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ゲーミングディスプレイの出荷数、対前年4.5倍の大幅増

ゲーミングディスプレイの出荷数、対前年4.5倍の大幅増 画像はASUSの144Hz表示対応ゲーミングディスプレイ「ROG STRIX XG27VQ」
画像はASUSの144Hz表示対応ゲーミングディスプレイ「ROG STRIX XG27VQ」

 調査会社であるIHS Markitは18日(英国時間)、2017年度上半期における全世界ゲーミングディスプレイの出荷数が、対前年同期で350%増にあたる110万台を記録したと発表した。デスクトップ向けディスプレイはこれまで成熟しきった市場と考えられてきたが、ゲーム向け高性能製品という新たな風が吹きこんでいることを同社は指摘する。

 同社の調査は、「リフレッシュレートが100Hz以上である、G-SYNCやFreeSyncといったゲーマー向け機能に対応している」といった基準を満たすものをゲーミングディスプレイと定義し、出荷数を推定したもの。

 企業別の調査ではASUSが17.4%を超えるシェアを持ち、それに12.4%のAcer、9.9%のHKCの2社が続く。IHS Markitはこの傾向は今後も続くと見込んでおり、2017年中には合計160万台が出荷されるだろうとしている。

 また、同社アナリストは、今後も米国や韓国のメジャーブランドが参入し、新たに激しい競争が巻き起こされると見方を示している。

ゲーミングディスプレイの出荷数、対前年4.5倍の大幅増