トピック

999gの軽量インテルEvo準拠ノートパソコンでサクッと動画編集できた!

~EvoノートならYouTuber/Vloggerデビューだってカンタン

 高性能カメラを搭載したスマホやミラーレス一眼カメラの登場、アクションカムの進化などのおかげで、誰でも簡単に動画を撮れるようになった。これに伴い、TikTok、InstagramやTwitterなどいろいろなSNSで数多くの動画があふれている。

 TikTokやTwitterの動画投稿、スマホアプリの編集機能やサイトの編集機能などを使い、一発撮りの動画に少し手を加えて(いわゆる”盛る”という作業) サクッとアップするパターンがほとんどのようだ。用途的にも尺的にも秒単位の極短い動画ならこれでまったく問題ない。

最近のスマホは、動画の画質もよいので、まずは手持ちのスマホで撮影し、さらに高画質を狙うならミラーレスカメラを考えればよいだろう。ソニーやパナソニックはVlogger向けの高画質コンパクトカメラも投入しており、そちらも注目されている

 ただ、一度動画を作り始めるとYouTuberやVlogger(Video Bloggerの略。動画を使ってブログのように日々の情報を発信する人を指す)のように、もっと長く、凝ったものを投稿したいという願望が沸々と沸いてくる。いまのスマホやミラーレス一眼は画質的に自然な流れだろう。これは、今の延長でアプリやサイトの機能でも一応実現できるのだが、機能的にはシンプルでまた時間もかかるためできることが限られてしまう。

 動画編集ならばPCが定番ツールなのは言うまでもないが、動画編集向けのいわゆるクリエイター向けのノートパソコンは大きく、重い。YouTubeやVlogコンテンツを作るためだけにこれを購入して持ち歩くのは結構な覚悟が必要だ。

 そこで、薄型、軽量でビジネスバッグやトートバッグに収まるのに、動画編集までこなせる高い性能を持った「インテルEvoプラットフォーム」準拠のノートパソコン(以下、Evoノート)に注目したい。Evoノートはこの冬大手PCメーカーが次々投入している最新のノートパソコン。多くは薄型で重量は1kg前半以下、ライトなゲームなら余裕で動作する性能を備え、しかもバッテリ駆動時間も長い。仕事で使う薄型ノートで、ちょっと凝った動画編集までやってしまおうというわけだ。

 今回の企画は、デル「Inspiron 13 7000 MI73-AWHB」を例に、スマホを使って撮影した動画を編集し、YouTubeにアップするところまでの流れをレポートしたい。YouTubeなどに投稿してみたい方も、すでに簡単な投稿していてもう少し凝った作品を載せたい方も参考にしていただければと思う。

今回使ったスマホはソニーのXperia 1 II。ZEISSの刻印がかっこいい。動画専用のCinema Proアプリを使えば2Kや4K解像度での動画撮影ができる。スマホで4K動画が撮れるとはなかなかすごい時代になったものだ。今回は一般的なフルHD解像度でのYouTube投稿を意識して2Kで撮影している

クリエイター向けノートはいろんな意味で重過ぎる? そんなあなたの味方“Evoノート”

 インテルEvoプラットフォームは、Intelが目指す現代的なノートパソコンを実現するための基準。CPUやSSD、無線LANの仕様といったパーツ構成だけでなく、そのPCで“できること”、OSやアプリの高速起動、長時間のバッテリ駆動(フルHD液晶モデルで9時間以上)、高速レジュームなどについて細かく規定されているのが特徴だ。Evoノートは、最新PCならでは快適な作業ができることが保証されていると言える。

 これらに加えて筆者として興味深いのは、前面カメラ、マイク、スピーカーなどの仕様も定義していること。テレワークのニーズが高まるなかで、とくに音に関してこれまではイマイチだったノートパソコンが存在することは否定できない事実。しかし、Evoラベルが貼ってあれば心配無用だ。

 今回使用したInspiron 13 7000 MI73-AWHBの基本スペックは以下のとおりだ。

Inspiron 13 7000 MI73-AWHBはシンプルなデザイン。液晶のフチも狭い
背面部。メタリックなシルバーで質感は高い
おもな仕様
CPUIntel Core i7-1165G7(4コア8スレッド、定格2.8GHz/ターボ時最大4.7GHz)
GPU(CPU内蔵)Intel Iris Xeグラフィックス
メモリLPDDR4x 4266 8/16GB
SSDPCI Express対応512GB
ディスプレイ13.3型フルHD(sRGB 100%)
インターフェイスThunderbolt 4、USB 3.1、HDMI、SDカードリーダ、ヘッドフォン/マイクなど
無線LANWi-Fi 6対応
本体サイズ(W×D×H)304.1×197.65×16.5mm
重量999g

 本機のコンセプトは動画編集専用のいわゆるクリエイター仕様ではない。どちらかというと、普段使いやビジネスパーソン、学生に向けたものだろう。しかし、ビジネスバッグやトートバッグに入れて気軽に持ち運べるサイズと重さに最新世代のCPUや高速なSSDが組み込まれており、簡単な動画編集ならサクッとこなせてしまう。今回のお題である、いつでもどこでも持ち歩け、その場で動画編集するといった用途にマッチした1台と言えよう。

右側面。左からUSB 3.2 Type-A、ヘッドフォン/マイク、microSDカードスロット
左側面。左からACアダプタ端子、HDMI出力、USB 3.2 Type-A、Thunderbolt 4
キーボードはバックライト付き。右上の電源ボタンは指紋センサーを兼ねている。これを使えば、煩わしいWindowsログイン時のパスワード入力は不要になる
小柄な女性でも持ち運びやすいサイズだ
【比較用Haswellノートのスペック】CPU:Core i7-4700MQ(4コア/8スレッド、2.4GHz/ブースト時最大3.4GHz)、GPU:HD Graphics 4600(CPU内蔵)、メモリ:DDR3-1600 16GB、SSD:Intel SSD 330 256GB(Serial ATA 3.0)

 “薄型ノートなのに動画編集までできる性能”と言ってもレベルはさまざま。具体的にどの程度なのかを調べるため、パソコン使用感の指標となるベンチマークソフト「PCMark 10」を使って性能を確認してみた。比較対象は2014年頃に発売されたHaswell世代(第4世代Core)のハイエンドノートパソコン。これに近いスペックの製品をいまだに使っている方も多いはずだ。

 結果を見ると、総合スコアの「PCMark 10」、Webブラウジングなど普段使いの快適さの指標となる「Essentials」、オフィスアプリの性能指標となる「Productivity」、動画や写真編集処理の指標となる「Digital Contents Creation」、アプリケーション起動時間の指標となる「App Start-up」のいずれの項目においても、EvoノートはHaswellノートを大きく上回っている。とくに「Digital Contents Creation」ではEvoが約1.8倍のスコアを記録した。

 この結果から、仕事や学校で使う薄型/軽量ノートPCで、動画編集までできるようになった、という点はある程度おわかりいただけると思う。

やってみると簡単。スマホで撮影した映像をEvoノートで編集する

 スマホで動画を撮影するためのアプリはいくつかあるが、もっとも利用されているのはスマホ標準の写真アプリの動画撮影モードになると思う。この場合、機種にもよるが、オートで調整できるのは露出補正程度だと思われる。

 この露出補正については、写真撮影で経験したことがある方が多いかもしれない。背景が黒っぽければ被写体が露出オーバー(明る過ぎる見た目)、逆に背景が白っぽいと被写体は露出アンダー(暗く過ぎる見た目)になる。

 同じ場所で撮影した一連の写真であれば、前後に撮影した写真の明るさが多少異なっていてもあまり気にならないものの、同じ場所で複数のシーンの動画を撮って編集でつなげる場合では、前後のシーンと明るさが違うと違和感が生まれてしまう。そのため、動画の露出は写真以上に注意しなければならないポイントだ。

 同じく、つなぐと言う意味では、ホワイトバランスもオートだと、室内や天気のよい日など、光源が安定していれば一定なので問題ないものの、晴れたり曇ったり、室内でも向きによって室内光が強かったり、外光が強かったりするとホワイトバランスが変わり、発色が変化してしまう。もし固定できる機能があれば固定して撮ったほうが安全だ。

 と書いているが、実は筆者も今回逆の意味で失敗している。動画撮影で使ったアプリは、Cinema Proと言う標準搭載アプリ。露出のオートはなく、ホワイトバランスはオートがあるものの、部屋の状況を考えると固定で撮影しなければならなかった。露出固定自体は先に書いたように前後のカットをスムーズにつなげるのに有利なのだが、明るさなどが変わるとつど調整し直さなければならない。

 作例を見て気付く方もいらっしゃると思うが、自己紹介のシーンが少し白飛び気味(光の当たり方も強い)だ。これには理由(言いわけ)があり、使ったスタジオは自然光がドーンと斜めから入るのだが、使用した時間帯的に部屋の右手、奥から手前に刻一刻と陽の入る量が変わり明るくなっていく……。

 問題のシーンは何回も撮り直しており、初めに露出を決めたまま固定しっぱなしだっのだ。OKが出る頃にはもっと明るくなっていたが、話している内容に気を取られ、調整し直すまで気が回らなかった。こういったケースではオートのほうが自動的に露出を変えるため有利かもしれない。いずれにしても、光源、そして明るさが安定している場所で撮るのがベターだ。

 次に背面カメラと前面カメラ。手持ちで自撮りする場合は前面カメラとなるが、ほとんどのスマホでは背面カメラのほうが圧倒的に高画質。自分を映すにしても、今回のように三脚で固定して背面カメラを使ったほうがよい。一方で、前面カメラは自分一人で撮影する場合に自分の映り方を撮りながら確認でき、早く構図を決められるメリットがある。2つのカメラの映像をつなげると不自然になりがちなので、どちらか一方で撮るのが理想的だ。

 三脚に関しては、今回使ったのは小型とはいえ、カフェなどで開いたら怒られるサイズ。日常のなかでピンと来たときに撮影を行ないたいなら、もっと小さく、カバンに入るタイプを普段から持ち歩きたい。スマホリングによる固定である程度の代用が可能であるものの、ローアングルになるため自撮りに関してはお勧めしない。

 手持ちの手ブレに関しては、最近のスマホは動画撮影でもある程度補正するため、昔のように映像がガクガクすることはあまりない。慣れの問題もあるので、とにかく撮ってみるのが重要だ。

 最後は音。スマホの録音は細かい設定ができない場合が多く、どう録れるかはスマホの機種によってまちまちだ。音質にこだわるならスマホ対応の外部マイクも存在するが、いずれにしても事前にどの程度離れてこの声量ならこの録音レベル……といったテストを事前にしておくことが大切だ。

 これらからも分かるように、写真撮影以上に、露出(明るさ)、ホワイトバランスを気にすることが、動画撮影のポイントとなる。これはスマホでもミラーレスでも同じだ。ただしミラーレスの場合は、スマホのカメラと比較して、被写界深度、すなわちピントが合ってる範囲が浅くなるため、ピントについても注意しなければならない(半面、背景のボケを使った絵作りがしやすい)。

ノートパソコンへのデータ移行〜動画編集の手順

 ここからは、外出先でスマホで撮影した動画をPCで編集する手順をざっと説明しよう。

 今回、動画編集ソフトにははPowerDirector 365を使用した。動画編集はモバイルノートには荷が重いというイメージもあるかもしれないが、それは過去の話。Inspiron 13 7000 MI73-AWHBでは、CPU、GPUともに強力なCore i7-1165G7とPCI Express接続のSSDのおかげで、フルHD解像度の動画であれば思った以上にサクサク編集できてしまう。さらに、待ち時間が長くなりがちな動画エンコード(最終出力)も、CPUに内蔵されている専用ハードウェアのIntel QSV(Quick Sync Video)を利用できるので速い。

 では手順を追って説明しよう。まずスマホ上の動画データをUSBケーブルを使いノートパソコンへコピーする。その後、PowerDirectorを起動し、ライブラリへ使用する動画を読み込む。このとき、明らかに使わない動画はフォルダから削除しておけば、うっかり開いて「あ、これは違う」などと、時間を取られることがなくなる。

CyberLink PowerDirector 365のメイン画面
USBケーブルを使ってスマホのデータをノートパソコンへコピー

 以降の手順は好みもあるだろうが、筆者の場合は、先にトラックへ見せたい順にクリップを並べていく。このとき、各映像の前後、使わない部分はプレビューを見ながら削除。単に並べるだけなら同じトラックにすべて並べてもよいのだが、筆者はクリップごとに別トラックにしている(これはもともと複数のカメラで撮ったものを編集するときに使う機能)。

動画編集アプリのタイムラインへ撮った動画を並べていく

 全部(もしくはキリのいい部分まで)並べたところで最初から最後まで再生。ざっくりの再生時間や、つながりの悪いところ、不要かも!?と思う部分などをチェックする。まずここでいったんプロジェクトを保存(作業状態を保存する、くらい意味)。チェックした部分を編集して再度プロジェクトを保存。ここでバージョン1が完成という感じだ。これ以降の手順でいろいろ触って気に入らないときは、このプロジェクトを開き直せばもとに戻る。

 この後、必要に応じて色味などを調整する。掲載した動画は思ったより黄色が強かったので、ホワイトバランスを調整している(ただウッディなカフェっぽい部屋だったので、黄色っぽさは残してある)。本来は撮影時にしっかり設定すべきなのだが、明るい場所でのスマホの画面ではそれもなかなか難しい。

 ここから先は、映像エフェクト、音調整/BGM入れ、タイトルという順で作業した。各処理で別のプロジェクト名を付けて保存する。こうすればエフェクトまでとか、エフェクト/音調整までとか、いつでも戻ることができる。

 映像エフェクトに関してはおもにクリップとクリップのつなぎに使う。そのままパッと変わる場合はなし、徐々に黒く(白く)などの場合は「フェード」が定番だろう。とはいえ、このあたりは完全に個人の好みとなる。

 音量に関しては測定器でもない限りどの程度が適当かは正確には測れない。と言って手がないわけでなく、たとえばradikoなど一般的な音をちょっと流しながら聞いてみる。これを基準として大き過ぎれば下げる、小さければ上げるとすれば、おおよそ問題ないだろう。今回はBGMから始まるということもあり少し小さめにしている。

 オープニングやエンディングなど、同じ音量のままスパッと曲が切れるのは好ましくない場合は、ある場所から下げるような設定にすれば(アプリによって異なる)スッと消える感じとなる。

音声編集。右下が斜めに下がっているのが分かる。この設定で音量がじょじょに下がる
トラック上の"A"の部分にフェードがかかっている。後ろの白いボードは白くフェードアウトするのに必要(ないと黒くフェードアウト)

 タイトルは、フォントを選んでから、映像に合わせて上、真ん中、下などといった位置を決める。ソフトによってはタイトルを動かしたりもできる。ここもアプリの機能によっていろいろ設定可能だ。いろいろ試して「これ!」っと思うのに決めればよいだろう。

 すべて見直して「ん?」と思う場所がなければ編集は終了だ。編集作業の最後はエンコード。今回は元が2K(2,520×1,080)で、縦横比的に上下が余るもののH.264/フルHD(30fps)としている。先に書いたとおりIntel QSVをON。かかる時間は1分半ほどだ。こう書くとサクッとできそうだが、再生するのに2分半、エンコードに1分半の計4分。ちょっと触って、確認、エンコードを繰り返しているとあっと言うまに1時間経ってしまう。カフェなど、出先での作業となるとこれ以上の時間はちょっとかけたくないところだ。

ファイル出力画面(H.264, MPEG4 1920x1080/30p/16Mbps)。高速ビデオレンダリング(Intel Quick Sync Video)
エンコード後(2分26秒の動画で1分25秒)

 仕上げはYouTubeへのアップロードとなる。Googleアカウントがあれば、ログインして、アップロードするだけ。ほぼ全手順の画面キャプチャを掲載したが、ご覧のようにひじょうに簡単だ。

 このとき、一般的な公開だけでなく、非公開(自分と選択したユーザーのみ)、限定公開(URLを知ってる人だけ閲覧可能)、公開予約(指定の日時に自動公開)などもできる。YouTubeの再生数を少しでもアップさせたいなら気を使いたいのが「サムネイル」。なにもしないと、動画から自動で抽出された3つのシーンから選ぶことになる。できればグッとくる部分を事前に画面キャプチャなどして用意し、サムネイルとして設定すればバッチリだ。

まずは自分のYouTubeチャンネルを開き、画面右上のアイコンをクリックすると表示されるメニューから「YouTube Studio」を開く。YouTube Studio(画面)の左メニューにある「コンテンツ」を選び、「動画をアップロード」をクリックすると、公開したい動画をPC上から選べる
編集後の動画ファイル(ここではEvo.mp4)を選択してアップロード
コンテンツの詳細を入力。サムネイルは何も設定しないと動画中の適当なシーン3つが表示され、そこから選らぶことになる
できればこのように、グッとくる画像を別途用意して設定したほうがよい。人気YouTuberはインパクトのあるものが多い
動画の要素。関連動画へのリンクなどを設定できる。ここはちょっと複雑な上に再生数向上にすぐに結びつくわけではないので、今回は割愛。とくに何も設定しなくても大丈夫だ
公開設定。非公開(自分と選択したユーザー)、限定公開(URLを知っている人のみ)、公開を選ぶことができる。また公開日時も設定することも可能だ
公開されるとこのパネルを表示する。各SNSに共有など直接できる
チャンネルのコンテンツに一つ動画が追加された
無事YouTubeに公開!
Evoノートで編集した動画はこちら

もう、動画だからと構えなくていい。Evoノートがあれば動画編集は一気に身近な存在に

 以上、スマホで動画を撮り、Evo対応のノートパソコンでの編集、YouTubeへアップロードするという一連の手順を紹介した。動画編集については、アプリによっていろいろ違うところもあるが、作業内容自体に大きな違いはない。ここで紹介した機能は多くの動画編集ソフトが備えている基本的なものなので、同じことができるはずだ。

 今回試してみて、Evoノートはバッテリ駆動時でも性能的なストレスがなく、駆動時間の面でも心配なく使うことができたのが印象的だった。今回はYouTuber、Vlogger的な視点から動画を作っているが、ちょっとしたビジネス用の資料としての動画作成でも、今回の手順で十分まかなえるだろう。このパワーが1kg未満の13.3型ノートパソコンで得られるのだからよい時代になったものだ。

 ちなみに、モデルをお願いした茜音愛ちゃんは、たまたまノートパソコン購入を考えていて、用途もほぼ今回と同じ。本機を触って「軽い!」、「薄い!」、「速い!」、「このノートはなんていうの?」……と、興味津々。具体的に何をしたいかが分かっていれば機種も選びやすい。そのときのキーワードはもちろん“Evo”だ。

モデル: 茜音愛