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【最新版】おすすめChromebook 9選。デタッチャブル/コンバーチブル/クラムシェルの3種でピックアップ
2022年7月4日 06:21
Windows、Macに続く第三の選択肢として着実に普及が進むChromebook。最近ではWindowsノートに匹敵するハイスペックなモデルに加えて、指紋認証やLTEといった機能を搭載するなどラインナップも充実しつつある。
ここではキーボード着脱式の「デタッチャブル2in1」、ディスプレイが360度回転する「コンバーチブル2in1」、ノートPC型の「クラムシェル」という形状ごとに、Chromebookのおすすめモデルを紹介する。
なお、価格帯によってどれくらいChromebookの実性能が変わるのか、気になる方は以下の関連記事を参照されたい。
デタッチャブル2in1
(1) 【4万円台】ASUS「Chromebook Detachable CM3」
(2) 【6万円台】HP「Chromebook X2 11」
(3) 【6万円台】レノボ「IdeaPad Duet 560 Chromebook」
コンバーチブル2in1
(4) 【6万円台】ASUS「Chromebook Flip CM3」
(5) 【8万円台】ASUS「Chromebook Flip CX5」
(6) 【4万円台】レノボ「IdeaPad Flex 360 Chromebook」
クラムシェル
(7) 【3万円台】ASUS「Chromebook CX1」
(8) 【10万円台】ASUS「Chromebook CX9」
(9) 【14万円台】レノボ「ThinkPad C14 Chromebook Gen 1」
デタッチャブル2in1
低価格な着脱式の定番
ASUS「Chromebook Detachable CM3」
ASUS「Chromebook Detachable CM3」は、10.5型のキーボードデタッチャブル2in1モデル。発売から1年以上経つが、キーボードを取り外してタブレットとしても利用できる利便性の高さと手頃な価格帯で、未だに人気のモデルだ。
スペックはさほど高くないが、小型で持ち歩きしやすく、外出時や家庭内で使うサブマシンとして使うなら十分。4,096筆圧検知のペン内蔵やオーディオジャック搭載など、インターフェイスの充実も魅力だ。
定期的に割引キャンペーンが実施されており、4万円を切る価格で購入できることもある(本稿執筆時は10%オフのキャンペーンが実施されている)。
LTEモデルも用意されている高性能機
HP「Chromebook X2 11」
HP「Chromebook X2 11」は、11型のキーボードデタッチャブル2in1。特徴はLTE対応モデルがラインナップされていることと、指紋認証センサーを搭載している点だ。また、別売ながら4,096筆圧検知のペンにも対応している。
スペック面ではSoCにSnapdragon 7cを採用しており、上で紹介しているASUS「Chromebook Detachable CM3」と比べてもパフォーマンスが高い。画面サイズはほぼ同等ながらUSB Type-Cポートが2つあるなどインターフェイスもこちらが充実している。
発売当初は10万円近い価格だったが、最近ではWi-Fiモデルが6万4,800円、LTEモデルが7万4,800円と、以前よりは手に取りやすい価格帯になってきた。SoCの性能の高さやLTE対応、指紋認証センサーに魅力を感じるのであればおすすめのモデルだ。
13.3型サイズでキーボード着脱式
レノボ「IdeaPad Duet 560 Chromebook」
レノボ「IdeaPad Duet 560 Chromebook」は、13.3型のデタッチャブル2in1。キーボード着脱式モデルは10型前後のディスプレイを搭載した製品が多いのに対し、本機は13.3型と大型のディスプレイを搭載している点が特徴だ。
SoCがSnapdragon 7c Gen2を搭載し、USB 3.0 Type-Cを2ポートを備える。さらにペン付きで充実しているが、上で紹介しているほぼ同スペックのHP Chromebook X2 11と比較すると画面サイズは大きいものの、指紋認証センサーがなく、LTE対応モデルも用意されていない。
価格は7万円近く、HP Chromebook X2 11とほぼ同等の金額感だ。着脱式2in1としては珍しい13型クラスのディスプレイに魅力を感じるのであれば本機が候補に挙がるだろう。
コンバーチブル2in1
約15時間駆動の12型2in1
ASUS「Chromebook Flip CM3」
ASUS「Chromebook Flip CM3」は、12型のコンバーチブル2in1。SoCにMediaTek Kompanio 820(MT8192)を採用し、インターフェイスはUSB 3.0 Type-C×2 、USB3.0×1などを装備。microSDカードスロットで容量を拡張することもできる。カメラは前面のみ実装。
価格は7万円弱とChromebookとしては比較的高価だが、12型サイズで重量は約1.15kg、バッテリ駆動時間も約15時間と持ち運びしやすい。別売のペンも用意されている。
Core i5搭載のハイエンドモデル
ASUS「Chromebook Flip CX5」
ASUS「Chromebook Flip CX5」は、15.6型のコンバーチブル2in1。SoCにCore i5を搭載したハイエンドモデルだ。
USB 3.1 Type-C×2 、USB3.1×1と10Gbps対応の高速ポートに加え、Wi-Fi 6やHDMIにも対応。ストレージもeMMCではなくSSDを採用し、容量も256GBと大きい。カメラは前面のみで背面にはないが、ビジネス用途であればさほど困ることはないだろう。
価格は9万円弱でChromebookとしても高価格帯の位置付けだが、価格に見合うだけのスペックと言える。ビジネスシーンでメイン利用しながらも、コンバーチブルでタブレット的に利用できる利便性の高さが魅力だ。
安価なコンバーチブルタイプ
レノボ「IdeaPad Flex 360 Chromebook」
レノボ「IdeaPad Flex 360 Chromebook」は、11.6型のコンバーチブル2in1。小型で持ち歩きに適したサイズだ。
ストレージは最大で64GB、SoCもエントリー向けのMediaTek MT8183とスペックはさほど高くはないが、その分価格帯が4万円台と安価に入手できる。
低価格モデルながらもUSB 2.0 Type-CとType-Aの2種類を搭載しており、外部ストレージとしてmicroSDカードにも対応。カメラは前面のみだが、Web会議などで使うなら十分だろう。
クラムシェル
3万円台で持ち運びもしやすい11.6型
ASUS「Chromebook CX1」
ASUS「Chromebook CX1」は、11.6型のクラムシェル。3万円台という低価格が特徴のモデルだ。
メモリ4GB、ストレージは最大64GB、SoCはCeleron N4020とエントリー向けのスペックだが、USB 3.0 Type-C×2、USB 3.0×1の3ポートを装備。外部ストレージとしてmicroSDカードにも対応するなど、実利用には十分なスペックだ。
11型クラスの画面サイズはクラムシェルとしては小型なぶん、持ち運びにも便利。サブマシンとしての利用はもちろん、子供に渡すChromebookとしてもいいだろう。
Thunderbolt 4を備えた高機能タイプ
ASUS「Chromebook CX9」
ASUS「Chromebook CX9」は、14型のクラムシェル。SoCに Core i5を採用したハイエンドモデルだ。
接続インターフェイスとしてThunderbolt 4を搭載し、メモリ8GBに256GBのSSD、Wi-Fi 6などスペックは充実。指紋認証センサーやHDMIも搭載し、大容量モデルながらmicroSDカードにも対応する。
ハイスペックなだけに価格も10万円強だが、メインマシンとして活用するならおすすめの1台だ。
ThinkPadユーザー愛用のトラックポイント付き
レノボ「ThinkPad C14 Chromebook Gen 1」
レノボ「ThinkPad C14 Chromebook Gen 1」は、14型のクラムシェルモデル。最大の特徴は、ThinkPadならではのトラックポイントを搭載している点。
スペック面でもSoCに第12世代Coreを採用し、USB 4 Type-C×2ポートと、USB 3.1×2ポートを搭載するなど最新のスペック。また、Chromebookとして初のvProが選択可能なほか、LTE対応モデルも用意されている。
価格は14万円からとChromebookとしてはトップクラスの価格帯だが、トラックポイントという独自の魅力に加えて最新SoCやUSB 4の搭載、vPROやLTEも選択できるなど、スペックを追求するユーザーには魅力的だろう。
なお、執筆時点ではまだ販売されていないようだった。