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あのケンタッキーからゲーミングパソコン。排熱でチキンを保温可能

KFCONSOLE

 ケンタッキーフライドチキンのゲーミング部門KFC Gamingは23日(日本時間)、動作時の排熱でチキンを温めるゲーミングパソコン「KFCONSOLE」を発表した。

 このKFCONSOLEは、筐体中央に引き出しのようになっている特許取得済みの「チキンチャンバー」を搭載。そこにフライドチキンを入れておけば、ゲーム中にビデオカードやCPUからの発熱で、冷めてしまうことを防げるという。「ゲームプレイをしながら、ラウンドの休憩時間にホットでクリスピーなチキンを楽しめる」などとしている。

「チキンチャンバー」って、英語的には響きが良いのかもしれないが、日本語的には……

 パソコンの製造自体は、自作パソコンケースなどでおなじみのCooler Masterが手掛けており、「NC100」というケースをベースにカスタマイズしている。中心部はIntelの「NUC 9 Extreme Compute Element」をベースにしていて、Core i9を搭載する。

 ビデオカードについては、ASUSとの協業、レイトレーシングや240Hz、VR対応といった文言があることから、ASUS製GeForce RTXの搭載が可能なようだ。このほか、SeagateのPCI Express接続のBarraCuda SSD搭載といった記載もある。

 ちなみに、CPUやGPUの熱で料理をするという試みは過去にも無数存在するし、温める/温度を下げないという意味では、USBカップウォーマーのようなものも数多く出ているので、めずらしくはない。CPUやGPUそれ自体がそこそこ熱を持つにしても、排気だけでホカホカのチキンの温度を維持できるか? と問われると、やや疑問ではある。ただ、パソコンそのものが、当初から排熱を利用することを前提に設計しているという意味では、大きなマイルストーンになるだろう。

 まるでジョークのような製品なのだが、どうも本気の模様。しかし、発売日や価格については一切触れられていない。筆者はゲームもケンタッキーも好きなので、ぜひこの製品を試してみたいところだ。