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Core i9-9980XEとThreadripper 2990WXはどちらがうまくパンケーキを焼けるのか? Tom's Hardwareが検証

 IntelとAMDのHEDT(High-End Desktop)プロセッサでは、一体どちらがうまくパンケーキを焼くことができるのか? 海外メディアのTom's Hardwareが18コアの「Core i9-9980XE」と32コアの「Threadripper 2990WX」を使い、CPUの発熱で実際にパンケーキを焼くという検証を行なっている。

 記事内に動画が掲載されているので、そちらを見ればその調理の模様を確認できるが、4.25インチの小さなフライパンを用意し、底面にCooler MasterのIceFusionグリスを大量に塗ってCPUと接触させることでパンケーキを焼いている。

 つまりファンレス状態でHEDT CPUを動かすという無茶な挑戦なわけだが、Core i9-9980XEの場合はアイドル時で74℃、AIDA64のストレステスト時には104℃に達したところでシステムが落ちている(サーマルスロットルは105℃に設定)。そこで120mmファンをVRMに当てることで急場を凌ごうとしたのだが、これが功を奏して16分ほどでパンケーキをカリカリに焼くことに成功した。

 一方のThreadripper 2990WXでは、サーマルスロットルの設定が行なえなかったようだ。アイドル時は40~50℃で動いていたが、AIDA64のテストでは液体状のパンケーキが泡立つところまでは確認できたものの、その後システムが落ちてしまった。同じように120mmファンを使用したが、それでも冷却力は足りなかった。仕方なくシステムが落ちた余熱の状態でパンケーキを焼いたものの、当然Core i9-9980XEよりもうまく焼けなかった。Tom's HardwareのスタッフはマザーボードのBIOS側の問題ではないかと推測し、AMDにも情報を求めたが解決には至らなかったようだ。

 なお、出来上がったパンケーキについて、仕上げが粗く、食感も水っぽかったとのことで、それぞれ調理は不完全であり、自宅ですべきことではないとまとめている。