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新生活応援セールでドスパラのゲーミングPCがお買い得!!

~オンにもオフにも使えるその実力もじっくり検証してみた

GALLERIA「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」

 現在、新規にPCを購入する人の多くがMicrosoft Office搭載PCを選んでいる。まさに新生活を目前としたシーズン、PC購入と同時に、仕事や学習、私生活にOfficeを活用したいと考えているのだろう。自宅だけでなく学校や職場でも活用したいとなるとノートPCがおすすめだ。そういったなか、ドスパラが新生活応援セールを開催。Microsoft Office搭載PCをお得に購入できるチャンスとなっている。

 本稿では、セール対象品のなかから、ハイエンドに位置づけられるGALLERIA「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」を紹介する。

Office搭載PCを選ぶなら新生活向けにお得になっている今がベスト

 高性能なPCは高価になりがちだが、ユーザーとしては、少しでもお得に購入したいものだ。今回は抽選で222名を対象に、3月5日~3月31日までの期間中、Office Personal 2019 相当の22,000円分ポイント還元が実施されている。

 対象となる製品は同社GALLERIAシリーズのデスクトップ/ノートPCで、カスタマイズからMicrosoft Officeを選択することが条件だ。GALLERIAシリーズ自体、豊富なラインナップだが、「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」は、そのなかでもさらにお得な6モデルに選ばれており、通常の「GCR2070RGF-QC」からOfficeをカスタマイズするよりも1,000円ほどお得になっているので要チェックだ。

通常モデル(+Officeカスタマイズ)よりもお得な「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」。同様のお得モデルは6ラインナップ。ほかのGALLERIAもカスタマイズでOfficeを選べば抽選権が得られる

 なお、バンドル可能なMicrosoft Office 2019には、Personal、Home & Business、Professionalの3つがある。Word、Excel、Outlookは共通だが、PowerPointやPublisher、Accessはエディションによって含まれるか含まれないかが変わる。どのエディションを選んでも還元はPersonal相当となる。

 Office相当還元自体は抽選で3月31日までだが、この時期に合わせてドスパラでは各種のセールを展開している。通常モデルよりもお得な先のOffice搭載6モデルの価格は4月22日まで。つまり3月31日以前に決断できれば、通常モデルよりもお得かつ、Office Personal相当分安く購入できることになる。

ゲームも学習もビジネスも、ポイントにしてほしい快適スペック

 今回はその「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」をお借りした。GCR2070RGF-QC自体は過去にもレビュー( インテルと共同設計したドスパラ製15.6型ゲーミングノート「GALLERIA GCR2070RGF-QC」参照 )している。ゲーミングPCブランド「GALLERIA」の製品だが、ゲーミング向けだけでなくクリエイター向けのモデルでもある。だが、これら2つの用途以外でも快適なポイントがいくつかある。

 ゲーミングという言葉がつくことでビジネスユーザーのにはハデさを気にする方もいるかもしれない。その心配は杞憂だ。GCR2070RGF-QCは、奇抜な外観ではない。ノートPCとしてイメージするとおりのデザインだ。そしてこうしたシンプルなデザインはゲーマー、とくに日本のゲーマーが好むところでもある。シックにまとめた部屋にもマッチし、実況・配信などに挑戦したい方にもオススメできる。そして持ち運び、職場や喫茶店、ファミリーレストランなどで取り出したとしてもまわりとの調和を乱すことはない。

本体サイズは356.4×233.6×20.5mm(幅×奥行き×高さ)。15.6型対応バッグには余裕をもって収められる

 カラーはガンメタリック。わずかな粒子状の光沢がありブラック1色よりも個性を放ちつつも落ち着いている。15.6型なので基本的にはデスクトップ代替として活躍するのが中心になるだろう。と言っても、狭額縁パネルを採用することで本体サイズを抑え、重量も2kgを切る1.87kgを実現し、バッテリ駆動時間も最長10時間なのでモバイル利用も可能だ。

重量は約1.87kg。カスタマイズによって多少変化するが2kgを切る

 ビジネス用、とくに文書作成のようなデータ入力作業で気になるのは液晶パネルの反射かもしれない。映像視聴などエンタテイメント中心の場合は色味が強調される光沢パネルが好まれるが、GCR2070RGF-QCは非光沢なので室内照明などの映り込みも抑えられていて長時間の入力作業でも集中しやすい。

非光沢パネルを採用しており入力作業において周囲の反射に集中力を削がれない。発色もよく斜めの角度からでも色味の変化は小さい

 パネル解像度は1,920×1,080ドット。データの一覧性が重要なExcelをはじめとしたアプリケーションでも多くのデータを一画面内に表示できる。そして15.6型というモバイルノートと比べて1周りサイズが大きいところもデータの見やすさに貢献している。

 見やすさと言えばゲーミングモデルならではのスペックがある。GCR2070RGF-QCに搭載されているパネルはリフレッシュレートが通常のもの(60Hz)よりも速い144Hz仕様となっている。ゲームにおいてはコンマ数秒でも敵の動作を察知することに役立つ機能だが、通常の用途でも画面の描画がスムーズでチラツキ、カクツキが抑えられ、視覚的ストレスを抑えられる。ゲーミングスペックであることが全般的な用途における快適さにつながることもあるので、ここもポイントにしてほしい。

フルHDパネルでゲームでは高精細、Officeアプリも一覧性がよい
1秒間に144コマ画面が書き換わる144Hzパネル。普段のデスクトップ、アプリケーション操作もスムーズに映る

 キーボードにも特徴がある。キーボードの快適さを判断するポイントはいくつかあるが、GCR2070RGF-QCのキーボードで特徴となるのが光学式スイッチの採用だ。これも本来はゲーミング用途で重要なポイントになるもので、とりわけ耐久性が高いところがその一番の特徴だ。光学式スイッチは、キー入力を光センサーが遮られる/遮らないで判別する。ここに物理的なスイッチ機構を持たないため、故障が少ないというのがメリットだ。センサー式であるので反応が正確で、さらにキーごとに独立しており、すばやく複数のキーを押したさいにも反応がよい。たとえば、この原稿を書いている筆者のように、タイピング速度がまずまず速く、正確さを求める用途にはこの光学スイッチがより快適に感じるだろう。

キーボードのバックライトはカスタマイズ可能。輝度調節やバッテリ駆動時の動作指定なども細かく行なえる

 ゲーミングノートPCなのでキーボードバックライト機能は強力だ。すべてのキーに対して発光色を設定でき、プレイ中のムードを高めるには最適なのだが、ゲームを離れればLEDをオフにしたり、照明を落とした室内や飛行機移動中などでは発光色をホワイトなど落ち着いた色に設定したりしておけばよい。プリセット機能があるのでこのあたりは柔軟だ。キーボードのほかに手前部分も発光するが、こちらも状況に合わせて設定したい。

 インターフェイスは左側面にUSB 3.1×1、マイク、ヘッドフォン、右側面にSDカードリーダ、USB 3.0×2、背面にThunderbolt 3(Type-C)、HDMI、Gigabit Ethernet、ACアダプタ用DCジャック。有線LANを搭載しているところはポイントだろう。背面のType-Cに関しては対応機器も増えて利用シーンが増えていることに加え、高速なThunderbolt 3対応ということでクリエイティブ用途でとくに重宝するだろう。

左右および背面にバランスよく搭載されたインターフェイス。有線LANに加え、高速なThunderbolt 3(Type-C)も搭載

ゲーミングだからこそ高性能。高性能だから学習もビジネスも快適

 内部スペックもゲーミングPCらしい高性能なものだ。CPUは6コア12スレッドのIntel Core i7-9750H。今やOfficeアプリケーションもマルチスレッドに対応しているので、コア数が多いことは快適さに大きく寄与する。動作クロックもターボ時最大4.5GHzで、シングルスレッド性能も高い。

CPUは6コア12スレッドで高クロック駆動のCore i7-9750H

 GPUはGeForce RTX 2070 with Max-Qを搭載している。NVIDIAのGPUとしてハイエンドに位置するGPUであり、フルHDかつ高画質でゲームをプレイできるだけの性能を備えつつ、リアルタイムレイトレーシングのような最新のグラフィックス表現も利用できる。これもゲーミングで重要なスペックだが、それだけではない。

 現在はクリエイティブ用途のアプリケーションでもGPUによる支援機能も利用されるので、映像編集やトランスコード、写真の現像や補正など、ゲーム以外でもGPU性能はポイントになる。そして一般的なOffice作業においても、一部にGPU支援機能が実装されているほか、グラフィックスメモリが独立していることでデスクトップの描画自体も速くなるので快適さが向上する。

GPUはハイエンドのGeForce RTX 2070 with Max-Q

 メモリは16GB、ストレージはSSDで1TBという構成になる。どちらも余裕のあるスペックだ。とくにストレージに関しては、ゲーミング用途ではゲームデータの大容量化、クリエイティブ用途では4K映像など品質に関するデータの大容量化に備えることができる。

 ビジネス用に検討している方には多過ぎると感じるかもしれないが、より長く使いたいという方にはこのように少し余裕を持ったスペックをオススメする。ExcelやAccessなどは大容量になるほどメモリを消費するし、Webブラウザでもタブを多く開くほどメモリを消費する。そしてデータの書き換えが頻繁な用途の場合、SSDには書き換え寿命があることも忘れてはいけない。SSDの書き換え寿命は大容量であるほど長い。安定性を考慮するならば1TBでも多過ぎるということはないだろう。

ストレージは1TBのNVMe SSD。転送速度は2GB/s弱で十分なスピード

 これだけCPUやGPUが高性能だと動作音が気になるかもしれない。職場で使おうという場合はまわりへの配慮もあるのでより気になるだろう。GCR2070RGF-QCの電源管理は「Control Center」アプリの電力設定で行なう。そこにはゲームプレイや作品の出力など性能を最大化したい用途向けの「高性能(Performance)」、性能と動作音や消費電力を両立させる「標準(Balanced)」、静音かつバッテリ駆動時間をできるだけ延長させるための「バッテリーセーバー(Battery Saver)」が用意されている。用途に応じて選べば周囲への配慮もできる。そしてGCR2070RGF-QCはドスパラとIntelが共同設計したモデルだ。とくにCPUクーラーやCPUの電力管理などに関して十分なノウハウがあり、こうしたスペックでありながら比較的静かな印象だ。

コントロールセンターアプリから電源設定を切り換えれば性能や静音性、駆動時間などシーンに応じて変更できる

3D性能はもちろん、PCMark 10の各シナリオも高スコアの万能タイプ

 最後に「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」の性能を計測したベンチマーク結果を紹介しよう。今回利用したベンチマークソフトは、まずULの「PCMark 10」と「3DMark」、そしてMAXON「CINEBENCH R20」。

【標準ベンチ】
製品名GALLERIA GCR2070RGF-QC
PCMark 10 v2.1.2177
Extended Score6,641
Essentials9,280
App Start-up Score11,542
Video Conferencing Score8,079
Web Browsing Score8,573
Productivity8,254
Spreadsheets Score9,990
Writing Score6,821
Digital Content Creation5,016
Photo Editing Score11,372
Rendering and Visualization Score2,870
Video Editing Score3,868
Gaming13,683
Fire Strike Graphics Score18,759
Fire Strike Physics Score17,040
Fire Strike Combined Score8,222
3DMark v2.11.6846
Time Spy7,274
Fire Strike17,210
Night Raid36,891
Sky Diver40,928
CINEBENCH R20
CPU3,001cb
CPU(Single Core)421cb

 スコアはどれもノートPCとして高いもので、とくにモバイルノートPCとは一線を画す。ディスクリートGPUを搭載していることがまず大きな要因だが、それはゲームだけではない。そしてCPUコアがモバイルよりも多くその分高性能であることもゲーム以外の用途でも効いていることが見て取れる。

 PCMark 10はビジネス用途、クリエイティブ用途における性能指標としてわかりやすい。ここでは最大の性能を見るために電源設定はPerformanceとしている。そのさいのスコアはビジネス用途シナリオのProductivityで8,254ポイント、クリエイティブ用途シナリオのDigital Content Creationで5,016ポイントだ。Productivityは十分に高スコア。Digital Content Creationがほかよりも低く見えるかもしれないがこのシナリオにおけるスコアとして見れば高いスコアだ。

 ホーム用途シナリオのEssentialsも9,280ポイント、Gamingに関しては13,683ポイントという文句なしの高スコアで、GCR2070RGF-QCのハイエンドスペックがさまざまな用途で快適な性能であることを示している。

 3DMarkはゲーム主体でGeForce RTX 2070 with Max-Qの性能指標という意味合いが強い、ただし、PhysicsのようにCPU性能も加味されてスコア化される。Overallで見ればDirectX 11のFire Strikeが17,210ポイント、DirectX 12のTime Spyが7,274ポイント。このスコアから見てもおよそフルHDの標準以上~高画質設定が十分に狙える性能であることがわかる。

 続いてはゲーミング向けに実際のゲームにおけるフレームレートやベンチマークスコア。今回利用したのはロックスター・ゲームスの「Red Dead Redemption 2」、スクウェア・エニックスのFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークという2つの重量級タイトル。

【ゲームベンチ】
製品名GALLERIA GCR2070RGF-QC
Red Dead Redemption 2
1,980×1,080ドット、画質優先158.3255fps
1,980×1,080ドット、バランス759.2461fps
1,980×1,080ドット、バランス664.7919fps
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
1,980×1,080ドット、高品質プリセット7,271
1,980×1,080ドット、標準品質プリセット9,377
1,980×1,080ドット、軽量品質プリセット11,283

 Red Dead Redemption 2は最新タイトルで3D負荷も高い。デスクトップPC向けGPUでも最高画質は動作が重い傾向にある。今回はフルHDで計測しており、画質側を調整した。スライダで設定するプリセットは少しわかりにくいが、パフォーマンス優先、バランス、画質優先と変化していく。そしてそれぞれに7段階用意されているので、まず画質優先の1/7レベル(画質優先のなかではもっとも低い)を試したところ58.3255fps。ほぼ60fpsで楽しめるレベルだった。バランスの6/7レベルでは64.7919fpsが得られており、数値的に平均60fpsを満たすことができた。バランス設定のなかでは高画質寄りで十分に楽しめそうだ。

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークもグラフィックス負荷ではRed Dead Redemption 2と同様、かなり高めだ。これが問題なく動作するようなら、かなり多くのタイトルで高画質を狙える。こちらもフルHDとし、高品質での結果は7,271ポイント。評価は「快適」が得られており、十分にプレイ可能であることが示された。画質を1つ落とした標準品質では9,377ポイントで評価も「とても快適」にアップする。快適評価でもフレームレート的に気になるところはなかったが、とても快適評価の標準画質はさらになめらかな描画だ。

ゲーミングノートのOffice搭載お得モデルは快適さも1つ上

 このように「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」はゲーミングモデルでありながら、その性能はクリエイティブ用途でも発揮でき、さらに言えばゲームを快適にするための機能や性能がOfficeアプリケーションを活用するビジネス用途も快適にしてくれる。

 テレワークが叫ばれる昨今の事情を考えると、自宅を中心に利用するPCも高スペックなほど作業効率が上がり快適だ。そうしたPCとして検討するさい、Office搭載モデルの新生活向けの特価や、今回紹介したような抽選キャンペーンは、コストを少しでも抑える機会と言える。この機会に「GCR2070RGF-QC Office Personalセット ガンメタリックモデル」を検討してみてはいかがだろうか。