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外務省が“ゴルゴ13”に仕事を依頼

~デューク東郷監修の海外安全対策マニュアルマンガが公開中

「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」から一部抜粋

 外務省は22日、岸田文雄外務大臣と劇画「ゴルゴ13」の著者で知られるさいとうたかを氏とともに、「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」発行を発表した。

 在外邦人に向けた安全対策強化の一環として企画されたもので、ゴルゴ13を用いた同マニュアルのマンガを外務省のホームページに週1回、合計13回掲載していく。すでに第1話が公開されており閲覧可能(PDFへのリンク)。もちろん要人を暗殺するような内容ではなく、国内企業のためにデューク東郷の豊富な経験と知恵を拝借するという構成になっている。

 岸田大臣は「昨年(2016年)7月のダッカ襲撃テロ事件を踏まえ、在外邦人の安全対策強化を指示し、これまで全国各地で安全対策セミナーを開くなど、さまざまな取り組みを行なってきたが、新たな切り札としてゴルゴ13への協力を依頼した」としている。

 ゴルゴ13の強力なキャラクターを活かして、同マニュアルを全国に配布し、日本企業の安全対策を後押しする考えだ。

 一方、さいとうたかを氏は「海外の日本人が犯罪などの被害に遭う危険性がますます高まっているので、日本と海外は違うということを日本人は自覚すべきである」との見解を述べている。