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中国・ファミコン互換機製造の「小覇王」、8月に新ゲーム機をリリースへ

 中国でかつてファミコン互換機を製造していた小覇王は7月2日、8月3日~6日に中国で行なわれるゲームイベントChinaJoyに出展し、ゲーム市場に復帰すると発表した。

 展示される製品についての詳細は明らかにしていないが、同社は4月4日のリリースで、既存の第三者へのゲーム機製造ライセンスの付与を取りやめ、ユーザー体験を重視した新しいゲーム機およびそれに関連するプラットフォームのアップグレードを計画、ゲーム市場に復帰すると発表していた。よってChinaJoyで新ゲーム機の登場が期待される。

 今回の復活プロジェクトにあたって、親会社である益華集団は総額6億人民元(約100億円)の投資を予定しており、6月時点ですでに2.5億人民元が投入された。また、多くの中国ハードウェアメーカーの支持を受けているという。

 小覇王は1987年に設立。1989年に工場長として段永平を迎え入れ、ファミコン互換機の製造に乗り出し、ビジネスの拡大に成功したメーカーである。

 なお、段氏はその後、小覇王を辞職し歩歩高(BBK)グループを立ち上げ、VCD/DVD再生プレーヤーの製造で一定の成功を収めたあと、OPPOやvivoといった、いまや世界有数のスマートフォンブランドを立ち上げている。