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交感神経が活性化するとゲームで勝てる?血圧計付きスマートウォッチによる研究

DALL-E 3で生成

 ファーウェイ・ジャパンは6日、血圧測定ができるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」(HUAWEI WATCH D2)の報道者向け発表会を実施した。

 発表会では、スマートウォッチでの血圧測定の有用性を紹介するため、岡山大学 学術研究院医歯薬学域 公衆衛生学分野 教授の神田秀幸氏が登壇。前モデル「HUAWEI WATCH D」を用いた、高校生を対象にしたeスポーツ時の血圧変動に関する研究成果を発表した。

岡山大学 学術研究院医歯薬学域 公衆衛生学分野 教授 神田秀幸氏

 同研究では、FPSゲーム「VALORANT」のeスポーツ大会に出場する高校生10名にHUAWEI WATCH Dを装着してもらい、試合前後および試合中に血圧測定を行なうことで、ゲーム前後やプレイ中の血圧値の変動を評価した。

目的
方法
実験の様子

 研究によると、ゲームの試合中は血圧が上昇し、試合後に血圧が低下することが確認された。この血圧の変動は、VALORANTのような勝敗が決まるゲームでは勝者の方が顕著であることが分かり、交感神経の活性化がeスポーツでの勝利に関与している可能性が示唆された。

 神田氏は研究結果について、交感神経の活性化がゲームの勝利にどの程度関与しているかを検証するには、より大規模な調査が必要だと述べた。また、eスポーツ選手にとってもフィジカルを鍛えることが重要であり、通常のスポーツと同様に日々の運動で基礎体力をつけることが、勝利につながるだろうと語った。

研究結果。ゲーム中は血圧が上がり、ゲーム後は血圧が下がる
研究結果。ゲームでの勝者の方が、敗者よりも血圧変動が顕著だった
研究結果のまとめ

 HUAWEI WATCH D2は、GREEN FUNDINGにてクラウドファンディングを開始している。6日17時時点で製品入手に必要な最低出資額は4万8,224円。2025年2月中旬の出荷を予定している。