やじうまPC Watch

これがモバイルでなくて、なにがモバイルか

ASUS「ProArt PQ22UC」

 CESで発表されたASUSのディスプレイ「ProArt PQ22UC」(写真で見るASUSのHDR対応21.6型4K有機ELディスプレイ参照)。日本のJOLED製RGB印刷方式の有機EL技術を採用したもので、実にそそられる。ASUSではスーツケースに入れ預け入れ荷物にする利用は想定していないそうだが、これ以上モバイル的な製品はないのではないか。

 独自の取材を進めると、重量は約2,000gだという。電源もUSB PDで供給できるようなので電源アダプタも容量の大きなものがあればPCと共用もできそうだ。

 スタンドそのものや、スタンドとしても使える専用ケースも用意されているようだが、別途手段を考えれば、超軽量のモバイルディスプレイになる。今回のCESは、ちょっとした事情で愛用のモバイルディスプレイを持参できなかったが、このくらいのものがあればもっと仕事が進んだのにと思うばかりだ。

ほら、普通に抱えて持ち運べる
このままこっそり持ち帰りたいとまで思った

 もっとも価格は1,500ドルをくだらないという。そんな高価で、壊れやすいものをスーツケースに入れて預けられるかという時点で、モバイルではないとする意見は認めたい(24型液晶ディスプレイをモバイルしてはいけない参照)。人間は臆病だ。

 でも、見かけはどうみてもどう持ってもモバイル。誰がなんと言ってもモバイルだ。願わくば、同じものを一般的な液晶で作り、数万円で買える程度のものを提供してほしいのだが、それでは志が低いか……。

 さて、みなさんはいかがお考えだろう? ご意見をお聞かせ願いたい。