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「画像をパクるなら、きちんとやれよ」。KFCが数億画素級のチキン画像を無償公開

~画像はパクれても味はパクれない

 KFCは、同社のチキン商品の高解像度画像を無償で提供するサイト「chickenstock」を開設した。

 同社によると、フライドチキンなどを提供している多くのフード店舗において、KFCのチキン画像を無断で“借用”して、自分たちのチキン商品を販売しているという。それはKFCのチキン画像が「カリカリしてジューシーで魅力的に見えるから」だとし、これが顧客を誘惑するのに使われているのだという。

 しかし同社として、画像の“無断借用”が受け入れられないのは、著作権的な問題ではなく、それらが低解像度でピクセル化された画像であるという点。「人々はピクセルではなく、歯応えを見たいと思っているのではないか」と指摘している。これはチキン画像と検索して同社の写真が上がったとしても、低解像度しかなかったからだという。

 そこでKFCは、高解像度かつ歪みがなく、ピクセルも見えないKFCチキン写真で満たしたchickenstockサイトを立ち上げ、画像を無償で公開した。「他人が私達の写真を借りることができても、私達の味は借りられない」からだとして、無償公開の理由を述べている。

 chickenstockで驚くべきなのはやはりその圧倒的な解像度。ざっと見た感じでは、400万画素級が最低ライン。セットやイメージで背景付きなのは、ほとんどは横幅だけで14,000ピクセル超となっており、中には26,861×18,898ピクセル、つまり5億0,762万ピクセルのものもある。

 ちなみに編集部の環境で、Photoshopでこの5億画素超の画像を開いてみたところ、メモリが6.6GB使われた。

【14時30分訂正】記事初出時、タイトル含めて画素数を誤っておりました。お詫びして訂正します。なお、現時点でもアクセス集中によりダウンロードできないようです。