イベントレポート

BungBungame、5型有機ELディスプレイのWindows 10スマートフォン

~AMDタブレット「Photon 2」の出荷状況も尋ねた

BungBungameのブース

 台湾BungBungameは、COMPUTEX TAIPEI 2015にブースを構え、スマートフォン新製品「WOLF 2」と最新Androidを搭載した10.5型タブレット「KALOS 2」を展示した。

 また、世界で唯一SoCにAMD A10 Micro-6700T/A6 Micro-6500Tを採用し、日本でも発売予定の10.1型タブレット「Photon 2」も展示され、この情報についてもお届けする。

WOLF 2

 WOLF 2は720×1,280ドット表示対応の5型Super AMOLED(有機EL)ディスプレイを備えたスマートフォン。最大の特徴は、OSにAndroid 5.1 Lolipopを搭載するバージョンと、Windows 10を搭載するバージョンの両方を用意した点。

 また、発売時期は未定としながらも、カタログに日本語版を用意しているほか、日本語版のリリースもアップロードされているので、日本国内向けに投入される可能性は高い。

 SoCに1.7GHz駆動オクタコア(8コア)CPUのSnapdragon MSM8939、または1.4GHz駆動オクタコアCPU Snapdragon MSM8916。ただしMSM8916版はクアッドコアの表記違いかもしれない。通信は4G LTEをサポートする。

 メモリは2GB、ストレージは16GB。インターフェイスは、microSDカードスロット、500万画素前面/1,300万画素背面カメラ、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、GPS、ジャイロセンサー、音声入出力などを搭載する。Android版ではさらにNFCを備える。

 バッテリはWindows版が2,300mAh、Android版が2,500mAh。本体サイズは共通で69×147.6×7.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は152.9g。本体色はホワイトとスチールグレー。

WOLF 2(Windows 10版)
Android版

KALOS 2

 KALOS 2は2013年に発売したハイスペックタブレット「KALOS」の後継モデル。CPUには新たにSamsungのExynos 7420(オクタコア)を採用し、性能が向上した。またOSには次期バージョンのAndroid Mを搭載する。

 そのほかの仕様は、メモリ3GB(DDR4)、ストレージ64GB、2,560×1,600ドット表示対応10.5型Super AMOLEDディスプレイなどを備える。

 インターフェイスは、USB 3.1(Type-C)、microSDカードスロット、800万画素前面/背面カメラ、IEEE 802.11a/b/g/n/ac(MIMOx2)、Bluetooth 4.1、NFC、GPS、ジャイロセンサー、音声入出力などを搭載する。

 バッテリは6,000mAh。本体サイズは256.2×176×6.3mm(同)、重量は389g。本体色はホワイト。

KALOS 2
KALOS 2の仕様

Photon 2のその後

 2014年10月に発売を表明し、2015年2月に発売するとしながらもアナウンスなしに発売が延期されている、世界で唯一AMD A10 Micro-6700T/A6 Micro-6500Tを搭載した10.1型タブレット「Photon 2」についての展示もあった。

 発売が待ち遠しいユーザーのために、説明員に日本での発売時期について改めて尋ねたところ、「来週中(6月中旬)にも日本に納品する」という回答が得られた。よってこのまま行けば今月中には発売にたどり着けそうである。ここまで延期された理由については「お答えできない」とのことであった。

Photon 2
Photon 2の仕様
日本の技適は取得しており、国内での発売準備はできている
展示機はA6 Micro-6500T搭載バージョンだった
Catalyst Control Centerも利用可能だ

 このほか、ブースではスマートフォンのヘッドフォンジャックに挿入し、照射するだけで温度が測れる温度計についての展示もされた。測定可能な温度は-20~80℃で、iOSまたはAndroidで利用可能。専用のアプリが用意される。本体サイズは53.41×9×9.97mm(同)、重量は5.45g。

スマートフォン向けの温度計
温度測定アプリは既に日本語化されている

(劉 尭)