スマイルリンクは、FDM方式の小型3Dプリンタ「Nt100」を展示していた。Nt100は、3Dプリンタ本体にWebサーバーを合体させたような製品で、離れた場所にあるWebブラウザから制御できることが特徴だ。Webカメラも付属しており、造形の様子を遠方から確認できる。最大造形サイズは105×105×105mm(幅×奥行き×高さ)で、ABSとPLAの利用が可能だ。
スマイルリンクのブースに展示されていたFDM方式の小型3Dプリンタ「Nt100」。3DプリンタとWebサーバーが一体化した製品だ プラットフォームは金属製でヒートベッドも備えている PCやスマートフォン、タブレットなどのWebブラウザから操作できることが特徴 また、ニンジャボットのブースでは、最大造形サイズが700×700×700mm(同)と大きい、大型3Dプリンタ「NJB-777」やコンパクトなデルタ方式のパーソナル3Dプリンタ「DLT-80」、新型パーソナル3Dプリンタ「NJB-150」などが展示されていた。
ニンジャボットの大型3Dプリンタ「NJB-777」。最大造形サイズは700×700×700mm(同)と大きい ニンジャボットの新製品「DLT-80」。パーソナル3Dプリンタの組み立てキットである DLT-80はコンパクトで、場所をとらないことが魅力だ。販売予定価格も98,000円(税別)と手頃だ ニンジャボットの新製品「NJB-150」。販売予定価格は188,000円(税別)である フュージョンテクノロジーも、最大造形サイズが600×600×700mm(同)と大きい、大型3Dプリンタ「COCO MIYAGI 76」や同社の主力製品である「L-DEVO」シリーズを展示していた。また、ハンディタイプの3Dスキャナ「EinScan-Pro」や「EinScan-S」を展示していた。
フュージョンテクノロジーの大型3Dプリンタ「COCO MIYAGI 76」。最大造形サイズは600×600×700mm(同)と大きい フュージョンテクノロジーの3Dプリンタ「L-DEVO M4040」。最大造形サイズは400×400×400mm(同)である L-DEVO M4040の出力例。この恐竜の化石模型は、積層ピッチが0.1mmで、出力には約124時間かかったという フュージョンテクノロジーの3Dプリンタ「L-DEVO M2030」。最大造形サイズは200×200×300mm(同)である フュージョンテクノロジーが展示していたハンディタイプの3Dスキャナ「EinScan-Pro」 こちらは3Dスキャナ「EinScan-S」。レーザーではなく、白色LEDを利用しているため、安全性が高い エフティ・ファインテックプロダクトは、自社の3Dプリンタを購入するとフィラメントを1年間タダで使い放題というサービスをアピールしていた。同社の3Dプリンタは業務向けの製品となるが、たくさん出力をしたいと考えている事業部には嬉しいサービスであろう。
エフティ・ファインテックプロダクトのブースでは、自社の3Dプリンタを購入するとフィラメントを1年間使い放題というサービスをアピールしていた エフティ・ファインテックプロダクトの3Dプリンタ「FS-320HP」。デュアルヘッドで、水溶性のサポート材も利用できる こちらは「FS-200S」。シングルヘッドモデルだが、ABS/PLA/PET/ナイロンの4種類の樹脂を利用できる 上位モデルのFS-320HPでは、可溶性または水溶性のフィラメントをサポート材として利用できる FS-320HPの出力例。左がABS+可溶性フィラメント、右がPLA+水溶性フィラメントで出力したもの。入り組んだサポート材も綺麗に除去できている