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13型ノート+モバイルモニターの代わりに、16型WQXGAノート1台という選択肢が今アツい!
~マウスコンピューターの「DAIV Z6」はモバイルノートの隠れた(?)新名機
- 提供:
- 株式会社マウスコンピューター
2023年7月25日 06:30
自宅やオフィスにおいてデュアルモニターでPCワークをしている方は多いことだろう。筆者自身もそうだ。快適なデュアルモニター環境に慣れているユーザーが、ノートPC、特に11~13型前後のマシンを使ったときに最も不満を感じるのが画面のサイズと解像度。Windowsのように、たとえOSがマルチウィンドウに対応していても、画面サイズ、解像度に制限を受けてしまうのであれば、快適な作業などままならない。
そんなストレスを感じたことのある方にオススメしたいのが、16型WQXGAのディスプレイを搭載した、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I7I01SR-A」(以下、DAIV Z6)だ。本製品のディスプレイは16型と大きく、また一般的なフルHD(1,920×1,080ドット、207万画素)に対して、WQXGA(2,560×1,600ドット、409万画素)の液晶パネルを搭載している。つまりフルHDに対して、約2つ分の情報量を備えている。サブモニターを購入する出費も、外出先に持ち運ぶ必要もなく、本製品だけで複数ウィンドウを開いて快適に作業できるのだ。
もちろんマルチモニターが便利なのは事実だが、モバイルで利用するのがメインなら、16型解像度モニターノートというイマドキの選択肢があるのだ。
WQXGAなら2ウィンドウに十分な解像度を持たせつつ同時表示可能
アスペクト比が異なるので、単純にフルHDディスプレイ2枚分とはいかないが、16型WQXGA(2,560×1,600ドット)なら、たとえば1,660×1,600ドットと900×1,600ドットのように、各々に十分な解像度を確保しつつ、2つのウィンドウを表示できる。1つのウィンドウで情報を参照しつつ、もう1つのウィンドウでドキュメントを作成という作業スタイルが実に快適なのだ。
具体例を挙げると、大画面でWebの公式情報を参照しつつ小画面でWord文書を執筆、小画面のChatGPTでアイディアを練りつつ大画面のPower Pointでプレゼン資料に反映する、小画面でTwitter投稿を眺めつつ大画面で書類を作成、などが考えられる。情報確認、アイディア出し、ちょっとした息抜きなどのためにマルチウィンドウ環境は非常に重宝する。一度このスタイルに馴染んだら、二度と以前の環境には戻れなくなるほどだ。
Windows 11には大画面を生かす便利機能が各種搭載
せっかくの広々としたデスクトップ領域があっても、ウィンドウの配置が面倒だと作業がいちいちストップしてしまう。その点、Windows 11には「ウィンドウスナップ」機能が搭載されており、ウィンドウをさまざまな配置に素早く整列可能だ。
ウィンドウスナップはマウスカーソルをウィンドウの最大化ボタンに重ねるか、「Windows+Z」キーで表示できる。慣れれば瞬時に複数ウィンドウを思い通りに配置可能だ。高解像度ディスプレイでこそ、積極的に活用したい機能だ。
マルチウィンドウをスムーズに利用するためにもう1つ使いこなしたいのが「仮想デスクトップ」機能。バーチャルなデスクトップを作成し、それぞれに複数のウィンドウを配置しておけば、ワンクリックまたはショートカットキーで即座に作業画面を切り替えられるのでシングルモニターでマルチモニターに近い効率が得られる。起動するアプリ、ウィンドウの数が多すぎると動作が重たくなるが、メモリ容量を増設してでも活用したい便利機能だ。
デュアルモニター環境の場合、目の移動距離が長くなるが、ノートPC単独のマルチウィンドウ環境であれば正面を向いたままでOK。画面サイズが異なる場合は単純に比較できないが、視線の移動、首の回転をひんぱんに行なうより負担は少ないはずだ。
16型WQXGAはフルHDを大きく凌駕する利便性、体験を得られる
16型WQXGA ディスプレイのメリットはマルチウィンドウだけではない。1つのアプリを全画面表示したフルスクリーン表示では、11~13型のフルHDディスプレイを大きく凌駕する体験を得られるのだ。
たとえばPhotoshopなどの写真編集アプリでは、大きな画面で細かなディテールを確認可能。もちろんズームイン、ズームアウト操作をしなくなるわけではないが、その頻度は激減する。その分、作業効率が着実に向上する。
Premiere Proなどの動画編集アプリでは、フルHD動画を等倍に近いサイズでプレビュー表示させた状態で、タイムラインも表示できる。動画編集時のカット、トリミング作業で、画面の細部をチェックしつつ、必要な映像、不要な映像を素早く判断できるわけだ。
大画面、高解像度が重宝する意外な用途がExcelなどの表計算アプリ。大きなシートの全体像を表示させつつ、セルの中の細かな数式、数字、文字列を読み取れる。DAIV Z6にはテンキーが搭載されていることも、表計算アプリ利用時の大きなアドバンテージだ。
そしてもちろん、YouTubeなどの動画を視聴する際には、1440pなどの高解像度で再生できる。大画面で解像度が高くなると、奥行きまで感じられる。ディスプレイはDolby Vision、スピーカーはDolby Atmos対応ということもあり、DAIV Z6は、ビジネス&クリエイティブワークだけでなく、エンターテイメント用途でも活躍してくれるマシンなのだ。
16型ディスプレイを搭載しつつ、軽さと剛性を両立したマグネシウム合金素材を採用することで、約18.5mmの薄型、約1.49kgの軽量ボディを実現。これは13型クラスの軽量ノートとモバイルモニターのセットより薄く、軽い。できるだけ荷物を軽くしたい出張時など、あえて16型を選ぶことでトータルの持ち物を減らし軽くできるのだ。
16型の大画面、パワフルなCore Hプロセッサーを薄型軽量ボディに凝縮
DAIV Z6のスペックを解説していこう。OSはWindows 11 Home、CPUは第12世代(Alder Lake)のCore i7-12700H(6P+8Eコア/20スレッド、最大4.70GHz)を採用。メモリは16GB(DDR4-3200、SO-DIMM、8GB×2、最大64GB)、ストレージは512GB SSD(PCIe Gen3 x4接続)を搭載。OS、メモリ、ストレージは購入時にカスタマイズできる。ストレージはデュアル構成も選択可能だ。
ディスプレイは16型WQXGA液晶(2,560×1,600ドット、16:10、sRGB比100%、90Hz、Dolby Vision対応、非光沢)を搭載。ディスプレイ上部には200万画素Webカメラ(Windows Hello顔認証対応)とデュアルアレイマイクを内蔵。前述の通り、スピーカーはDolby Atmos対応のステレオ仕様だ。
インターフェイスも非常に充実しており、Thunderbolt 4(データ転送、映像出力、USB Power Delivery対応)×1、USB 3.1 Type-C(映像出力、USB Power Delivery対応)、USB 3.0×2、HDMI、SDメモリーカードスロット(UHS-I)、3.5mmコンボジャックを装備。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(最大2.4Gbps)、Bluetooth 5をサポートしている。
ここまで解説した通り、本体のディスプレイのみでも快適な作業が可能だが、Thunderbolt 4、USB Type-C、HDMIを同時利用すれば、本体と合わせて最大4画面のマルチディスプレイ環境も構築できる。また、デジカメで撮影した写真をSDメモリーカードスロット経由でカードリーダーなしに取り込める。充実したインターフェイスはクリエイター向けのDAIVシリーズならではの装備だ。
本体サイズは約353.7×245.3×18.5mm、重量は約1.49kg。80Whのリチウムポリマーバッテリを内蔵しており、バッテリ駆動時間は約12.5時間(JEITA測定法Ver.2.0)。薄型、軽量ボディと相まって、モバイル用途でも活躍してくれるマシンだ。
製品名 | DAIV Z6-I7I01SR-A |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i7-12700H(6P+8Eコア/20スレッド、最大4.70GHz) |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB(DDR4-3200、SO-DIMM、8GB×2、最大64GB) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe Gen3 x4接続) |
ディスプレイ | 16型WQXGA液晶(2,560×1,600ドット、16:10、sRGB比100%、90Hz、Dolby Vision対応、非光沢) |
ワイヤレス通信 | Wi-Fi 6(最大2.4Gbps)、Bluetooth 5 |
インターフェイス | Thunderbolt 4(データ転送、映像出力、USB Power Delivery対応)、USB 3.1 Type-C(映像出力、USB Power Delivery対応)、USB 3.0×2、HDMI、SDメモリーカードスロット(UHS-I)、3.5mmコンボジャック |
入力デバイス | 101キー日本語キーボード(キーピッチ約19mm、キーストローク約1.2mm、バックライト内蔵) |
カメラ | 200万画素Webカメラ(Windows Hello顔認証対応) |
サウンド | ステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)、デュアルアレイマイク |
バッテリ容量 | 80Wh(リチウムポリマー) |
バッテリ駆動時間 | 約12.5時間(JEITA測定法Ver.2.0) |
本体サイズ | 約353.7×245.3×18.5mm |
重量 | 約1.49kg |
Core Hプロセッサーを搭載しているだけにクリエイティブワークにも実用十分な性能
DAIV Z6には第12世代(Alder Lake)のCore i7-12700Hが搭載されている。1世代古いCPUではあるが、ハイパフォーマンスノートPC向けのCore Hプロセッサーを搭載した本機が、どのぐらいの性能を発揮してくれるのかチェックしてみよう。
CINEBENCH | |
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R23.200 | |
CPU(Multi Core) | 14,637 |
CPU(Single Core) | 1,778 |
CINEBENCH R20.060 | |
CPU | 5,667 |
CPU(Single Core) | 685 |
CINEBENCH R15.0 | |
OpenGL | 104.69 |
CPU | 2,284 |
CPU(Single Core) | 261 |
まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は14,637、CPU(Single Core)は1,778を記録した。6P+8Eコア、20スレッドのCPUを搭載しているだけに、マルチスレッド性能が優秀だ。この効果は実際のアプリケーションでも確認してみよう。
ゲーム系ベンチ | |
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3DMark v2.26.8125 | |
Time Spy Extreme | 738 |
Time Spy | 1,631 |
Fire Strike Ultra | 1,006 |
Fire Strike Extreme | 1,943 |
Fire Strike | 4,251 |
Wild Life Extreme | 2,933 |
Wild Life | 10,355 |
Night Raid | 15,531 |
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク | |
1,280×720ドット 標準品質(ノートPC) | 9,929 |
1,920×1,080ドット 標準品質(ノートPC) | 5,365 |
3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで1,631、Fire Strikeで4,251、Wild Lifeで10,355となった。ちなみにTime Spyの推定ゲームパフォーマンス(Estimated game performance)を見てみると、「Apex Legends」(1080p Ultra)で50フレーム以上と表示されている。そして、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1,920×1,080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは「5365(普通) 」だ。この2つと同じぐらいの負荷のゲームであれば、実用上問題ない速度でプレイできるわけだ。
ストレージベンチ | |
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SSDをCrystalDiskMark 8.0.4で計測 | |
1M Q8T1 シーケンシャルリード | 3,134.641 |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 1,893.914 |
1M Q1T1 シーケンシャルリード | 1,791.635 |
1M Q1T1 シーケンシャルライト | 1,507.782 |
4K Q32T1 ランダムリード | 369.626 |
4K Q32T1 ランダムライト | 404.648 |
4K Q1T1 ランダムリード | 53.581 |
4K Q1T1 ランダムライト | 128.01 |
ストレージ速度については、1M Q8T1 シーケンシャルリードは3,134.641MB/s、1M Q8T1 シーケンシャルライトは1,893.914MB/sという結果になった。PCI Gen3 x4接続SSDとしては順当な結果。これ以上のパフォーマンスが必要なら、プラス7,700円からアップグレードできるPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG PM9A1」も選択できる。
PCMark 10 v2.1.2600 | |
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PCMark 10 Score | 5,947 |
Essentials | 10,325 |
App Start-up Score | 14,048 |
Video Conferencing Score | 8,212 |
Web Browsing Score | 9,543 |
Productivity | 7,922 |
Spreadsheets Score | 7,447 |
Writing Score | 8,429 |
Digital Content Creation | 6,980 |
Photo Editing Score | 10,899 |
Rendering and Visualization Score | 4,641 |
Video Editing Score | 6,724 |
PCMark 10 Modern Office Battery Life | 8時間54分 |
総合ベンチマーク「PCMark 10」は、PCMark 10 Scoreは5,947、Essentialsは10,325、Productivityは7,922、Digital Content Creationは6,980、PCMark 10 Modern Office Battery Lifeは8時間54分となった。PCMark 10の指標の1つ「Office laptop(2020)」のPCMark 10 Scoreは4,611なので、DAIV Z6はその約129%のスコアを記録したことになる。
画像と動画の出力 | |
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「Adobe Lightroom Classic」で100枚のRAW画像を現像 | |
7,952☓5,304ドット、カラー - 自然 | 3分32秒 |
「Adobe Premiere Pro 2023」で実時間5分の4K動画を書き出し | |
3,840×2,160ドット、30fps | 3分46秒 |
実アプリでは、「Adobe Lightroom Classic」で100枚のRAW画像を現像するのに3分32秒、「Adobe Premiere Pro 2023」で実時間5分の4K動画を書き出すのに3分46秒で処理を終えた。どちらのアプリもマルチスレッド処理に対応しており、Core i7-12700Hが6P+8Eコア、20スレッドの威力を発揮した。
単独で快適なマルチウィンドウ環境を構築できるマシンの有力候補だ
16型WQXGAのディスプレイを搭載したDAIV Z6は、マルチウィンドウ環境でビジネスアプリ、クリエイティブアプリを利用するのにもってこい。写真・動画編集も快適にこなすCore Hプロセッサーを搭載し、バッテリ駆動時間もベンチマークで8時間54分を記録。Dolby Vision、Dolby Atmosに対応しているので高品質も映像コンテンツを楽しめる。そして標準モデルで15万9,800円とコスパも良好だ。
サブモニターをつなげなくても、単独で快適なマルチウィンドウ環境を構築できるマシンを探しているのなら、DAIV Z6こそ条件にぴったりと当てはまるマシンだ。