イベントレポート

瑞起、多機能型コントローラやX68000 Zシリーズ、マスコンなどTGS 2025で展示

瑞起ブースのEVOTOPシリーズ展示コーナー

 9月25日から9月28日にかけて、千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2025」が開催されている。瑞起は、同社ブース(08-S04)にて開発中の多機能有線コントローラや販売中の製品を展示している。

 ブース最前面では現在開発中の、PCおよび「Nintendo Switch」用多機能有線コントローラ「EVOTOP Axis」が展示されている。EVOTOP Axisは同じく展示中の前世代機「EVOTOP」の廉価版に当たる製品で、本体備え付けのミニモニターや専用のボタンにより、背面ボタンへのキーマッピングやスティックのゾーンなど、コントローラ単独でさまざまな設定を調整可能になっている。また、カバーがマグネット式となっており、好みの見た目に容易に変更できる。

 担当者によれば、EVOTOPが設定機能やUltra Wide Band対応などの高性能と引き換えに高価格な製品となってしまい手を出しにくくなったため、廉価モデルとなる本製品を展開するに至ったという。EVOTOP AxisはEVOTOPの「主要な機能」を維持したまま、4桁に収まる値段での今冬販売を目指すとしていた。

左: EVOTOP、右: EVOTOP Axis
ミニモニターでの本体設定(画像はEVOTOP)
EVOTOP上面の設定用トグルなど。EVOTOP Axisでは廃止された
複数色を展開するマグネット式カバー
色別に人気投票が行なわれている

 ブース内にはクラウドファンディングで注目を集めていたレトロマシンエミュレータ「X68000 Z」シリーズや、Switch向け鉄道運転シミュレータ用コントローラ「ズイキマスコン」の次世代機でPCに正式対応した「ズイキマスコンPRO」なども展示されている。クラウドファンディングでリターン待ち中の製品をいち早く目にすることができる場となっている。

左から順にX68000 Z、X68000 Z SUPER、X68000 Z XVI
X68000 Zとサイズを揃えた純正モニター、キーボードのセット
ズイキマスコン
ズイキマスコンプロ

 そのほか、スロットマシンのOSをエミュレートした「ミニスロ」や、瑞起が扱う半導体チップに関する掲示なども行なわれている。

ミニスロ(本モデルで再現している筐体は「獣王」)
瑞起の組み込み開発ボード「Vividnode」