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ソニー、デュアルバンド測位対応で省電力なGNSS受信LSI

CXD5610GF(左)、CXD5610GG(右)

 ソニーは、デュアルバンド測位に対応しながら世界最小の消費電力となる9mWを実現した高精度GNSS(全地球衛星測位システム)受信LSI「CXD5610GF」、「CXD5610GG」を9月よりサンプル出荷する。サンプルの税別価格は1,000円。

 独自の高周波アナログ回路技術とデジタル信号処理技術を採用し、9mWという業界最小電力でバッテリ駆動時間を延長しながら、L1/L5デュアルバンド対応によりIoTやウェアラブル機器で高い精度の測位を実現した。

 対応衛星システムはGPS、Galileo、BeiDou、GLONASS、QZSS、SBAS、NavIC。ホットスタート感度は-163dBm、トラッキング感度は-167dBm。ファームウェアを格納するメモリも内蔵する。

 パッケージ/ピン数および本体サイズは、CXD5610GFがXFBGA-54ピンで3.7×3.2×0.5mm(幅×奥行き×高さ)、CXD5610GGがLFBGA-72ピンで8×7×1.4mm(同)。インターフェイスはUART、I2C、SPI。