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もけ、悲願の初勝利。初投入のShutoリュウはガチくんラシードを撃破!SFL 2025 S Division第6節レポート
2025年10月22日 12:41
10月21日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL2025)」のS Division 第6節が行なわれた。いよいよ全10節の後半節がスタートとなる。
なお、10月15日に実装され、注目を集めている新たな追加キャラクター、C.ヴァイパー(以下ヴァイパー)についてだが、SFL2025においては、大会開催日から数えて7日前の日付までにリリースされたキャラクターしか使用できないというルールが明文化されている。そのため、ヴァイパーの初お披露目が可能なのは10月22日以降、SFL2025のスケジュールではF Divisionの第6節以降となる。
本稿ではSFL 2025 S Division第6節の全試合の模様をダイジェストで紹介するとともに、全マッチのMVP選手へのオンラインでのインタビューにて、MVP獲得の心情や現状、チームメイトの動向などを紹介する。なお、以下の記事内では選手の敬称は略して記載している。
リーグ初登場のShutoのリュウが大将戦でガチくんを撃破
MATCH 1はホームがGood 8 Squad、アウェイがCrazy Raccoonの上位2チームによる頂上決戦だ。アウェイ側となるCrazy Raccoonのオーダーは、先鋒がどぐらのエレナ、中堅がかずのこのキャミィ、大将がShutoの豪鬼……ではなくリュウ!そして、リザーブはボンちゃんの豪鬼だった。対するGood 8 Squadは、先鋒がカワノの豪鬼、中堅はぷげらのサガット、大将はガチくんのラシード、リザーブはさはらのエドとなった。
先鋒戦、どぐらのエレナとカワノの豪鬼の1戦で、ここはカワノが徹底したエレナ対策を見せ、2-0で先制。中堅戦はかずのこのキャミィとぷげらのサガットの1戦だが、ここはぷげらのサガットが立ち回りでキャミィを抑えてここも2-0で勝利。ここまでGood 8 Squadは全勝をキープ、20-0でリードする展開となった。
大将戦はShutoのリュウに対してガチくんのラシードが挑む。今回がリーグ初登場となるShutoのリュウだが、その動きはほかのプレーヤーのリュウとは異なる個性的な動きを見せており、ガチくんのラシードを翻弄していく。最終的にはShutoのリュウが3-1で大将戦に勝利し同点に追いつくという驚愕の展開を見せ、そのまま延長戦に突入する運びとなった。
延長戦はボンちゃんの豪鬼とさはらのエドの1戦となり、ここはさはらが1セット先制すればボンちゃんが1セット取り返すギリギリの激闘。フルセットフルカウントの最終盤面、ギリギリの体力同士の攻防の中で、さはらのエドが強気の攻めに成功して勝利し、延長戦を制した。チームとしてはGood 8 Squadが30-20でCrazy Raccoonに勝利した。
MATCH 1のMVPにはGood 8 Squadのさはらが選ばれた。延長戦で勝利した感想を聞かれると「練習でやってきた豪鬼戦のスタイルをそのまま本番に持ってこられたのがよかった」とうれしそうにコメント。
本日のオーダーについては、カワノとぷげらのマッチングは決まっていたが、ガチくんとさはらについては、どちらがどのように出るかは当日まで決まっておらず、当人の試合直前の段階でガチくんが行く流れになったという。
さはらは配信でのインタビューにおいて、緊張したという発言があったが、何に対しての緊張だったかについて聞いてみると、「リュウ戦に対する自信のなさと、大将戦でトップをかけたCrazy Raccoonとの対戦で勝利したいという気持ちが複雑に絡み合って緊張につながった」とコメント。加えて第1節において、さはらはShutoに負けた経緯があったため、その時のネガティブな気分がフラッシュバックした事も緊張に拍車をかけたと語った。
さはらの憧れの選手であるボンちゃんを倒した感想を聞かれると、とにかくうれしいと返答。一方で、ボンちゃんに対峙する際に緊張はなく、加えてアウェイのボンちゃんに対してさはらが被せたにも関わらず、ギリギリのところまで粘られてしまったので、ボンちゃんへの尊敬の念はさらに強まったとした。今後も選手として高め合っていきたいと、謙虚な姿勢も見せた。
次節、CAG OSAKA戦への意気込みについて聞かれると、CAG OSAKAと言えば、うりょのヴァイパーが出てくる可能性があるので、とにかく要注意して試合に挑みたいとしてインタビューを締めくくった。
名古屋NTPOJAがCAG OSAKAに勝利。KEI.Bも全勝継続で絶好調
MATCH 2は、ホームが名古屋NTPOJA、アウェイがCAG OSAKAの1戦。アウェイ側のオーダーは先鋒がうりょのジェイミー、中堅がえいたの豪鬼、大将がフェンりっちのブランカ、リザーブは高木のブランカとなった。対するホームとなる名古屋NTPOJAのオーダーは先鋒がKEI.Bの舞、中堅は大谷のケン、大将はSeiyaの春麗、リザーブはもっちーの豪鬼。
うりょのジェイミーとKEI.Bの舞の先鋒戦では、KEI.Bが先制するも、うりょも取り返す一進一退の攻防。そこから名古屋NTPOJA側がこのタイミングでインターバルを取る作戦に出る。一呼吸置いての最終3セット目は落ち着いたKEI.Bが勝利して先制の10ポイントを獲得した。続く中堅戦はえいたの豪鬼と大谷のケンの1戦だが、ここはえいたの動きが見事で2-0勝利でチームとしては10-10の同点という展開になった。
フェンりっちのブランカとSeiyaの春麗による大将戦は、Seiyaの動きが見事で、フェンりっちのブランカを制圧。途中1セット取られたが、最終的には3-1でSeiyaの春麗が勝利。チームとしては名古屋NTPOJAが30-10でCAG OSAKAに勝利した。
MATCH 2のMVPには名古屋NTPOJAのSeiyaが選ばれた。大将戦で勝利した感想を聞かれると「今回初めて大将を任された。前節が終わった段階でブランカに行かせてくれとチームに伝え、ブランカ1本に絞って練習し、戦略を固めて挑むことになった。その成果をきちんと結果として出せた」とコメント。
チームオーダーについては、Seiya以外は、ある程度いろいろなパターンを予想していて、KEI.Bがうりょに、大谷がえいたにといった形も考えてはいたという。ただ、高木が出ると考えていたので、高木がリザーブでうりょが出るパターンは想定外だったという。
ほかのチームではインターバルを大将戦、または重要な試合などで使う事が多いが、KEI.Bが先鋒戦で早々にインターバルを取った経緯についても聞いた。
これについて、名古屋NTPOJAでは、チーム内で誰がいつ取ってもいいと決めているという。今回のKEI.Bのインターバルについても、うりょの動きが想定以上によかったこともあり、KEI.Bが落ち着くための時間や、チームメンバーと相談する時間などのために必要だったとコメント。チーム内の連携がしっかり取れているという内情を語ってくれた。
Seiyaは初の大将戦で、大いに緊張していたという。ただ、この緊張の理由は大将戦だからというより、個人成績が前半奮わなかったことにあった。そのプレッシャーが緊張につながったので、ブランカ戦をとにかくやりこんでいつも通りやれるようにしたという。また、過去の敗戦における反省点の1つとして、消極的になりすぎていた点があるので、今回は積極的に攻めるようにしたことが勝利につながったとした。
次節、Victrix FAV gaming戦への意気込みについて聞かれると、次回はホームでの試合なので、その利を生かして勝ちを掴みたいとコメント。現状上位が団子状態なので、できるだけ勝ちを狙ってがんばりたいとした。加えて次節は地元名古屋でのオフライン開催なので、ファンの前で勝利をつかみたいとして締めくくった。
もけが悲願の初勝利でVictrix FAV gamingがSaishunkan SOL 熊本とポイントで並ぶ
MATCH 3はホームがSaishunkan SOL 熊本、アウェイがVictrix FAV gamingの1戦。アウェイ側、Victrix FAV gamingのオーダーは、先鋒がsakoのエレナ、中堅がもけの春麗、大将がりゅうきちの舞、リザーブは藤村の舞。対するホーム側、Saishunkan SOL 熊本は先鋒がネモのベガ、中堅がまちゃぼーのリュウ、大将にはこばやんのザンギエフ、リザーブはcosaとなった。
先鋒戦、ネモのベガとsakoのエレナの1戦は、ネモのベガが2-1で先制。続く中堅戦、まちゃぼーのリュウともけの春麗の1戦は接戦ながら、もけの春麗が2-1でまちゃぼーのリュウに勝利。10-10に追いつく展開となった。
大将戦、こばやんのザンギエフとりゅうきちの舞の1戦は、りゅうきち舞のザンギ対策がバッチリ決まる。こばやんのザンギエフは思うように攻め切れず、1セットは取り返すも3-1でりゅうきちが勝利。Victrix FAV gamingが30-10でSaishunkan SOL 熊本に勝利した。
MATCH 3のMVPは、Victrix FAV gamingのもけが選ばれた。今期初勝利について感想を聞くと「ひとまず勝ててうれしい!」と率直なコメントを返した。オーダーについては、大将にりゅうきちがいくのは決めており、後はノリやこれまでの成績、メンバーたちの自信などから今回のオーダーに決まったという。
ここで、ほぼ春麗1本で3年間試合を続けるもけに、ほかのキャラを使う選択をしない理由について聞いてみた。もけは、現在は選択肢として舞と春麗があるが、チームに舞が多いため、分散の意図などからリーグ戦では春麗1本で試合に臨んでいるという。また、春麗については、いろいろな動きができるキャラなので、もけのプレイスタイルに馴染みやすくて強いためと答えた。
初勝利のもけに対して、試合後にチームメンバーたちから祝いの言葉があったとし、もけ自身もチームメイトがホッとしているような印象を受けたという。残り4節をチーム内でどんな役割を担っていきたいかと聞くと、「前半節は負けてしまってポイントを失ってしまっていたので、堅実に勝ってポイントを稼ぐことが自分の役割だ」と語った。
次節、名古屋NTPOJA戦への意気込みとして「ここから勢いに乗ってたくさんポイントを稼いで、プレイオフ、なんなら1位を目指して快進撃を続けていきたい」と締めくくった。
次回、リーグ最初のヴァイパー使いが出現するのかにも注目!
以上、SFL 2025、S Divisionの第6節の試合の模様と、MVPインタビューの様子を紹介した。試合内容の詳細や配信でのインタビュー内容については、公式YouTubeのアーカイブをチェックしてみてほしい。本日も熱い試合が多かったことに加えて、試合前のインタビューでも面白いコメントが多く飛び出すなど、何度も見ても楽しめるのがSFL2025の魅力の1つだと言える。
第6節を終えて、上位2チームの直接対決はGood 8 Squadに軍配が上がったが、Crazy Raccoon側も大将戦でShutoのリュウがガチくんに勝利しており、チームの底力が感じられる1戦だった。ポイント差も結果としては10ポイントのみのため、トップのGood 8 Squadもこの先の展開次第ではまだまだ油断大敵の状況と言えるだろう。
一方で前半節が絶好調だったSaishunkan SOL 熊本は2位の名古屋NTPOJA、3位のCrazy Raccoonと40ポイント差。残り4節での奮起に期待したい。逆にSaishunkan SOL 熊本に並ぶ形となったVictrix FAV gamingは、もけの初勝利や、りゅうきちの大将戦勝利、sakoのヴァイパー宣言など、ここにきて上り調子な展開が続いており、後半節の巻き返しが楽しみだ。
最下位のCAG OSAKAはかなり追い込まれる形となってしまったが、次節からはいよいようりょのヴァイパーが始動する可能性が高い。配信でも触れられていたが、特にS Divisionの選手を眺めていると、現段階で既にヴァイパーを使ってみたいと語っている選手がとても多い。いよいよF Division 第6節から解禁になるヴァイパーを使うプレーヤーがどのタイミングで出てくるのかといった点も注目していきたいポイントの1つと言える。
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