なのかをベンチマークで確認する。まずは、定番のCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」、PCの基本性能を測る「PCMark 10」、3Dベンチマークの「3DMark」を実行する。なお、検証ではメモリ32GBモデルを利用している。

 パワーセッティングとして「パフォーマンスモード」「バランスモード」「静音モード」が用意されているが、テストでは最も性能が出る「パフォーマンスモード」に統一している。

パワーセッティングは「パフォーマンスモード」に設定してテストを行なった
Cinebench 2024の結果
PCMark 10 Standardの結果
3DMark Steel Nomadの結果
3DMark Fire Strikeの結果
3DMark Speed Wayの結果

 Cinebench 2024は、Multi Core、Single Coreとも高いスコアが出ている。PCMark 10のスコアも総じて高めで、オフィスワークもクリエイティブワークもこなせるパワーを裏付けたと言っていい。3DMarkに関してもアベレージスコアを超えており、GeForce RTX 5070 Laptop GPUの性能をしっかり引き出せている。

 たとえ高性能なCPUやGPUを搭載しても、冷却性能が低いと、すぐに高温になり、スロットリングが発生するため、性能を維持できない。本製品ならそういった心配は無用だ。

 実ゲームではどうだろうか。今回は描画負荷が軽めから重量級まで7タイトルを用意した。ディスプレイの解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)なので、フルHDとWQHDの2種類で計測。基本的に最高画質設定でアップスケーラーやフレーム生成に対応しているものは、それぞれ利用している。テストしたゲームと条件は以下の通りだ。

 なお、Battlefield 6、モンスターハンターワイルズ、サイバーパンク2077は、GeForce RTX 50シリーズだけで使えるDLSS 4によるマルチフレーム生成に対応したタイトルだ。

  • オーバーウォッチ2: 画質“エピック”で、botマッチを実行した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
  • Apex Legends: 最高画質で、射撃訓練場の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
  • ストリートファイター6: 画質“HIGHEST”で、CPU同士の対戦を実行した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
  • ELDEN RING NIGHTREIGN: 画質“最高”で、円卓の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
  • Battlefield 6: 画質“オーバーキル”、DLSS“バランス”、マルチフレーム生成4xで、シングルキャンペーンモードの夜間襲撃で60秒移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
  • モンスターハンターワイルズ: 画質“ウルトラ”、DLSS“バランス”、マルチフレーム生成4xで、ベースキャンプの一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
  • サイバーパンク2077: 画質“レイトレーシング: オーバーライド”、DLSS“バランス”、マルチフレーム生成4xで、ゲーム内のベンチマーク機能を実行
ベンチマーク結果

 ストリートファイター6とELDEN RING NIGHTREIGNは最大60fpsのゲームだ。最高画質かつWQHDでも、ほぼフレームレートの上限に達している。それ以外のゲームでは、フルHDなら165Hzのリフレッシュレートをフル活用できる高いフレームレートが出ているのがポイント。滑らかな描画でわずかな敵の動きも把握しやすく快適なプレイが可能だ。

 モンスターハンターワイルズやサイバーパンク2077は描画負荷が高いタイトルだが、それでもWQHDで平均100fpsが出ている。マルチフレーム生成の威力がよく分かるところだ。

 さて、ゲームはもちろん、長時間の仕事や学習においても、高負荷状態でもマシンが安定動作してくれることは何にも増して重要だ。そこで、動作の安定性も試す。

 今回はCPUとGPUの両方に高い負荷がかかる「サイバーパンク2077」を24時間動作させた時の温度と動作クロックの変化を「HWiNFO Pro」で測定した。併せて開始時、12時間後、24時間後のそれぞれでサーモグラフィを使った温度も確認している。室温は25℃だ。

高負荷時の温度推移
高負荷時のクロック推移

 ゲームなのでシーンよって負荷が変わることもあって、温度のブレもそれなりに大きいが12時間を超えたあたりからCPUは77度前後で安定、GPUも85度前後で安定となった。これはどちらもまったく心配のいらない温度だ。極端に温度が上がるシーンもなく、長時間でも安定して動作できていた。

 動作クロックに関して、CPUは負荷の変化でそれなりに変動しているが、GPUについては2,530MHz前後でほぼ動作。24時間を通して大きな変化がなく長時間でも安定して性能を出し続けられていた。熱によるトラブルや性能低下はまったく見られず、冷却システムは優秀と言える。

 なお、長時間動作させるとACアダプタがそれなりに熱くなるので、熱がこもらない場所に置くことは意識しておきたい。

起動直後のサーモグラフィ。27度前後だ
サイバーパンク2077動作開始から12時間後のサーモグラフィ。赤い部分は52度程度まで上がった
サイバーパンク2077動作開始から24時間後のサーモグラフィ。12時間後とほとんど変わらない温度になった

 サーモグラフィで見ても12時間後と24時間後でほとんど温度に変化はなかった。長時間駆動でもしっかり冷却できているのが分かる結果だ。それに温度が高いのは中央付近だけでゲームのプレイによく使うWASDキー周辺の温度は低く、操作に影響が出ないようになっているのもポイントだ。

 また、サイバーパンク2077を実行したときの動作音も確認した。前面と上部、背面のそれぞれ10cmの位置に騒音計を設置して測定している。

高負荷時の動作音

 底面から吸気して側面と背面から排気するシステムなので、右側面や背面の動作音は大きめとなっている。本製品は静音化にも強化、配慮しているため、ゲーミングノートPCとして見たときは、騒音は抑えられている方だ。むしろ、長時間駆動の安定性から考えると、この動作音でこの冷却能力はあっぱれと言ってよいだろう。もちろん、ゲームのような高負荷がかかる用途意外で騒音に悩まされることはないだろう。

G TUNE P5-I7G70BK-Cは未来の自分への投資を行なえるツール

 最後にそのほかの特徴を紹介しておこう。本体のサイズは361×248×26.3mmで、重量は約2.19kg。

 インターフェイスは、左側面にUSB 3.2 Gen 1、USB 2.0、ヘッドセット端子、右側面にUSB 3.2 Gen 2、USB 3.2 Gen 2 Type-C、背面にGigabit Ethernet、HDMI、Mini DisplayPortを装備。ディスプレイ上部にはプライバシーシャッター付きのWebカメラ(200万画素)とマイクを搭載する。

 ワイヤレス機能は、Wi-Fi 6EとBluetooth 5を搭載している。キーボードは日本語配列でテンキーも搭載。バックライトも内蔵しており、アプリで発光色の変更も可能だ。

左側面にUSB 3.2 Gen 1、USB 2.0、ヘッドセット端子
右側面にUSB 3.2 Gen 2、USB 3.2 Gen 2 Type-C
1000BASE-Tの有線LAN、HDMI出力、Mini DisplayPort出力
キーボードは日本語配列でテンキーも備わっている。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mm
バックライトの発光色や明るさはアプリで変更が可能だ。キーごとやゾーン分けといった設定はなく、キーボード全体を一括で変更する

 今回の検証の結論として、マウスコンピューターのG TUNE P5-I7G70BK-Cは、快適にゲームをプレイできるだけではなく、「未来の自分への投資」を行なえるツールだ。高性能なCPU/GPUの存在は、動画編集を覚えて副業にしてみたい、これから重要になるAIを使ったさまざまな処理を試したい、プログラミング言語を学びたいといった、PCを使ってやりたいことが出た場合、それに対してスムーズに取り組めるのが大きな強みとなる。

 また、黒い筐体だとインテリアにマッチしにくい、という人にはホワイトモデルとレッドモデルもある。PCの買い替えに迷っているなら、ぜひともこの1台を検討に入れてほしい。仕事もプライベートもより充実させ、あなたの新しい未来を切り開く相棒になってくれるハズだ。