2022年8月18日 10:15
Iasa日本支部の代表理事に松井 淳(株式会社アイ・ティ・イノベーション)が就任しました。Iasaとは、すべてのエンタープライズおよびテクノロジーに携わるアーキテクトの育成を目的としたグローバルな非営利団体です。その使命は、アーキテクチャに携わる人達を有能で認められたプロフェッショナルにすることです。この使命を果たすためにIasa日本支部は、国内において会員同士のネットワークと学習機会の充実に向けて積極的に活動しています。ITアーキテクトの重要性がますます高まる中、こうした活動の意義は非常に大きなものとなっています。
株式会社アイ・ティ・イノベーション(本社:東京都港区、代表取締役:林 衛、以下 ITI)は、「お客様と共に感動し、喜ぶ」の経営理念のもと、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのコンサルティング事業を行ってきました。この度の松井の就任により、ITIとIasa日本支部との連携はより一層強化されます。Iasa日本支部主催の勉強会・カンファレンスやITアーキテクト知識体系であるBTABoKの啓蒙を通じて、お客様へより多くのご支援、ノウハウを提供していきます。
<松井からのメッセージ>
ここ数年でわたしたちの生活も大きく変わりました。その変化のなかで、社会、公共、企業といったあらゆるレベルにおいてデジタル技術が不可欠な存在となってきていることは多くの方が実感されていると思います。例えば、多くの企業では長引くコロナ禍のもと、オンラインでの働き方もすっかり定着してきました。また同時に、情報の絶対量の増大、スピードの変化、新しい環境への対応のためにテクノロジーも複雑化の一途を辿っています。これらへの取り組み方いかんで、組織に大きな機会とリスクの両方をもたらすことは言うまでもありません。デジタル変革へうまく対応できることが、生き残る組織の条件と言えるでしょう。
そういう意味では、これほど「ビジネスのためのテクノロジーの戦略家」が求められる時代はかつてなかったと思います。
北米オースチンに本部を置くIasaは、ビジネスとITアーキテクチャのプラクティスとナレッジベースに強みを持つNPOです。IasaではITアーキテクトを「ビジネスのためのテクノロジーの戦略家」と位置づけ、グローバルで通用するITアーキテクト専門職の普及のために活動しています。また、こうした専門職が身に着けるべきスキル体系をITABoK(IT Architecture Body of Knowledge)としてまとめ、その啓蒙とアーキテクトコミュニティ形成を通して、アーキテクチャに携わる全ての人達を業界で認められた職業にすることを使命としています。ITABoKは近年のデジタル変革へ対応するために、昨年末にはBTABoK(Business Technology Architecture Body of Knowledge)として大きく進化しています。
こうしたグローバルでの取り組みを受け、私たちIasa日本支部は2014年から日本国内で活動を続けています。ここ数年は国内でもDX(デジタル変革)への意識は高まってきていますが、DXにおけるアーキテクチャの重要性理解と、それを推進するアーキテクトのケイパビリティ向上は、今後より一層重要性を増していくでしょう。こうした世の中の要請に応えるため、私たちはIasaのグローバルネットワークの一端を担い、これからも有用なコンテンツの提供とアーキテクトのコミュニティ形成に貢献していく所存です。加えてIasa日本支部の会員全員のネットワークと学習の機会をますます充実させていくことに努めていきます。
【Iasa(アイサ)について】
Iasa(An Association for All IT Architects)は、北米オースチンに本部を置く、ビジネスとITアーキテクチャのプラクティスとナレッジベースに強みを持つNPOです。特にビジネス領域も含むITアーキテクトのスキル体系をまとめた「BTABoK」(Business Technology Architecture Body of Knowledge)により、ビジネス価値を創造するテクノロジー・ストラテジストとしてのITアーキテクトの育成に注力しています。
Iasa日本支部は、世界に20か所以上の支部を有する団体Iasa Globalの日本支部として2014年に設立されました。
本年の日本支部主催アニュアルカンファレンスは、10月29日(土)を予定しています。
【Iasa日本支部】
・代表理事 : 松井 淳
・設立 : 2014年
・URL : https://www.iasa-japan.org/
・お問合せ先: info@iasajapan.org