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さいとう・たかを氏、逝去。ゴルゴ13は連載継続

 小学館ビッグコミック編集部は29日、「ゴルゴ13」などで知られるマンガ家のさいとう・たかを氏が9月24日に逝去したことを明らかにした。享年84歳、死因は膵臓がん。

 さいとう氏は、ビッグコミック創刊より53年の長きに渡りゴルゴ13の連載を続けてきた。同作品は、直近では東京と大阪のワクチン大規模接種センターでの接種を推奨する看板や、外務省による海外安全対策マニュアルマンガにも採用されるなど国民的作品となっていた。

「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」から一部抜粋

 さいとう氏は、分業による制作システムを構築しており、ゴルゴ13では、脚本協力、作画などを各分野のプロフェッショナルが分担し、全体をさいとう氏が指揮する体制となっていた。また、氏は生前から「自分抜きでも『ゴルゴ13』は続いていってほしい」と述べており、さいとう氏の遺志を継いださいとう・プロダクションが作画を手がけ、加えて脚本スタッフとビッグコミック編集部が協力し、ゴルゴ13の連載は継続されることとなった。