やじうま配信者Watch
SFL2025プレイオフ。覇者は史上初の下剋上を果たしたCrazy Raccoonと強豪REJECT!
2025年12月16日 09:53
12月13~14日、格闘ゲーム「ストリートファイター6」によるチームリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL2025)」のプレイオフが開催された。これまでオフラインで対戦していた環境が、今年はオンラインでの対戦に変更。視聴者はこれまでのZaikoから新たにSPWNによる有料オンライン配信にてリアルタイム視聴を行なう形式に変更された。試合内容については後日、YouTubeなどにおいて、無料公開が予定されている。
出場チームはDivision S/Fリーグの上位3チームがそれぞれ選出され、2位と3位のチームで対戦するMATCH1、MATCH1の勝利チームと1位のチームで対戦するMATCH2の2試合が行なわれ、MATCH2の勝利チームが各リーグの優勝チームとして、2026年1月31日にオフライン開催されるグランドファイナルで対戦し、SFL2025の優勝チームを決することとなる。
Division S/Fリーグ本節は9月~11月の3カ月間で全10試合が行なわれ、Sリーグの1位はGood 8 Squad、2位は名古屋NTPOJA、3位はCrazy Raccoon、Fリーグの1位はREJECT、2位は広島 TEAM iXA、3位はZETA DIVISION Geeklyの3チームとなっており、特にSリーグの3位については最終10節まで確定せず、ギリギリの攻防の中でCrazy Raccoonが勝ち残った展開となっていた。
プレイオフでは、リーグ本節と同様に先鋒、中堅、大将で3試合を行なってポイントを競い合い、先に70ポイントまで到達したチームが勝利となる。大将戦のみ20ポイント、先鋒/中堅戦は10ポイントが獲得でき、1巡で到達しない場合はホームとアウェイを入れ替えて、再度試合を行なう流れ。
また、今年から新たなルールとして、チーム4人の全選手がホーム、またはアウェイのどちらかで最低1度は試合に出る必要があるという項目が追加された。これまでのルールでは、こうした制限はなかったため、相手チームのメンバーとの相性などで出しにくい選手は、常に控えで待機するという戦術も可能だったが、これができなくなり、リーグ本節と同様、チームの総合力が重要になっている。
果たして、Division S/Fリーグの頂点を掴むのはどのチームになるのか。本稿では2日間のプレイオフの試合の様子や、各リーグの優勝チームの各メディア合同のオンラインインタビューの内容について紹介していきたい。なお、本文中では、選手たちの敬称は略している。また、SPWNの有料配信ではアーカイブも用意されており、後からチケットを購入した場合でも視聴が行なえる。
プレイオフ配信の冒頭では、S/Fリーグ本節の対戦データから算出した個人賞が発表となった。両リーグ含めての新人賞に選ばれたのはGood 8 Squadのさはら。Division SのMVPには名古屋NTPOJAのKEI.Bが選出される形となった。
両リーグ含めてのドライブゲージマネジメント賞としてはREJECTのふ~どが選出された。また、ドライブインパクト賞にはZETA DIVISION Geeklyのひかるが選出。そして、Division FのMVPには、広島 TEAM iXAのあでりいが選出される形となった。
Crazy Raccoonが接戦を制して名古屋NTPOJAに勝利!MATCH2進出を決める
Division Sのプレイオフ、MATCH1は、リーグ2位の名古屋NTPOJAと3位のCrazy Raccoonによる1戦。1巡目にアウェイ側となるCrazy Raccoonのオーダーは先鋒がどぐらのエレナ、中堅がボンちゃんの豪鬼、大将がかずのこのヴァイパー、Shutoは控えとなった。これに対してホーム側、名古屋NTPOJAは先鋒がもっちーの豪鬼、中堅が大谷のケン、大将はKEI.Bの舞、控えはSeiyaだ。
1巡目の先鋒戦、もっちーの豪鬼とどぐらのエレナの1戦は接戦をもっちーの豪鬼が2-1で勝利して先制。続く中堅戦は大谷のケンとボンちゃんの豪鬼の1戦で、ここはボンちゃんの豪鬼が2-1での逆転勝利となった。大将戦はKEI.Bの舞とかずのこのヴァイパーの1戦。本節では勝ちきれない印象のヴァイパーだが、見違えるような動きを見せるかずのこのヴァイパーが2本先取の大活躍を見せるが、KEI.Bも対応してここは逆転の3連勝でKEI.Bが3-2で大将戦を制した。
1巡目は30-10の名古屋NTPOJAリードでCrazy Raccoonホームの2巡目となった。
続く2巡目、アウェイの名古屋NTPOJAのオーダーは、先鋒がSeiyaの春麗、中堅がもっちーの豪鬼、大将がKEI.Bの舞、大谷が控えの布陣だ。対するホーム側、Crazy Raccoonは、先鋒がボンちゃんの豪鬼、中堅がかずのこのヴァイパー、大将がShutoのリュウ、控えはどぐらとなった。
先鋒戦、ボンちゃんの豪鬼とSeiyaの春麗の1戦は、ボンちゃんの豪鬼がSeiyaの春麗に対応して2-1で逆転勝利で先制。続く中堅戦はかずのこのヴァイパーともっちーの豪鬼の1戦で、かずのこのヴァイパーが強みを見せつつも、最後はもっちー豪鬼がインパクトを生かした攻めを見せ、2-1で勝利した。2巡目の大将戦はShutoのリュウとKEI.Bの舞の1戦。フルカウントフルセットまでもつれる攻防の末、Shutoのリュウがギリギリで攻め切って3-2で勝利!2巡目を終えた段階で40-40となり、Crazy Raccoonと名古屋NTPOJAが同ポイントで並んだ。
3巡目は再び名古屋NTPOJAのホームで行なわれる。アウェイ側Crazy Raccoonのオーダーは、先鋒がボンちゃんの豪鬼、中堅がかずのこのヴァイパー、大将がどぐらのエレナ、Shutoは控えとなった。対する名古屋NTPOJAは先鋒が大谷のケン、中堅にはなんとKEI.Bの舞、そして大将はもっちーの豪鬼、Seiyaは控えとなった。
3巡目の先鋒戦、大谷のケンとボンちゃんの豪鬼の1戦は、大谷の読みが冴えて2-0で勝利。続く中堅戦、ここで、これまで大将で出ていたKEI.Bの舞がかずのこのヴァイパーに挑む展開を見せるが、かずのこのヴァイパーがついに2-1で勝利!ポイントは50-50となり、大将戦で決着という展開となった。こうして迎えた大将戦は、もっちーの豪鬼とどぐらのエレナの1戦。1巡目では2先の先鋒戦でもっちーが勝利していたが、3先の大将戦での再戦となる。ここはどぐらのエレナが抜群の豪鬼対応を見せて、見事に3-0で勝利。MATCH1の結果はCrazy Raccoonが70-50で名古屋NTPOJAに勝利する結果となった。
試合終了後は、勝利したCrazy Raccoonのインタビューが行なわれた。見事な大将戦の勝利を見せたShutoは喜びつつも、次がある点を強調。本日3戦中2勝と好調だったボンちゃんも3位スタートのCrazy Raccoonに楽な道はないのは分かっていたとしたうえで、次があるのでまだ気を緩められないと笑顔を見せながらも気を緩めない姿勢を示した。かずのこは緊張がヤバくてもう終わりでいいんじゃないかと冗談を飛ばす。
リーダーのどぐらは、勝たないとヤバいという状況で回ってきたが、チームメンバーたちが快く送り出してくれたことに感謝するとともに、練習でひたすら舞戦を繰り返したのに本番では豪鬼としか試合をしなかったと、笑いを誘いつつ、それもSFLの醍醐味だとして、次のGood 8 Squadへの意欲を示した。
Crazy Raccoonは、SFL2024でもプレイオフのMATCH1で大勝利しながらも、続くMATCH2で大敗を喫したという過去があるため、メンバーたちのその想いがインタビューからも感じられた。
続いて、惜しくも敗れた名古屋NTPOJAのインタビューにおいて、Seiyaは本日は敗れたが、プレイオフという舞台で戦えたことをありがたく感じたことや、リーダーとチームメンバー、応援してくれたファンに感謝するコメントを残した。もっちーは、大将戦で負けたことは伸びしろがあるということなので、来年も頑張ると意気込みを語る。大谷はチームメンバーたちに感謝を述べつつ、KEI.Bからは「おいしいカレー屋を教えてもらった」とし、チームメイトたちの笑いを誘うなど、ムードメーカーの一面を見せた。
KEI.Bは本日の2回の負けについての反省を語り、チームメイトからの適切なアドバイスをうまく生かせなかった点などを振り返った。今シーズンを通しての感想については、プレイオフを目標に掲げてそれを実現でき、メンバーみんなで仲良くやってこられたなど、いいシーズンだったと1年を振り返った。
SFL史上初の下剋上!3位のCrazy RaccoonがGood 8 Squadを撃破してグランドファイナル進出!
Division Sのプレイオフ、MATCH2はリーグ1位のGood 8 Squadと、先ほどMATCH1から勝ち上がったCrazy Raccoonによる1戦。アウェイ側、Crazy Raccoonのオーダーは、先鋒がかずのこのヴァイパー、中堅がどぐらのベガ、大将がShutoのリュウ、控えはボンちゃん。対するGood 8 Squadのオーダーは先鋒がガチくんのラシード、中堅がカワノの豪鬼、大将がさはらのエド、ぷげらが控えとなった。
1巡目の先鋒戦、ガチくんのラシードとかずのこのヴァイパーの1戦は、ガチくんが勝利して先制。続く中堅戦はカワノの豪鬼とどぐらのベガの1戦で、ここはカワノの豪鬼が2-1で勝利し、リードを広げる。大将戦はさはらのエドとShutoのリュウの1戦。さはらのエド対策が万全のShutoが、いずれの試合も接戦ながら3-0の完封勝利を決めて1巡目の大将戦を制する展開となった。チームとしては20-20で同点のまま2巡目となる。
続く2巡目、アウェイ側、Good 8 Squadのオーダーは先鋒がさはらのエド、中堅がぷげらのエド、大将がカワノの豪鬼、控えがガチくんとなった。想定外のぷげらのエドに思わずオーダーが出遅れたCrazy Raccoonだが、最終的なホームのオーダーとしては、先鋒がかずのこのキャミィ、中堅がボンちゃんの豪鬼、大将がShutoのリュウ、控えはどぐらとなった。
2巡目の先鋒戦、かずのこのヴァイパーとさはらのエドの1戦だが、さはらのリーサルミスなどもあり、地上戦の読み合いを制したかずのこが2-0で勝利する展開となった。さはらは大将戦から続く2連敗だ。中堅戦はボンちゃんの豪鬼とぷげらのエドの1戦で、ここはボンちゃん豪鬼が2-0の完封勝利で圧倒し、リードを広げる。そして迎えた大将戦、Shutoのリュウとカワノの豪鬼の1戦は、じりじりとした接戦の末、3-1でShutoが勝利!2巡目を終えた段階で60-20とGood 8 Squad相手に大差をつけての3巡目突入となった。
運命の3巡目、アウェイ側、Crazy Raccoonのオーダーは1巡目とほぼ同じく、先鋒がどぐらのエレナ、中堅がかずのこのキャミィ、大将戦はShutoのリュウで、控えはボンちゃんとなり、どぐらの使用キャラがベガからエレナにチェンジされたのみ。1戦でも負けた瞬間に勝負が決することとなるGood 8 Squadのオーダーは先鋒にカワノの豪鬼が登場した。
3巡目先鋒戦、カワノの豪鬼とどぐらのエレナの1戦は、カワノの豪鬼が有利な展開が多いながらも粘りを見せて、フルカウントフルセットまでもつれ込んだ果てに、どぐらのエレナがリーサル!2-1の逆転勝利を決めて、Crazy Raccoonが70-20でGood 8 Squad相手に勝利!グランドファイナル進出を決定した。
惜しくも敗れたGood 8 Squadのインタビューにて、カワノは相手が強かったと素直に認めつつ、これを糧に次回また頑張れたらいいなと前向きなコメントを残した。さはらは言葉少なく、本節とは違う緊張感で1本も取れずに終わってしまったと振り返り、来年頑張るとした。ぷげらは本節中からプレイオフに向けてエドの準備を進めていたことを明かしつつ、結果につながらなかったと語った。ガチくんは勝利したCrazy Raccoonを賞賛しながらも、さはらに任せすぎてしまったとGood 8 Squadとしての反省点を語り、来年は先輩たちのカッコよさを見せたいとした。
勝利したCrazy Raccoonのインタビューでは、勝負を決したどぐらが、ボンちゃんの試合中の掛け声の「お前の方が強い」という声援の効果を語ったほか、試合を決したコンボが100点の出来だったと感想を語った。かずのこはいつもオンラインで練習しているが、今回は隠して練習した成果が出ちゃいましたとオフラインでの練習や、チームのコーチ担当である立川からのアドバイスなどもあったと舞台裏を語り、立川への感謝の言葉を残しつつも、ストーム久保氏から試合中のユニークな技の使い方をどちらが考えたか聞かれて、いろいろ面倒になった挙句「考えたら全部俺だわ」とメンバーたちを爆笑させた。
ボンちゃんはShutoの大将戦での成果など、チームとしての総合力が出せた達成感についてコメント。本日全勝だったShutoはリーグ当初使っていた豪鬼からリュウにキャラクターを変更した経緯などを語り、リーグ中のキャラクター変更による苦労が最終的に今日の全勝につながった点を泣きそうになりながら語った。
最後はどぐらがファンに対するメッセージとして、本節から見守っていたファンの人は心臓がいくつあっても足りないくらいの展開を見せ続けてきたが、グランドファイナル進出までこぎつけたので、引き続き応援よろしくとコメントしてインタビューを締めくくった。
配信終了後には、オンラインでのメディア合同インタビューが行なわれた。プレイオフを振り返っての感想を求められるとどぐらは、本節が終わってからの練習の成果がきちんと出せたので、感無量という感じですとした。ShutoはSFLではこの3~4年、大将を任せてもらっていたのに勝てなかった悔しさがずっとあったが、今年は何があっても絶対にグランドファイナルに行くぞ、というつもりで頑張ったので、今回は大将で勝てて嬉しく、頑張ってよかったと思える取り組みだったという。
かずのこは「プレイオフをヴァイパーとキャミィ、どちらでいくか悩んだが、オフラインでの練習やコーチの立川の指導もあり、手応えを感じ、ヴァイパーがかなり仕上がった。序盤にミスで負けたりもしたが、チームメイトの励ましもあり乗り越えられた。グランドファイナルでは相手がキャラを絞れないよう、ジェイミーなど、複数キャラを使える強みを生かしたい」と述べた。
ボンちゃんは「本節で自分が一番足を引っ張ってしまい、挽回できるのがプレイオフやグランドファイナルの場しかなかった。本当は全部大将を受け持って勝てるくらい仕上げたかったが、チームメイトの頼れる感がすごく、大将を負わなくても先鋒や中堅でチームを支えられれば良いと思って臨んだので、大将で出てくれたメンバーたちが応えてくれたプレイオフだった」と語った。
チームオーダーについて聞かれると、コーチの立川から選手目線ではぶれがちなところを整えてもらうことで、調整したという。また、Good 8 Squadのアウェイのカワノのオーダーについては特に迷いがあったが、カワノに勝てれば60ポイントになるという希望的観測でオーダーを組んだところ、うまい方に展開したとした。
グランドファイナルで当たりそうなDivision Fのチームや選手について聞かれると、1位のREJECTの名前が多くあがりつつも、どぐらはCrazy Raccoonと同じように本節で苦しい思いをしてきたZETA DIVISION Geeklyについても要注意だと語った。選手としてはLeSharやときどなど、REJECTの選手名が多く挙がった。
MATCH1とMATCH2の2戦分の対策が必要なCrazy Raccoonだったが、比重の割合がGood 8 Squadの方が多いように感じたと疑問を投げかけると、4人のメンバーのうち、ShutoのみがGood 8 Squadにかなり比重を置いて練習していたことを語った。特にGood 8 Squadで大将として出てきそうな選手に対しては全員に勝てるようにしたとコメント。
本節とは見違える動きを見せた、かずのこのヴァイパーについて、あと1カ月での伸びしろについて聞いてみると、かずのこは「まだ全然やっていない連携もあるし、確定反撃についてもキャラごとにもっと痛いのを入れたりがあるので、もうちょい伸びる」と伸びしろについて言及。また、これまではヴァイパーがどのキャラに有利か不利かが見えていなかったが、最近ではこうした有利不利が明確に分かってきたので、相手に応じた使い分けとしてヴァイパーが生かせるとし、キャミィやジェイミーなど、ほかのキャラクターの使いどころなどが明確になった点を強調した。
そして、シーズン中にサガットを使いつつ、豪鬼に戻したボンちゃんに今後のサガットの動向を尋ねると、正直ちょっときついっすねと漏らしつつ、アウェイのように誰が来るか見えにくい場合にサガットが厳しい点をアピール。改めてホームで相手が明確に分かるなら、相性などで出番がある可能性もあるとコメントした。
2巡目にオーダーが決まらず、長めの打ち合わせを行なった状況について聞いてみると、どぐらは「ぷげらのエドが想定外だった」点を改めてアピール。時間がかかった理由として、元々はボンちゃんが大将のカワノに出る予定だったが、ぷげらがエドで出てきたことで、どうするかで迷いが生じたという。ここはShutoが大将に出られるとなったことで解決して本番のオーダーになったとした。
なお、ぷげらについてはボンちゃんが対策を万全にしており、何ならコーチの立川からは前日に、ぷげらのエドも可能性はあるといわれていたので、予想外ながらも対応できたという。そして、勝因としては、相手の思う通りにさせないようにプレイできたことと語っており、練度や対策量の違いなども勝敗を分けたとした。
今回、史上初の下剋上となったが、それについての感想を求めるとどぐらは「とにかくしんどかった。プレイオフでは豪鬼としか対戦していないが、練習では舞や春麗、ジュリ、エド、ラシード、豪鬼とさまざまなキャラと対戦した。アウェイの場合、めちゃくちゃ練習するため、アウェイ連戦で底力が鍛えられたのかもしれない」とした。
また、2巡目までに全選手が出場する必要があるという新たなプレイオフのルールについて感想を求めると、どぐらは「いいルールだと思った。Crazy Raccoonは地力があるチームなので、自然にオーダーを組んだら自然とルールも消化できた。特に今回のGood 8 Squadは、さはらが連敗で弱っていたので、1人調子の悪い選手を潰すとこのルールは有利に働くとも感じた」とチームの総合力が試されるいいルールだとした。
最後にグランドファイナルへの意気込みを聞かれると「山あり谷ありの戦績で3位通過という苦労を乗り越えてきた。グランドファイナルも勝ってワールドも勝って、喜びの涙で締めくくりたい。また、これはかずのこを海外に連れ出せるチャンスでもあるので、最後まで応援してもらえると力になる」と冗談も交えつつインタビューを締めくくった。
広島 TEAM iXAがZETA DIVISION Geeklyを撃破して初のMATCH2進出!
翌日に行なわれたDivision Fのプレイオフ、MATCH1は、リーグ2位の広島 TEAM iXAと3位のZETA DIVISION Geeklyの1戦だ。1巡目、アウェイ側となるZETA DIVISION Geeklyのオーダーは先鋒がひぐちのガイル、中堅がヤマグチの舞、大将がももちのエド、控えはひかる。対するホーム側、広島 TEAM iXAは先鋒があきらのキャミィ、中堅がひびきのリリー、大将があでりいのエド、控えはACQUAとなった。
なお、ヤマグチは途中欠場の翔選手に代わっての参加のため、リーグ本節中は延長戦にしか出られない縛りがあったが、プレイオフからすべての試合への出場が解禁となっている。
1巡目先鋒戦、あきらのキャミィとひぐちのガイルの1戦はひぐちがキャミィ対策を見せて、2-0で勝利。続く中堅戦はひびきのリリーとヤマグチの舞の1戦で、ここはひびきのリリーが見事な舞対策を見せて2-1ながらひびきが勝利。大将戦はあでりいのエドとももちのエドによるミラーマッチ。ここはフルカウントフルセットまでもつれ込む接戦をももちのエドが3-2で勝利。ZETA DIVISION Geeklyがアウェイながら30-10で勝ち越しで2巡目に進むこととなった。
続いて2巡目がスタート。アウェイ側、広島 TEAM iXAのオーダーは、先鋒にACQUAのブランカ、中堅があきらのキャミィ、大将があでりいのエド、控えはひびき。対するZETA DIVISION Geeklyのオーダーは先鋒がひぐちのガイル、中堅がヤマグチの舞、大将がひかるのA.K.I.、控えはももちとなった。
2巡目先鋒戦、ひぐちのガイルとACQUAのブランカの1戦はひぐちのガイルがACQUAを抑えて2-0の完封勝利。続く中堅戦はヤマグチの舞とあきらのキャミィの1戦で、ここはヤマグチが2-1で勝利。プレイオフで初勝利を飾るとともにチームのリードをさらに広げた。2巡目の大将戦、ひかるのA.K.I.とあでりいのエドの1戦は、フルカウントフルセットまでもつれる接戦の末、粘りを見せたあでりいが3-2での逆転勝利を決めた。
2巡目終了時点で、ポイントは50-30となり、ZETA DIVISION Geeklyのリードは変わらずも、広島 TEAM iXAが追いすがる展開となった。
3巡目は再度ZETA DIVISION Geeklyがアウェイでスタート。オーダーは先鋒がひぐちのガイル、中堅がヤマグチの舞、大将がももちのエド、控えはひかる。対して広島 TEAM iXAのオーダーは、先鋒がひびきのリリー、中堅があきらのキャミィ、大将はあでりいのエド、控えはACQUA。
3巡目の先鋒戦は、ひびきのリリーとひぐちのガイルの1戦で、ひぐちのガイルも善戦したが、ここはひびきのリリーが2-1で勝利。続く中堅戦はあきらのキャミィとヤマグチの舞の1戦で、ここはあきらのキャミィが接戦を制し、2-1で勝利。この時点でのポイントは50-50で同点となり、次の大将戦の勝敗で勝負が決するポイント差まで広島 TEAM iXAが追いついた形となった。
勝負を決する3巡目大将戦は1巡目と同様、あでりいのエドとももちのエドのミラーマッチ。ももちのエドが2連勝ながら、そこからあでりいが粘りを見せてフルカウントフルラウンドまでもつれ込む接戦となり、最後はあでりいが逆転の3連勝を決めて、3-2で勝利。最終結果は、広島TEAM iXAが70-50でZETA DIVISION Geeklyに逆転勝利する結末となった。
試合終了後は、勝利した広島 TEAM iXAのインタビューが行なわれた。リーダーのACQUAはチームメンバーたちの勝利を絶賛、特に3巡とも大将を務めたあでりいに改めて感謝の言葉を送った。ひびきは去年のSFL2024にて、MATCH1で負けた点を挙げ、順位を上げることができた喜びを語った。あきらもあでりいの試合を賞賛し、子どもを見守る親のように見守ったとし、アドバイスではなくひたすら応援したことを語った。また、3巡目の先鋒でひびきが勝った点についての感謝の意を改めてアピールし、メンバーたちの絆を感じさせた。
大将戦で勝利したことで、チームを勝利に導いたあでりいは、言葉が出てこないくらいうれしいと勝利の喜びをアピール。チームメイトへの感謝の言葉も語った。
MATCH2への意気込みとしてメンバーたちからは次の試合へのコメントが語られる中、リーダーのACQUAは、この勢いに乗ってMATCH2でREJECTに勝利したいと語った。
本日惜しくも敗れたZETA DIVISION Geeklyのインタビューでは、リーダーのももちからこのメンバーでもっと続けたかったと語り、途中から言葉が詰まって何も言えなくなっていた。ひぐちは悔しい結果で受け入れられないと悲しみをアピール。ひかるは2巡目の大将戦であでりいに勝ち切れなかった悔やしさを語った。ヤマグチは自分のミスやオーダーなどを振り返り、頭の中がいっぱいとし、悔しい気持ちをにじませた。
最後にリーダーのももちからファンに向けてのコメントとして、今年から新たにチームを組んだZETA DIVISION Geeklyだが、以前自身が運営していたチーム「忍ism Gaming」についても言及し、古くから見てくれているファンの声に応えられなかった結果を詫びるとともに、まだまだ若い4人なので引き続き頑張っていくとしてインタビューを締めくくった。なお、リーダーのももちが、「まだまだ若い4人」の中に含まれているという小さなボケについては、特に触れられることはなく、ハメコ。氏が苦笑いするのみとなった。
MATCH2はREJECTが広島 TEAM iXA相手に70-20で勝利し、グランドファイナル進出決定!
Division Fのプレイオフ、MATCH2はリーグ1位のREJECTと、先ほどMATCH1で勝利した広島 TEAM iXAの1戦となる。アウェイ側、広島 TEAM iXAのオーダーは、先鋒があきらのキャミィ、中堅がひびきのリリー、大将があでりいのエド、控えはACQUA。対するREJECTは、先鋒がときどのケン、中堅がふ~どのエド、大将がLeSharのエド、控えはウメハラとなった。
1巡目の先鋒戦、ときどのケンとあきらのキャミィの1戦は、あきらが善戦して2-1で勝利。続く中堅戦、ひびきのリリーとふ~どのエドによる1戦は、ひびきのリリーの動きがよく2-0でふ~どに勝利し、本節でのリベンジを果たすこととなった。大将戦、LeSharのエドとあでりいのエドによるミラーマッチは2-2までもつれる展開ながら最終セットでLeSharのエドが一気に勝負を決めて、3-2で勝利。チームとしては、20-20の同点の状況で2巡目に突入する展開となった。
2巡目、アウェイ側のREJECTのオーダーは、先鋒がふ~どのエド、中堅がウメハラの豪鬼、大将がLeSharのエド、ときどが控えとなった。対する広島 TEAM iXAは、先鋒がACQUAのブランカ、中堅があきらのキャミィ、大将があでりいのエド、控えにひびきの布陣だ。
2巡目の先鋒戦、ACQUAのブランカとふ~どのエドの1戦は、ふ~どのエドが2-0で勝利。続く中堅戦はあきらのキャミィとウメハラの豪鬼の1戦で、フルカウントフルセットまでもつれながらもあきらの反応がよすぎて、ラッシュの予備動作の段階でSA3を誤発動してしまい、ウメハラの豪鬼が勝ち切り2-1で勝利となった。大将戦はあでりいのエドとLeSharのエドによる2度目のミラーマッチだが、ここも2-0で追い込まれながら2-2まで追いつくも最後まであでりいが勝ちきれず、LeSharが3-2で勝利。REJECTが2巡目に全勝したことで、60-20に点差を広げ、あと10ポイントで勝利する展開となった。逆に広島TEAM iXAは1戦でも負けた瞬間に敗退が決定となる。
3巡目、アウェイ側、広島 TEAM iXAのオーダーは先鋒があきらのキャミィ、中堅がひびきのリリー、大将があでりいのエドで、控えはACQUA。対するREJECTは先鋒にときどのケンが再度登場した。
3巡目の先鋒戦、ときどのケンがあきらのキャミィに挑む、1巡目と同じ対戦となったが、ここはフルカウントフルセットまでもつれるギリギリの接戦をときどが2-1で勝利し、先ほどのリベンジを達成。ポイントは70-20となり、REJECTが広島 TEAM iXAに勝利し、グランドファイナルへの進出を決める結果となった。
惜しくも敗れた広島 TEAM iXAのインタビューでは、リーダーのACQUAが、どの試合も逆の結果になってもおかしくないいい試合ばかりだったとメンバーたちの善戦を語った。ひびきもREJECTの強さを語り、あと1歩が遠いチームとしながらも、次回出られるならプレイオフ優勝を目指したいと前向きにコメント。あきらは号泣しながら勝ちきれなかった結果を悔やむとともに、グランドファイナル進出を決めたREJECTにエールを送った。あでりいは今日の試合で、SFLでの経験で得られた物を出し切れたとコメント。無名の頃に誘ってくれた広島 TEAM iXAでプレイオフまで来られたことを誇りに思うとした。
最後にリーダーとして、ACQUAからファンへのメッセージを求められると「本節開始からプレイオフまで長いようであっという間だった。広島の現地や配信コメントなどでの応援の声が日々増えているのを感じており、それが力になった。結果は及ばずここまでだが、1歩ずつ順位を上げており、次があれば今度こそグランドファイナルにいけると思うので、もし来年があるなら頑張りたい」とし、応援してくれたファンたちに改めて感謝の言葉を送り、インタビューを締めくくった。
そして引き続き、見事に勝利したREJECTのインタビューが行なわれた。リーダーのときどは全員が点を取ることができたのでいい勝利になったとした。ふ~どは初戦で負けた点を悔やみつつ、LeSharの勝利がいい流れを引き寄せたこと、チームが勝てたことを素直に喜んだ。また、グランドファイナルに向けての練習が自身を強くすることにつながるのでうれしいとし、チームメンバーとともにムキムキの状態になってグランドファイナルに挑みたいとした。
ウメハラはLeSharに頼ってグランドファイナルに進出したことを嬉しくもあり、情けない気持ちもあるとし、もっと練習を頑張りたいとした上で、まだ遊べるのがうれしいともコメントした。LeSharは元々SFLではテリーがメインだったが、ももちとのエドミラーマッチで負けてエドの自信がなくなっていたという。一方でSFLではエドの力が必要と考えて再度取り組んだ結果、あでりいに勝てるようになってうれしいとした。また、日本でのSFL参加はこれが最後なので、グランドファイナルまで期間が伸びたのはうれしいともコメントしていた。
グランドファイナルへの意気込みを聞かれると、ときどは、Good 8 Squadへのリベンジを果たすつもりだったが、代わりに厄介なチーム、Crazy Raccoonが出てくることになったとしつつも、敬意を持ってREJECTが挑むつもりで練習を積んでいきたいとした。ふ~どは楽しそうなチームが相手なのでこちらも何をしようか考えているとした。ウメハラは今までSFLで優勝したことがないので、今回は反則なくらい強いチームで挑むので、ここでSFL優勝を果たしたいとした。LeSharは去年のSFLではグランドファイナルで負けてしまったので、今年こそ優勝して晴れて韓国に帰りたいとした。
最後にファンに向けてのメッセージを聞かれると、ときどはいつも応援してくれて感謝しているとした上で、ファン以外にもREJECTのメンバーたちやチームのスタッフたち、スパーリングに付き合ってくれているプレーヤーたち、Division Fでともに試合したすべてのチームの人たちの想いを継いでグランドファイナルに臨ませてもらうので、楽しみにしていてほしいとした上で、最後には恒例の「チームREJECT!」の掛け声でインタビューを締めくくった。
配信終了後には、オンラインでのメディア合同インタビューが行なわれた。プレイオフの感想についてときどは「非常に長い戦いでしたが、とにかく勝てて安心しています。厳しい戦いでしたがチームメイトに感謝しています」とチームメイトへの感謝を語った。
LeSharは一言簡潔に勝てて嬉しいとコメント。加えて「一番難しい試合だからこそ、結構難しいことなどちゃんと練習したところが出て良かったと思います」とした。ふ~どは「やはりあでりいのエド戦が結構ちゃんと準備できたというのが、攻略として良かった。それでLeSharがちゃんと勝ってくれてすごい嬉しかった」と大将戦で全勝したLeSharを賞賛するとともに攻略がうまくいったことを喜んでいた。
ウメハラは過去を振り返り「チーム戦をたくさんやってきて、先鋒、中堅が負けた後ってやっぱり大将戦でも引きずることが多いが、そういう時にちゃんと耐えて跳ね返してくれたLeSharの大将の勝ちから、こっちが勝つ空気になったと思うので、あそこが本当に分水嶺だった」とプレイオフを振り返る。
また「その後の3巡目、優勢になったところでも気を抜かずにみんなでアドバイスとかしながら10点を取るのに真剣に向き合えたのはすごく良かったなと思いましたね。たった10点なんだけど、その10点の重さをみんな知ってるので」とし、大将戦で粘りを見せたLeSharの勝利と最後の10ポイントの攻防についてコメントした。
新ルールでは、チームメンバー全員が2巡目までに出る必要があったが、リーグ本節にて出番の少なかったウメハラがアウェイの中堅で出ることになったオーダーの意図について聞いてみると、ウメハラはエド戦をかなり詰めており、当初はホームであでりいのエドに挑む予定だったという。
ところが「うちのチームには強いエド(LeSharとふ~ど)が2人いるのが難しいところで、ほかのエド戦がかなりいい感じにできていても、2人との勝率が悪いとなんか出る気がなくなるというトラップがあるんです」とREJECTならではの事情を語る。そしてよりによって昨日、その状態になってしまったため、急遽LeSharに大将戦に出てもらう形になったとし、あでりいとウメハラの対戦の目もあったことを明かした。さらに、ホームでACQUAに出る予定もあったが、相手が出なかったので、やむを得ず中堅での出場になったと裏事情を語った。
なお、キャミィ戦もリリー戦も実をいうと全くやっていなかったと驚きのコメントも飛び出した。しかし、結果からいうと、全然やっていないので思いっきりやろうという気持ちになり、縮こまらずに細かい対策などは気にせず、大事な読み合いだけ勝てればいいという思い切りの良さがあったのが勝ちにつながったのかもしれない、と勝因について語った。
Division Sは本節3位のCrazy Raccoonが勝ち上がる「下剋上」が起こったが、それを前日に見ていたREJECTとしてはどういう心境だったのか聞いてみると、リーダーのときどは素直に「怖いなと思いましたよね」と一言。ときどは過去にGood 8 Squadの練習場で一緒に練習させてもらっていたこともあるとしており、実際に現在のREJECTのオフライン練習のきっかけにもなったようで「あれだけ入念に試合前の準備をしていても、結果はたった1日の試合で決まってしまうものなので、そこの部分は怖いなと思いました。ただ、そうはいっても自分たちの今までの取り組みを信じて、自信を持って戦うというのが大切なので、そこだけはぶれないようにしたいなと思って今日も戦いました」とし、1発勝負のプレイオフへの心構えを改めて語った。
ZETA DIVISION Geeklyと広島 TEAM iXAで、結果としては広島 TEAM iXAが来ることになったが、MATCH1を見ていて、どちらが来ると思ったかたずねると、ときどは五分五分だとみていましたとコメント。また、どちらが来た方がよかったか聞いてみると、チームとしては過去に勝率の高い広島 TEAM iXAと回答。一方でふ~どは個人的には、ZETA DIVISION Geeklyが来ていたらももちのエドとの対戦を担当することになっていたので、責任重大だなと思ってみていたとした。
そんなふ~どが本節では負けなしだったひびきのリリー相手に1巡目で負けてしまった点について聞いてみると、受け方とかが全然違いましたねと感心した様子でコメント。過去2戦は読み合いが通ったなどの要素もあったが、結構簡単に勝てていたが、前回通用していた作戦が通じず、逆にその動きを狙われるなど、準備をちゃんとしていて、きつかったと振り返った。
あでりいとの1巡目の大将戦は20ポイント取られた状態で挑むことになったが、その心境について聞かれると、LeSharは、プレッシャーもあり負けると思っていたが、ここで勝てないとチームが負けてしまうと思ったので全力で挑んだ結果、運がよかった点も多かったほか、ときどからのアドバイスが活きる場面も多かったのが勝利につながったとした。あでりいについては、リプレイなどを見て動きなどを研究していたが、実際に試合してみると思ったよりも差し返しがうまいなど驚きもあったという。
また、LeSharがメインで使うテリーの出番について聞かれると「エドでの試合内容が悪ければテリーを出す考えは常にあった。グランドファイナルでもテリーを出す可能性は十分ありますね」としており、キャラクターの相性次第では、LeSharテリーの出番もありそうだ。
グランドファイナルで対戦するCrazy Raccoonの対策について聞かれると、ときどは「このキャラ構成のまま行くのかどうかがまだ分からないので、そこら辺は何ともいえないが、REJECTの練習部屋にいろんな方にスパーリングに来ていただいて、毎日対戦してもらう練習スタイルは今後も続けていくので、これからグランドファイナルまでやっていきたいなと思っております」とした。ふ~ども練習については「Crazy Raccoonが出すと思われるレアキャラとの練習は楽しいと思う。毎日舞とかエドの対戦ばかりしてる方が絶対きつい」とし、これにはときども「やっぱりゲームなので楽しく練習できないとね」と賛同していた。
今回出場のなかったときどのJPについて聞かれると、ときどは「JPは相手の布陣次第で出す予定ですが、今回は噛み合いませんでした。グランドファイナルを楽しみにしていてください」とコメント。
最後に改めてグランドファイナルに向けての意気込みを聞かれると、ときどは「本当に昨日はすごくいい試合(Division Sのプレイオフ)を見させていただいて、僕らの練習のモチベーションも一層上がっています。相手はCrazy Raccoonという本当に大きいチームで、日本のeスポーツ業界を支えるいいチームだと思っていますので、むしろ僕たちは胸を借りるつもりでしっかりと体作りを挑戦者の気持ちで臨みたいと思います」としてインタビューを締めくくった。
下剋上を起こしたCrazy Raccoonか、最強REJECTか?グランドファイナルは2026年1月31日開催!
以上、2日間にわたって行なわれたSFL2025プレイオフの概要とS/Division Fの勝利チームのインタビューの模様を中心にお届けした。今回は新たな試みとしてプレイオフもオンラインで行なわれる形となったが、新たな環境で勝利したのが、片やSFL史上初となる3位チームのグランドファイナル進出を成し遂げたCrazy Raccoon、片や前年度Division F王者の貫禄を見せつける結果となったREJECTの2チームというのは面白いところ。プレイオフで勝利した2チームは、2026年1月31日、パシフィコ横浜の会場にて、日本一のチームを決める最終対決、グランドファイナルにて雌雄を決する。
どちらのチームが勝つかは、最早想像もつかない。両チームともエースといえる存在はいるが、エース以外の選手についてもベテラン選手が多く在籍するチーム同士の対決ということもあり、両チームのメンバーが並ぶ写真を見ていると、古くからの格闘ゲーマーほど、多くの因縁が思い浮かぶことだろう。
過去のチームメイトだったボンちゃんとときどやShutoとふ~ど、同じRed Bull eSports所属のボンちゃんとウメハラなど、浅いところでもこれだけの因縁があるチーム同士の対決は、想像するだけでテンションが上がる。来年1月31日のグランドファイナルの開催が早くも待ち遠しい。
個人的には、SFL2024の世界王者、Good 8 Squadがプレイオフで敗北するとは夢にも思っていなかったが、やはり個人戦とは異なるチーム戦特有の緊張感に負けてしまった可能性や、勝ち続けることへの目に見えない重圧が、観戦者の想像以上に凄まじい物だったのかもしれないなどいろいろと考えさせられる。どこかで聞いたことのあるセリフだが、今回の敗北がいつか、Good 8 Squadのメンバーたちにとっての大きな財産になる日がくるのかもしれないことを切に願うのみだ。































































![[Amazon限定ブランド]CCL い・ろ・は・すラベルレス 2LPET ×8本 ミネラルウォーター 無味 製品画像:2位](https://m.media-amazon.com/images/I/41h0MHfvhkL._SL160_.jpg)







