SandForceのクライアント向けSSDのコントローラ「SF-1200」。エンタープライズ向けのSF-1500とともに高性能コントローラとして人気が高まっている |
会期:3月2日~3月6日(現地時間)
会場:ドイツ共和国 ハノーバー市 ハノーバーメッセ
フラッシュメモリやSSD製品を手がけるメーカーは、多くがSSDの新製品を展示した。会場の2.5インチSSDの容量は200GB~256GBで頭打ちといった傾向。ただ、OCZは400GBのSSDをアナウンスしており、この春以降に投入するとした。
パフォーマンスをアピールする製品は、こぞってSandForce製コントローラを搭載してきているのが目立った傾向といえる。SandForce製コントローラには、エンタープライズ向けのSF-1500、クライアント向けのSF-1200がある。国内では現状、SF-1500を搭載した製品がいくつか発売されているが、CeBITの展示製品では後者のSF-1200を搭載する製品が見られるのも特徴となっている。
一方、もう1つの高速化手法として期待されるSATA 6Gbpsへ対応した製品の展示は見られなかった。Silicon Power、OCZの各ブーススタッフは検討するとは述べるものの、具体的なプランについては明言がない。こちらの動きは第2四半期以降を待つ必要があるようだ。
●USB 3.0対応フラッシュや外付けHDDケース
SSDの紹介でも少し触れたが、今回のCeBITではSATA 6Gbps対応の普及を感じさせる製品はマザーボードの存在ぐらいで、対応製品に関しては皆無といった状況である。
一方で、外付け用の新しいストレージインターフェイスとして期待されるUSB 3.0は対応製品が増加した。フラッシュメモリや外付けHDDケースなどが続々とUSB 3.0対応しており、興味深くスタッフに質問を投げかける人も目立っていた。
Super Talentが展示したUSB 3.0対応USBメモリ。今月末に出荷予定で、16GBで70ドル以下をターゲットにしている | Super Talent製USBメモリのベンチマークデモ。シーケンシャルリードが約130MB/sec、シーケンシャルライトが約40MB/secといったところ | 同じUSB 3.0対応USBメモリを、USB2.0ホストへつなげた場合のベンチマーク結果がこちら |
(2010年 3月 5日)
[Reported by 多和田 新也]