イベントレポート

Androidの「ニアバイシェア」、Samsungの「Quick Share」に統合

 米Googleは9日(現地時間)、同社が2020年に導入した、近くのAndroid/Chromebookデバイスと無線経由でピア・ツー・ピアでファイル共有できる「ニアバイシェア(Nearby Share)」機能を、Samsungの同等の機能「Quick Share」の名前の元に統合すると発表した。

 ニアバイシェアはAndroidとChromebook向けであったが、Quick Shareとなったことで対応デバイスがWindows PCにまで広がる。今後、GoogleはLGを始めとしたPCメーカーと協業し、Quick Shareをプリインストールする動きを広げる。

 Quick Shareの機能は来月(2024年2月)より、ニアバイシェアが有効なデバイス向けに順次展開するとしている。

 このほかGoogleはCESにおいて、Bluetoothイヤフォンの蓋を開けたら即座にペアリングできる「Fast Pair」機能をGoogle TV機能付きChromecastや、より多くのGoogle TV対応デバイスに拡張すること、より多くのデバイスでキャスト機能が搭載されるようになり、TikTokコンテンツもキャストできるようになること、Matterの相互運用性向上などを発表した。