レビュー

写真で見る「GPD WIN 3」専用ドック

 「GPD WIN 3」専用のUSB Type-Cドックが編集部に到着したので、簡単に写真をお届けしたい。

 WIN 3は基本的にポータブル性を極めたWindowsゲーミング機であるのだが、その高い基本性能はオフィスなどをこなすメインマシンとして十分通用するものだ。ただ、一般利用を考慮すると、タッチキーボードや、720p止まりの液晶がネックになる。

 それを周辺機器でカバーしようということで考案されたのがこの専用ドックだ。背面に3ポートのUSBを備えるほか、Gigabit Ethernet、HDMI出力を備えていて、外部ディスプレイやキーボード/マウスで快適に操作しつつ、本体への充電もできる。

 Wade社長へのインタビューで明らかにしているとおり、GPDとしてドックはあくまでも“クールな機能の一環として提供するもの”であって、本格的なオフィスソフト運用を考慮したものではないのだが、ユーザーに可能性を提示したほうがいいというのは、言うまでもない。

 ポゴピン+マグネット方式とか、すっぽり収まるタイプなら適当に装着すれば良いのだが、このドックはUSB Type-Cコネクタが唯一のガイドなので、装着のさいは位置決めを気をつける必要がある。また、取り外し時も手でドックを押さえる必要があり、機動性はさほど高くはない。

 机の上に置いたさいは結構いい角度に見やすいので、このスタイルで卓上に置いてゲームプレイするのも悪くないし、メインマシン代わりに使ってもなかなか良いと感じた。ちなみにIndiegogoでドックを入手するための出資額は、本体価格+50ドルと良心的で、単体売りはないので、少しでもメインマシンとして使う意思があるならセットがおすすめだ。

ドックのパッケージ
ドック本体。クリアパーツはユーザー自身が取り付ける
ドック背面にインターフェイスが並ぶ
WIN 3を載せたところ
WIN 3を載せてキーボードを開いたところ
WIN 3を載せたさいの背面
後部を支えるクリアパーツ、通気孔の部分を塞がないようになっており、装着したままでも熱を心配する必要はない
HDMI出力、USB 3.0×3、Gigabit Ethernetなどが使用可能になる
Gigabit EthernetはUSB接続のRealtekチップが使われていた