やじうまPC Watch
25周年を迎えオフラインに回帰。Adobeから「Photoshop REAL」登場
~(はいお約束のあれです)
(2015/4/1 00:00)
2015年はAdobeの「Photoshop」が誕生して25周年になる。それを記念してAdobeは4月1日、“デスクトップを超えて、リアリティの先にできた究極の本物「Photoshop REAL」”を発表。製品が編集部に届いたので、淡々と紹介してみたい。
Photoshopは泣く子も黙るAdobe製の画像編集ソフト。英語では「photoshop」という単語が「写真を加工する」という動詞として使われるくらいの代名詞的存在だ。近年では時代の変遷に合わせ、高機能化はもとより、クラウド対応やサブスクリプションモデルの導入などを行なっている。そんなPhotoshop新製品は「カバンに入れて持ち運べる次世代のオフライン画像編集ツール」を標榜する原点回帰とも言える製品だ。
実物を見てみよう。パッケージは実測で305×210×68mm(幅×奥行き×高さ)と、PCソフトのそれとしては少し大ぶり。表面には、おなじみの「Ps」のロゴと共に、「インスタント補正できるリアルレイヤー」、「よりリアルに再現されたツール群」、「あらゆるレベルのユーザーに対応」という謳い文句が並ぶ。角には「Adobe(アドビ)」をもじった「Asobe(アソビ)」のロゴもしれっと添えてある。
パッケージを開けると、中には、リアルレイヤーが2枚と、リアルズームツール、リアルなげなわツール、リアル消しゴムツール、リアルスポイトツール、リアルスポット修復ツール、リアルクリエイティブクラウドが1つずつ入っている。
完全に余談となるが、2000年前後に人気を博したRealNetworks製メディアプレーヤーである「RealPlayer」。最近その名をとんと聞かなくなったので、今どうなっているのだろうと調べてみたら、動画をダウンロードできるRealPlayerと、動画を保存するクラウドサービスが一体化した「RealPlayer Cloud」なるものに変貌を遂げていた。
さて、Photoshop REALのリアルレイヤーは、透明なアクリル板でできており、TV番組風とカラオケ風のテロップが印刷されている。これを被写体の人物の前にかざして写真を撮れば、即座にニュース風、あるいはカラオケのPV風なシーンができあがる。サイズはA4なのでカバンに入ってどこへでも持ち歩けるので、勇気さえあればいつでもどこでも使うことができる。もちろんネット回線も不要だ。仕上がりに若干の不自然さが残ることもあるが、大丈夫だ。その場合は、Photoshop CCを別途購入して修正すれば問題ない。
そのほかのアイテムについても時間がないのでさらっと紹介しよう。
あまり大きな声では言えないが、筆者はPhotoshopを普段使っていない。にも関わらず、今回Adobeは、Photoshop REALを贈ってきてくれた。こんな素晴らしい製品をもらえる私は、きっと特別な存在なのだと感じた次第。要望があれば、こちらを後日1名限定で読者プレゼントとして差し上げたいと考えている。なぜならあなた方読者もまた特別な存在だからです。