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2BASSA悲願の初勝利!広島TEAM iXAは単独首位!熱い展開が続くSFL 2025 Division F第6節
2025年10月27日 09:54
10月24日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL2025)」のDivision F 第6節が行なわれた。先ずは残念なお知らせとして、ZETA DIVISION Geeklyの翔選手が、体調不良のため、eスポーツ選手としての引退を発表した。病状などの詳細については神経機能の不調という発表以外の詳細は不明だが、とにかく先ずは翔選手としてではなく、一個人としての翔さんの心身の回復を心から願うばかりである。
それに伴い、ZETA DIVISION Geeklyは翔選手がメンバーから外れ、代わりにヤマグチ選手が加わることとなった。ただし、ヤマグチ選手はリーグ本節の間は、先鋒、中堅、大将としては出場できず、延長戦のみ参加が可能となる。なお、プレイオフ以降はこうした制限は一切なくなる。
本稿ではSFL 2025 Division F第6節の全試合の模様をダイジェストで紹介するとともに、全MATCHそれぞれのMVP選手へのオンラインでのインタビューの模様を紹介する。なお、以下の記事内では選手の敬称は略して記載している。
SFL 2025全試合はYouTubeにてライブ配信を行なっているほか、アーカイブも公開されているので、試合内容の詳細などについてはこちらも確認してみてほしい。
新生ZETA DIVISION GeeklyがREJECTを撃破!
MATCH1はホームがZETA DIVISION Geekly、アウェイがREJECTの1戦。アウェイ側のオーダーは先鋒がふ~どのエド、中堅がウメハラの豪鬼、大将はLesharのエド、リザーブはときどのケンとなった。対するホーム側、ZETA DIVISION Geeklyのオーダーは先鋒がひかるのA.K.I.、中堅がひぐちのガイル、大将がももちのエド、リザーブはヤマグチの舞となった。
先鋒戦はひかるのA.K.I.とふ~どのエドの1戦で、ひかるのA.K.I.がふ~どのエド対策を見せて1セットを先制するも、対策への対応がスムーズなふ~どのエドが反撃し、2-1の逆転勝利でふ~どのエドが勝利。続く中堅戦、ひぐちのガイルとウメハラの豪鬼の1戦は、ひぐちのガイルの気合いの入った攻めが通り、2-0でウメハラの豪鬼を撃破。ポイントとしては10-10の同点となった。
大将戦はももちのエドとLesharのエドによるミラーマッチ。前半2セットはももちのエドが好調で連勝。ここでインターバルを挟んでLesharがテリーピックで再登場。ところがキャラを変えても流れは変わらず、ももちのエドが3-0で勝利した。
この大将戦の勝利により、試合としてはZETA DIVISION GeeklyがトップのREJECT相手に30-10で勝利した。
MVPには、ZETA DIVISION Geeklyのひぐちが選出された。中堅戦勝利によるMVPの感想を聞かれると、「現状チームとしては4位という状況の中、10点、20点が大事になってくると考えていたので、ウメハラとの対戦において、前回悔しい負け方をしてしまった相手ではあるが、チームに貢献できるように練習してきた内容が、結果につなげられてうれしい」とコメント。
チームのオーダーについて可能な範囲で伺うと、前回、ももちがLesharに勝っていたので、その組み合わせは確定しており、その後はひかるがふ~どに当たるところまでスムーズに決まった。後はウメハラ、ときどのどちらが来てもひぐちが対応する心構えで練習をしてきたという。
ウメハラの豪鬼対策の1つとしては、斬空波動拳の対処についていろいろと工夫したほか、心構えとしては、相手の攻撃を受けすぎず、自分の攻めを通すように動くなどを検討していたようだ。また、ときど対策としては、JP対策についても練習しており、どちらが出てきても万全の状態だったとしている。
今日から翔との入れ替えでヤマグチがリザーブに加わり、新生ZETA DIVISION Geeklyになったが、注目ポイントについて聞かれると「ZETA DIVISION Geeklyは本当に強いチーム。この先も底力を見せていきたいので、そこに注目してほしい」とコメント。また、ヤマグチへの一言としては「翔選手の引退は悲しいことだけど、ヤマグチとはこれまで組んだことがなかったので、一緒に組めて本当に嬉しい。一緒に練習して勝利を掴みましょう」とヤマグチと同じチームが組めたことを歓迎するような一言を送った。
最後に次節、VARREL戦について意気込みについて尋ねると「次はアウェイでのVARREL戦だが、今競ってる相手なので、みんなで鍛錬してここから40点をたくさん取っていきたい」としてインタビューを締めくくった。
2BASSA、悲願の初勝利に涙!リーダーのヤナイも爆発でFUKUSHIMA IBUSHIGINがVARRELに勝利
MATCH2はホームがFUKUSHIMA IBUSHIGIN、アウェイがVARRELの1戦。アウェイ側、VARRELのオーダーは先鋒がtsの豪鬼、中堅がマゴのジュリ、大将が水派の舞、リザーブはYHC-餅のダルシム。対するホーム側、FUKUSHIMA IBUSHIGINのオーダーは先鋒が鶏めしのダルシム、中堅が2BASSAのジュリ、大将がヤナイのベガ、リザーブはジョニィとなった。
先鋒戦、鶏めしのダルシムとtsの豪鬼の1戦は一進一退の攻防が展開したが、フルセットフルカウントの最終戦後半、チャンスを掴んだ鶏めしのダルシムがコンボをミスしてしまい、その隙を突いたtsがリーサルを決めて2-1で先制。
続く中堅戦、2BASSAのジュリとマゴのジュリによるミラーマッチは、マゴのジュリの当て勘が冴えて1セットを先制。ここでFUKUSHIMA IBUSHIGIN側はインターバルを挟んでの再戦で2BASSAの勢いある攻めが見られるようになり、なんと2-1で2BASSAがマゴ相手に逆転勝利を決めた。なお、2BASSAはSFL2025においてはこれが初勝利となる。
大将戦はヤナイのベガと水派の舞の1戦。1セット目はヤナイのベガの動きが良く先制。ここで水派はキャミィにキャラを変更して挑むも、試合全体の流れは変わらず、ラウンドを取られながらも要所でヤナイのベガが火力を見せて連勝で2-0とリードを広げる。ここでVARREL側はインターバルを挟む。そして迎えた3セット目、水派のキャミィの反撃が始まり、立て続けに2セットを取り返す。こうして迎えた最終5セットもギリギリの攻防の末、ヤナイのベガが踏ん張りを見せ、結果は3-2で勝利!
試合としてはFUKUSHIMA IBUSHIGINが30-10でVARRELに勝利した。
MATCH2のMVPはFUKUSHIMA IBUSHIGINのヤナイが選出された。大将戦での勝利の感想を聞かれると「前半節はチームとして苦しい展開が続いたので、今日勝ててよかったと思う」と素直に語った。
チームのオーダーについて可能な範囲で伺うと、「オーダー自体はいろいろな組み合わせを考えていたが、当初、マゴに2BASSAを当てるのは薄い線だったが、2BASSAがマゴを追っていて自信もあるようだったので任せた」とコメント。大将戦については、当初ジョニィが行く予定だったが、直前のメンタルのブレなどからヤナイが行く流れになったという。
前節、ヤナイは大将戦において、Leshar相手に2-0まで追い込んだにも関わらず、そこからまくり返されての惜敗という展開だったが、今回もその時と同じように2-0と追い詰めてから逆転されそうになる展開になった。これについてヤナイは配信内のインタビューでもその時の記憶がフラッシュバックしたと語っていたが、そこからどのようにして気持ちを切り替えたのか、について聞いた。
するとヤナイは「インターバルはなかったが、試合の合間の時間を使って、ここまできたら後はメンタル勝負!とにかく気合いで乗り切るしかない!と気合いを入れて、吹っ切れて挑んだ結果がいい形で出たことで乗り切った」とコメント。加えて「そもそも、2BASSAが勝利したことで、大将戦自体、とても楽しく試合ができたのも大きい。2BASSAが勝ってくれたおかげでこちらも気持ちが乗って勝つことができた。2BASSAが負けてたら勝てなかったかもしれない」とし、初勝利を飾った2BASSAの存在の大きさについてもコメントした。
そんな初勝利を飾った2BASSAに何か一言とコメントを求められると、嬉しそうに「この後、おごってあげたいくらいの気持ち。普段から一緒に練習をしているが、その練習内容は本当によかったのに勝てない日々が続いていた。でも、これまでの積み重ねがあっての初勝利だと思うので、本当によくやったと伝えたい」とした。
FUKUSHIMA IBUSHIGINとしての注目ポイントを聞かれると「現在さらにチーム練習を増やしており、お互いの動きを指摘するなど切磋琢磨しているので、今後もみなさんにいい動きを見せたい」とコメント。
最後に次節のDetonatioN FocusMe戦への意気込みについて尋ねると「FUKUSHIMA IBUSHIGINはホームが強いチームだと思っているが、前回はアウェイで勝てているので、今回もホームで勝てるように頑張りたい」としてインタビューを締めくくった。
広島TEAM iXAが絶好調!DetonatioN FocusMe相手に40-0完封勝利!
MATCH3はホームが広島TEAM iXA、アウェイがDetonatioN FocusMeの1戦。アウェイ側、DetonatioN FocusMeのオーダーは、先鋒が竹内ジョンのジェイミー、中堅はナウマンの舞、大将はGO1の春麗、リザーブは板橋ザンギエフのマリーザ。対する広島TEAM iXAは、先鋒があでりいのエド、中堅はひびきのリリー、大将はあきらのキャミィ、リザーブはACQUAとなった。
先鋒戦、あでりいのエドと竹内ジョンのジェイミーの1戦、1セット取られながらもここは2-1であでりいのエドが見事に勝利。続く中堅戦は、ひびきのリリーとナウマンの舞の1戦で、ここはひびきのリリーが2-0で勝利し、20-0でポイントを積み重ねる。
大将戦はあきらのキャミィとGO1の春麗の1戦。前半2セットはあきらのキャミィが冷静かつ攻めの姿勢でGO1の春麗を圧倒する展開。2-0の状況からDetonatioN FocusMeがインターバルを取り、続く3セット目はGO1が取り返すも次の4セットは再びあきらのキャミィが攻め切り、3-1で大将戦に勝利。
チームとしては広島TEAM iXAがDetonatioN FocusMe相手に40-0の完封勝利を決めた。
MATCH3のMVPには広島TEAM iXAのあきらが選出された。見事に大将戦で勝利した感想を聞かれると、「試合が始まる前からGO1の春麗に行く可能性が高かったのでイメトレはしており、その通り刺さったのがよかった。1セット目勝てたのが特に大きく、この初手の攻めが通るのは運がいいと判断できたのもその後の試合展開に大きく影響した」とコメント。
本日のチームオーダーについて伺うと、GO1の春麗が大将で来る可能性が高いが、そこを前回勝利したあでりいのエドが大将で再戦にいくかどうか迷ったが、GO1がエド戦をかなりやり込んでいて、しかもかなりあでりい対策が進められていたようだったので、相手のオーダーをずらす意図であきらが挑む方向にチェンジしたという。
あきらはSFLにおいてはここまでキャミィ1本で戦っているが、今後もキャミィ1本でいくか聞いてみると「分からない」と慎重な一言。詳しく聞いてみると、やはりキャミィを使っているとコンボ火力が高いキャラクターを相手にすると攻め負けてしまうことがあるため、現在も舞をサブキャラとして持っているが、C.ヴァイパーなどいろいろなキャラクターを試して、動きがよければ今後SFLでも使う可能性があるとした。
強豪のGO1に対して勝利した要因について聞いてみると「攻めの意識を強く持てたのが勝因」と一言。続けて「いつもは相手を苦しめるように意識してプレイしているが、試合の途中から何度か逆択でOD天翔脚を喰らっていたので、自分1人だったらそこで起き攻めを控えるようになっていたと思う。でも、そこでメンバーたちから、これはいったほうがいいというアドバイスがあったおかげで攻める意識を強く持てたことが勝ちにつながった」としており、チームでの勝利だった点を強調した。
現在、広島TEAM iXAが単独首位となっているが、チームとしての強さを聞かれると、「お互いリプレイなどを見合ってアドバイスし、そういった情報を知識として早めに頭の中に入れているおかげで、試合中の声掛けなどもスムーズにできているのが勝率につながっていると思う」とコメント。
首位の立場から今後マークすべきチームを聞かれると、2位のREJECTはもちろんマークしているが、ZETA DIVISION Geeklyもすごく強いチームだと考えているとしており、最終節でZETA DIVISION Geeklyと当たることになるので、そこまでに3位以上にしておかないと厳しそうだと冷静なコメントを残した。
直接あきらの話ではないが、チームメンバーのあでりいが前回初の敗北を喫した後に何か言葉をかけたか聞いてみると、あでりいは選手としてとても強いので、もし負けたとしても立ち直れるのは分かっていたため、個人的には連勝を続けるよりは、プレイオフ前に負けて逆によかったとコメント。
試合に負けた直後には、どこかで負けるものだからあまり気にしないでと声を掛けていたが、実際に今日の先鋒戦はかなり緊張していたようだ。ただし、たとえ負けが続いても、その次の試合には勝っても負けても出るようにして立ち直るきっかけにしてほしいと、自身の経験なども踏まえてアドバイスをしていたようだ。
最後に次節、現在も所属するREJECT戦への意気込みとファンへの一言としては「勝ちたいですねぇ。でも強い相手なのに加えて、自分(あきら)のことをよく知り、過去にチームを組んだことのあるメンバーばかりなので、ここにアウェイで勝てればどこにも負けないくらいの自信につながると思うので、頑張りたい」としてインタビューを締めくくった。
広島TEAM iXAが独走態勢?次回、2位のREJECTとの直接対決が分水嶺となるか?
以上、SFL 2025、Division Fの第6節の試合の模様を紹介するとともに、MVPインタビューの様子を紹介した。なお、冒頭でも触れたが、試合内容の詳細や配信でのインタビュー内容については、YouTubeのアーカイブをぜひチェックしてみてほしい。
第6節を終え、残り4節の状況でトップの広島TEAM iXAは190ポイントで、2位のREJECTとの差は30ポイント。さらにそこから3位のZETA DIVISION Geeklyとの差は40ポイントとなり、かなりのポイント差が開く形となった。
3位以下については、4位のDetonatioN FocusMeが10ポイント差、5位のVARRELは20ポイント差で、6位のFUKUSHIMA IBUSHIGINとは10ポイント差となっており、3位以下がかなりの激戦区となっているので、プレイオフ進出の条件である3位に入るならまだまだ可能性はどのチームにも残されている。
注目はやはりメンバーの入れ替えで延長戦への不安材料がなくなった新生ZETA DIVISION Geeklyの今後の巻き返しと、今回2BASSAの初勝利、大将ヤナイの好調ぶりなど、ポジティブな材料が目立つこととなったFUKUSHIMA IBUSHIGINの勢いだろう。もちろん、本日は惜しくも敗れたDetonatioN FocusMeやVARRELの巻き返しの展開も気になるところだ。
そんなDivision Fの次節は現在トップの広島TEAM iXAと2位のREJECTによる直接対決、巻き返したいDetonatioN FocusMeとさらに勢いに乗りたいFUKUSHIMA IBUSHIGINの1戦、巻き返したいVARRELと新生メンバーでプレイオフ進出を目指すZETA DIVISION Geeklyの1戦となっており、リーグ後半節の中でもかなり節目の試合ばかりとなることから、かなり注目度が高い1日となりそうだ。
©CAPCOM






































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