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ラオックス、全店舗の半数を閉店。コロナ禍で訪日客減少

 ラオックス株式会社は、新型コロナウイルスの影響で、全24店舗中12店舗の閉店を決定した。

 新型コロナウイルスの影響で、同社のインバウンド事業の主要顧客である中国からの訪日旅行客が入国できない状況が続いているほか、中国以外の国からの訪日客も回復のめどが立たないことを挙げており、コスト削減とキャッシュフローの改善を図る目的で閉店を決定した。

 対象となるのは、北海道の3店舗、東京の1店舗、近畿の1店舗、九州の6店舗、沖縄の1店舗。この閉店により、九州・沖縄地区からは撤退することになる。

 同社は2007年まで秋葉原で「ラオックス ザ・コンピュータ館」などを展開するなどPCファンにも馴染み深かったが、業績の悪化に伴い2009年に中国の家電販売会社「蘇寧電器」の傘下に入り業態を変更した。近年はおもに中国からの訪日客をメインに免税品の販売などに注力している。