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性癖にドストライク……。BenQの4K/144Hzモニター「PD3226G」でゲームと仕事をしたら最高でした
- 提供:
- ベンキュージャパン株式会社
2025年7月11日 06:30
趣味で、仕事で、映像や写真、イラスト、3Dグラフィックスなどの制作を行なっている方に質問。自宅のPCモニターで、制作作業だけでなくゲームもガッツリ遊びたいと思ったことはないだろうか?単にゲームがプレイできればよいのではなく、制作に耐えうるハイクオリティな画質でありながら144Hzといったハイリフレッシュレートでヌルヌル動く、そんなモニターはないのだろうか。
かく言う筆者もそんな思いを抱く一人なのだが、実際の製品選びは悩ましい。制作作業に主軸を置いてクリエイター向けの4Kモニターから選ぼうとすると、PCゲーム環境に求める144Hzなどのハイリフレッシュレート対応のモデルがほとんど見当たらない。4K/144Hz対応のゲーミングモニターから選ぼうとすると、画質調整やKVM(PC切り替え機)など、制作面で必要とする機能を満たしてくれるものがない。両タイプのモニターを設置するスペースはないし、1台で全部こなすほうが楽に決まっている。
そんな状況で登場したのが、BenQのクリエイター向けの4K/144Hz対応モニター「PD3226G」。高画質かつクリエイティブワークをサポートするさまざまな機能を満載しながら、リフレッシュレート144Hzに対応している求めていた仕様だ。
数週間試用した上での結論を最初に述べておくと、映像制作環境として申し分ないだけでなく、ゲーミング環境としても従来のゲーミングモニター以上に筆者のツボにはまっている……。いや、性癖にドストライクというレベルの仕上がり。そんなクリエイティブ兼ゲーミング環境としてのPD3226Gの魅力をお伝えしていきたい。
みんな、このスゴさに気付いてる?
PD3226Gはゲームクリエイターやアニメ制作者を意識したデザイナー向けモニターという位置付けの製品だ。そう聞くと映像制作者や写真編集者には関係ないモデルでは、という声が出てきそうだが、スペックを見るとしっかりと映像制作に耐えうるものになっている。筆者が自宅で使っているBenQの4KゲーミングモニターMOBIUZ EX2710Uよりも制作向け機能ははるかに充実しているし、絵作りの方向性も違う。
また、筆者は職場では映像制作やWebページ制作、DTP用の複数環境でBenQの少し古いクリエイター向けモデルPD2700Uを常用しているが、そちらとPD3226Gを比べてみても、機能面、画質面とも“はるかに”上を行っていることが分かった。そんなわけなので、各ジャンルのクリエイター兼ゲーマー達は安心して読み進めてほしい。
さて、改めてBenQ PD3226Gの仕様を確認していこう。パネルサイズは31.5型、解像度は4K(3,840×2,160ドット)だ。IPS方式の液晶パネルを採用しており、バックライトはLED。輝度は400cd/平方m、コントラストは1,200:1。HDR規格はHDR10とDisplayHDR 400に対応している。
10bit入力に対応し、表示色は10億7千色。色域はWebページやYouTube動画での基準となるsRGB/Rec.709は100%カバー、そしてより広色域となるDisplay P3/DCI-P3は95%カバーしている。
色の再現性については、Delta E(avg)≤2で、プロフェッショナルレベルの高い色再現性を保証するCalMAN認証やPantone認証を、さらに各種の肌色を正確に再現できることを保証するPantone SkinTone認証も取得している。肌の色の表現は映像では特に気を使うポイントの1つ。Pantone SkinTone認証はそれに対するBenQの自信の表れと言える。
画質面で特筆しておきたい点の1つが「ムラ補正機能」。液晶モニターの画面には程度の差こそあれ輝度(明るさ)のムラがある。ムラが大きいと白1色、グレー1色を全画面に表示しても厳密な意味で均一な単色には見えない。写真や映像のデータに対しての再現性にも悪影響がある。PD3226Gにはこの輝度ムラを補正する機能が搭載されている。
もう1つが、映り込み軽減のためのパネル表面処理「ナノマットコートパネル」。いわゆる非光沢処理の進化版なのだが、これがすごい効果。写真を見てもらえば分かるように、通常の非光沢処理のPD2700Uと比べてもハッキリと映り込みが抑えられている。そのため表示する映像が周辺環境の影響を受けにくいし、設置場所や部屋のライティングの自由度も飛躍的に高まる。
実際に映像を表示してみると、まずしっとりと落ち着いた印象を受けた。おそらくナノマットコートパネルの効果で外光反射が少ないため、黒が締まって見える。同じ映像をPD2700UとPD3226Gで表示してみると、同じsRGBモードでもPD3226Gの方が情報量が多く感じられる。そもそもPD2700Uは一回り小さい27型なのでサイズに起因する部分も大きいが、暗部の再現性やムラの少なさによる正確なデータの再現が効いていることも確かだ。
EX2710Uとは同じ環境で比較できなかったので正確なコメントはできないが、EX2710UはsRGBモードでも絵作りの方向性が異なり、よりカッチリ、パキッとしたインパクト重視の映像という印象。制作よりコンテンツを楽しむのに向いている感がある。
PD3226Gの落ち着いた画質は作業環境の改善にもつながる。筆者はPremiere ProやOBS、テキストエディタなど、細かな文字情報が多いアプリケーションを多用するのだが、いずれを使っても見やすく、ストレスを感じにくくなった。特にEX2710Uでこの手の作業をすると視認性は高いが長時間使っているとちょっと目が疲れていたので、PD3226Gの画質傾向はありがたいところだ。
筆者感涙、PD3226Gでゲームを遊ぶと想定以上の効果が!
この画質でゲームをプレイするとどうなるのか、という本題に入る前にPD3226Gのハイリフレッシュレート対応について触れておこう。本機は最大リフレッシュレート144Hzに対応、テアリングやスタッタリングを軽減するFreeSync Premiumにも対応している。つまり、ハイリフレッシュレート対応については一般的なゲーミングモニターと同レベルということだ。 EX2710Uの4K/144Hz環境に慣れきっている筆者としては、外すことのできない仕様でもある。
さて、実際にサイバーパンク2077をプレイしてみたところ、一見してハッとさせられる。暗部の表現や色のグラデーションなどが分かりやすく、画面内の情報が増えたような印象を受ける。ゴミゴミした未来都市の細部まで目に入ってくる。そしてその絵がハイリフレッシュレートでヌルヌル動く!もう感動しかない。
さらに、フィルム映像のような粒状感を載せるフィルムグレイン処理を有効にした場合もフィルムっぽさが分かりやすく表現されていた。こういったビジュアル効果の違いの分かりやすさも特徴だろう。
EX2710Uはゲームの楽しさ、迫力をより引き立ててくれるガツンとくる絵作りで、ゲーミングモニターとしてはまさに王道の作り。没入感がすごい。対して、PD3226Gは素材をいいところも悪いところもそのまま出してくる。ゲームによっては味も素っ気もない絵になるかもしれない。
だが、筆者としてはそれもいい。制作者の意図をまず知ってから作品を解釈したい。とことん作り込まれたAAAタイトルのディテールをチェックするのも楽しいし、シンプルなビジュアルのインディーゲームがゲーム性だけで勝負したいという意図を感じるのも悪くない。近年の高機能テレビでは映像制作者の意図を忠実に再現するための画質モード「FILMMAKER MODE」を搭載しているが、そういったアプローチがゲームにも欲しいと考えているくらいなので非常によろこばしいプレイ環境だ。
感動の余りちょっと筆者の嗜好に走り過ぎてしまったが、そもそもエントリークラスのモニターとは一線を画した画質で上質なゲーム体験ができることは確実だ。
さらに、YouTubeやAmazon Prime Videoの動画においてもおおむね似たような印象になる。落ち着いたトーンながらも情報量が多い。特徴的だったのが、電子書籍のマンガだ。PD3226Gは反射が少なく、ムラも少ないのでちょっと紙のような印象になって面白い。総じてビジュアルコンテンツを楽しむという視点からも非常によいモニターだと感じた。
クリエイターもビジネスパーソンも注目!作業環境としての完成度もバツグンだ
PD3226GはクリエイターやビジネスパーソンのPC作業環境としても超一級品だ。まずはスタンド。足が平面で上にものを置きやすい。つまり、PCデスクを効率的に利用できる。フラットだから、スマホ、キーボード、書類、文房具なんでも置ける。フラットなら当たり前だろうと言われるかもしれないが、近年見かけるゲーミングモニターのV字型の足だとカッコいいけどこうはいかないのでご注意を。
実は大きな差があるインターフェイスまわり
インターフェイスまわりはBenQのこだわりが炸裂しているポイント。映像入力は、HDMI、DisplayPortに加えて、Thunderbolt 4にも対応。Thunderbolt 4を使えば、ケーブル1本でノートPCへの給電と映像の入力、さらにPD3226GのUSBハブ機能へのアクセスが実現できる。出先から持ち帰ったノートPCをサクッとケーブル1本で使いつつ充電することが可能になる。
USBハブ機能は、液晶パネル下部のType-C、Type-A 3基と、背面のThundrbolt 4ポートにつないだUSB機器を、KVMと表記のあるThundrbolt 4ポート(KVM1)もしくはType-Cポート(KVM2)に接続したPCから利用できる。
さて、KVMと書かれたポートが2基あるのがポイント。KVM1とKVM2にそれぞれ別のPCをつないでおけば、PD3226Gに接続されたUSBデバイスを切り換えて使うことができるのである。
USB接続のキーボード、マウスやWebカメラ、マイクなどをデスクトップPCとノートPCで切り換えて使うことができる。さらに、KVM1を選べば、その接続先のPCが使っている映像入力に切り替わる、といった設定ができるのも便利だ。
本当にすごいのはここから先である。多機能、高機能なモニターは他社にも存在するし、KVM機能付きのモニターの選択肢は少ないが他社でもいくつかある。PD3226Gのスゴさはそれをとことん使いやすくしてユーザーの作業効率を上げようとしているところだ。
KVMや表示モードの切り替えと言った各種機能は本体下部の操作スティックとボタンで設定でき、そのOSD操作は各社製品の中でもかなり使いやすい部類に入る。しかし、PC用のユーティリティDisplay Pilot 2と付属の専用コントローラ「ワイヤレスホットキーパック」を使えば別次元の使い勝手がもたらされる。
特筆すべきはワイヤレスホットキーパックで、複数のボタンやダイヤルコントローラに柔軟に機能を割り当てて、ボタン一発で呼び出すことが可能になる点。たとえば、sRGBモードやDisplay P3モードといった表示モードをボタン一つで呼び出す、2種類の表示モードを画面の左右に分けて表示するデュアルビュー機能を呼び出すといったことが可能。OSD操作が面倒でモニターの機能を使いこなせないという方は少なくないと思うが、ぜひ注目してほしいところ。
ちなみにHDMI入力をボタン1つで呼び出すといったことも可能で、HDMI→DP→TBとトグルで切り換えると信号のスキャンでいちいち止まることを避けられる。
BenQ PD3226Gはクリエイティブ作業とゲーミングをハイレベルで実現してくれる希有な存在であることがお分かりいただけたかと思う。しかもゲーミングにおいては従来のゲーミングモニターとは異なる文字通りモニターライクな絵作りも楽しめる。クリエイティブ作業においては効率とクオリティを両方高めることができる。価格は決して安くはないものの、クリエイター向けとゲーミングのモニターを両方買うと同じ程度のコストは発生するし、そもそも2台の大型モニターを設置できない人も多いはず。そういった意味で、PD3226Gは刺さる人には唯一無二の選択肢となるだろう。
































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