やじうまPC Watch

最後のボーイング747納入。航路で美しい“ティアラ”と“747”を描く

Boeing 747-8 Freighter

 Boeingは1月31日(現地時間)、最後の「747-8 Freighter」がアトラス航空(Atlas Air Worldwide)に向け納入されたことを発表した。納入式典も開かれ、「Incredibles」の名前で知られている、最初の747設計者達も参列した。

 747は1967年より製造開始され、過去56年の間に1,574基が製造された。「ジャンボジェット」または「空の女王」の愛称でも親しまれ、ノンストップで大洋を横断し輸送する能力を多くの航空会社に提供した。

 アトラス航空は1992年に設立された貨物航空会社だが、最初の航空機も747-200を改造したものであったといい、「最大の747運行会社に最後の747が納入されるのはふさわしい」とBoeing Commercial Airplanes社長兼最高経営責任者のStan Deal氏は述べた。

 最後の納入はペイン・フィールド(PAE)からシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港(CVG)へのフライトとなったが、航空機を追跡するFlightradar24によると、出発から間もないワシントン州上空で空の女王を象徴するかのような“ティアラ”と“747”を一筆書きするルートを辿り、フィナーレを飾ったという。