イベントレポート

Samsung、重量840gの13.3型スリムノートPCを発表

~15型スリムノートや液晶ディスプレイ新モデルも

「Samsung Notebook 9 13”」。13.3型液晶搭載で重量は840g

 Samsungは、CES 2016のSamsungブースにおいて、CES 2016開幕に合わせて発表されたノートPC「Samsung Notebook 9」シリーズの新モデルや、液晶ディスプレイ新モデルを展示した。本稿では、それらノートPCや液晶ディスプレイの新モデルを取り上げるとともに、1月5日(北米時間)に開催された記者会見において発表された、GalaxyブランドのWindowsタブレット「Galaxy TabPro S」の詳細な実機写真も掲載する。

Samsung Notebook 9 13”

 Samsung Notebook 9 13"は、13.3型液晶を搭載するスリムノート新モデル。最大の特徴はその軽さで、13.3型液晶搭載ながら重量は840gしかない。また、本体サイズは313.8×218.5×13.4mm(幅×奥行き×高さ)と、薄さもかなり際立っている。実際に手に持ってみても非常に軽く、本体の薄さと合わせて軽快に持ち運べるという印象だ。

 仕様も充実しており、CPUは第6世代Core i7まで搭載でき、メモリは最大8GB。ストレージは128GBまたは256GBのSSDを搭載。側面ポートは、USB 3.0×2、Micro HDMI、Mini VGAなど。SDカードスロットが用意されている点も、薄型ノートPCとしては珍しい特徴と言える。

 液晶は13.3型で表示解像度は1,920×1,080ドット。液晶パネル部は180度まで水平に開く。画面の上下の向きを入れ替えられる専用ボタンも用意されており、プレゼン時に便利とのこと。バッテリ駆動時間は約10時間。発売時期や価格は未定。

本体正面。高さは13.4mmと、薄さも極められている
左側面
後部側面
右側面
天板部分。フットプリントは313.8×218.5mm(幅×奥行き)
底面
標準サイズのSDカードスロットを備える
液晶は13.3型で表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)
液晶パネルは180度開閉し、水平まで倒せる
キーボードはアイソレーションタイプ。ストロークはやや浅めだったが、打鍵感は悪くない

Samsung Notebook 9 15”

「Samsung Notebook 9 15”」。こちらも重量は1.29kgと軽さを追求したモデル

 Samsung Notebook 9 15”は、Samsung Notebook 9シリーズの15型液晶搭載モデル。こちらも薄型軽量が特徴となっており、重量は1.29kg、サイズは346.5×236.8×14.5mm(同)。13.3型モデル同様に、軽快に携帯できると言っていいだろう。

 仕様面は、13.3型モデルに近く、CPUは第6世代Core i7まで搭載でき、メモリは最大8GB。ストレージは128GBまたは256GBのSSDを搭載と、この辺りは同等だ。ただ、側面ポートは一部異なっており、15型モデルにはUSB 3.1対応のUSB Type-Cコネクタを備える。そのほか、USB 3.0×2、HDMI、microSDカードスロットなどを用意している。

 液晶は15型で、表示解像度は1,920×1,080ドット。こちらも、液晶部は180度開くようになっている。バッテリ駆動時間は約12時間。発売時期や価格は未定だ。

本体正面。高さは14.5mmと、15型液晶搭載ノートとしてはなかなかの薄さだ
左側面
USB 3.1対応USB Type-Cポートを備える
後部側面
右側面
天板部分。フットプリントは346.5×236.8mm(幅×奥行き)
底面
液晶は15型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)
こちらも液晶は180度開閉し、水平まで倒れる
キーボードはアイソレーションタイプ。フルサイズで打鍵感も悪くない

液晶ディスプレイ

 液晶ディスプレイの新モデルとしては、AMDのFreeSyncに対応する湾曲液晶新モデルや、ハイエンドグラフィックス向けの4K(3,840×2,160ドット)液晶ディスプレイ新モデルなどを展示した。ここからは、それら液晶ディスプレイ新モデルを写真で紹介していく。

SF770

「SF770」

 SF770は、2,560×1,440ドット表示対応の27型液晶ディスプレイ。4辺のベゼル幅が狭く、27型ながらコンパクトなデザインを実現。また、USB Type-Cを利用した映像入力に対応しており、USB Type-Cケーブルを利用してノートPCなどと接続し、映像を表示可能。また、USB Type-Cのデイジーチェーン接続もサポートしているという。発売時期は2016年春以降を予定しており、価格は未定だ。

UD970

「UD970」

 UD970は、3,840×2,160ドット表示対応の、31.5型液晶ディスプレイ。Adobe RGBカバー率99.5%、sRGBカバー率100%の広色域表示に対応する、プロフェッショナル向けの製品。キャリブレーション対応で、出荷時にもキャリブレーションが施されるという。こちらは既に発売済みとなっている。

CF591

「CF591」

 CF591は、1,800Rの湾曲液晶新モデル。左右と上のベゼル幅を極限まで狭めたデザイン性重視の製品。AMD FreeSyncに対応しており、ゲーミング用途にも最適となっている。液晶パネルは27型VAで、表示解像度は1,920×1,080ドット。

CF398

「CF398」

 CF398は、メインストリーム向けの湾曲液晶。液晶パネルは27型VA、表示解像度は1,920×1,080ドットで、こちらもAMD FreeSyncに対応。また、遅延を最小限に抑えるゲームモードも備える。Y字スタンドを採用するなど、CF591とはデザイン性が異なっている。

CF391

「CF391」

 CF391は、メインストリーム向け湾曲液晶。液晶パネルは31.5型VA、表示解像度は1,920×1,080ドット。ベゼル幅の狭いスリムデザインを採用。こちらもAMD FreeSyncに対応し、ゲームモードも備える。

CF390

「CF390」

 CF390は、CF391と同シリーズのメインストリーム向け湾曲液晶。こちらは27型VAパネルを採用。表示解像度は1,920×1,080ドットで、AMD FreeSyncに対応する点など、液晶サイズ以外の仕様はほぼ同じだ。

Galaxy TabPro S

Galaxy TabPro S ブラックモデル

 Samsungブースでは、1月5日(米国時間)に発表された、GalaxyブランドのWindowsタブレット、Galaxy TabPro Sを多数展示していたので、ここからはGalaxy TabPro Sの実機写真を紹介していく。なお、製品仕様はこちらの記事の通りだ。

こちらはホワイトモデル
タブレット単体の重量は639g
下部側面
左側面
上部側面
右側面
USB 3.1対応USB Type-Cコネクタを備える
背面
背面カメラ
専用キーボードカバー
キーボードはタイル状に並んでおり、ややペコペコとした打鍵感
カバーを閉じた状態
カバーはスタンドにもなる
2段階の角度で本体をホールドできる
USB Type-C対応のドックも用意される
ディスプレイはSuper AMOLEDで、表示解像度は2,160×1,440ドット
試用機では、CPUがCore m3-6Y30、メモリは4GB搭載されていた

(平澤 寿康)