2022年9月16日 11:00
季節の変わり目、特に夏から秋にかけて何となく調子が悪いと感じる人も多いのではないでしょうか。秋バテの大きな要因は“胃のダメージからくるもの”と言われており、厳しい暑さが続いた夏に冷えた部屋で冷たいものを繰り返し飲食したことで胃腸が弱まり、自律神経が乱れ、そこから様々な体調不良が引き起こされます。そこで今回、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に腸内環境を整え、疲労回復が期待できる「秋バテ」対策を伺いました。その中で、MCTオイルをプラスするメリットについてもご紹介します。
石原新菜 先生 / イシハラクリニック副院長
1980年長崎県生まれ。小学2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。
■胃と自律神経は密接な関係!夏の胃腸疲れからくる段階別の“秋バテ症状”
秋は、寒暖差が大きく夏の疲れを引きずるなどして、倦怠感や胃の不調に悩む人は少なくありません。さらに、コロナ禍による運動不足でリンパが滞り、血行不良からくる身体の冷えの他、夏の冷たい食事によって胃にダメージが蓄積された結果、自律神経が乱れ様々な不調を引き起こしてしまいます。秋バテの兆候として現れるのが、胃の不快感、食欲不振、胸やけ、膨満感などが挙げられます。それが深刻化すると胃痛や腹痛、吐き気を催すことも。
■あなたは大丈夫?身体に現れるサインで秋バテチェック
私たちの身体は、血行不良や自律神経が乱れ胃腸が弱まると、「鼻先が赤くなる」「目の下に青クマが出る」「舌苔が白く分厚い」など様々なサインが現れます。また、秋バテ診断リストで2つ以上チェックがついた人は、知らず知らずのうちに身体が冷え、自律神経が乱れている可能性が高いです。秋バテを悪化させないためには、(1)『身体を冷やさないこと』(2)『胃腸を休ませること』を意識した食事を習慣化させましょう。
■夏の胃疲れ緩和!週1回の『ゆる断食』
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ゆる断食
何となく不調を感じ、食欲がない時でも体力をつけようと無理やり食事をとろうとする人もいますが秋バテ対策には逆効果。この時期は少し胃腸を休ませる意味でも『ゆる断食』がおすすめです。“断食”と聞くと過酷なイメージがありますが、『ゆる断食』は週1回の朝食を野菜ジュースやお味噌汁に置き換えるだけなので、無理なく誰でも簡単に始められます。
■オンオイルで味も健康作用もグレードアップ!
『ゆる断食』のポイントは身体を温め、消化が良いものを選ぶこと。なかでも、にんじんりんごジュースやお味噌汁がおすすめで、どちらの食事も脂質と相性抜群です。
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にんじんりんごジュース
●にんじんりんごジュース
にんじんとりんごの組み合わせは、1日に必要なビタミンを30種類、ミネラルを100種類も摂ることができます。また、アレルギーを抑えたり、身体を温める効果もあり、免疫力UPにつながります。使用するにんじんは2本、リンゴは1個が目安です。
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お味噌汁
●お味噌汁
お味噌汁は、大豆など消化に良いタンパク質を含み腸内環境を整える作用があり、代謝を高めて身体を温める働きがある他、具材のバリエーションも広く続けやすいのでおすすめです。
■“オンオイル習慣”MCTをオンするメリット
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MCTオイルみそ汁
『ゆる断食』にプラスしたいのが“MCTオイル”です。MCTオイルは一般的な食用油と比べて消化吸収力が高く、素早くエネルギー源となり、満腹感も持続するため、少ない朝食でも1日のパフォーマンスUPに寄与します。さらに、油を加えることで旨味やコクがUPする他、保温性も高まるので、お味噌汁やスープとの相性も抜群です。小さじ1杯程度で十分なので、続けやすさも嬉しいポイントです。
■脂肪燃焼することで疲労回復にも貢献するMCTオイル
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MCTオイル
MCTとは、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)のことで、母乳や牛乳、さらにはココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分です。一般的な食用油に含まれる長鎖脂肪酸(Long Chain Triglyceride)などと比べて、素早く消化・吸収される特長があります。エネルギー源となるケトン体を効率的に生成し、無理なく脂肪燃焼体質に。医療やスポーツ、生活習慣病予防など、様々な場面で世界的に利用されています。
■「MCTプラス・コンソーシアム」について
「MCTプラス・コンソーシアム」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。
https://mct-plus.jp/