イベントレポート

ViewSonic、55型4K有機ELパネル採用のゲーミングディスプレイ

~27型QHD湾曲ゲーミング液晶の新モデルも

ELETE XG550

 ViewSonicは1月6日(現地時間)、CES 2020開催に合わせて同社のゲーミングディスプレイ「ELETE」ブランドに位置付けられる最新ゲーミングディスプレイを複数発表し展示した。

ELETE XG550

 ELETE XG550は、55型の有機ELパネルを採用する、大型ゲーミングディスプレイだ。有機ELパネルを採用するため奥行きは非常に短く、上部のディスプレイ部は1cmを大きく切る薄さとなっている。

 パネルは4K(3,840×2,160ドット)表示に対応し、応答速度は0.5ms、リフレッシュレートは最大120Hzに対応する。また、sRGBカバー率99%以上、DCI-P3カバー率90%以上の広色域表示もサポートするという。

 今回の展示機はプロトタイプとのことで、細かな仕様はまだ固まっていないとのことだが、ゲーミングPCはもちろん、次世代家庭用ゲーム機での利用も視野に入れているという。発売時期は2020年末頃を予定しており、価格や日本での販売については未定。ただ、競合製品に対して競争力のある価格で販売したいとのことだ。

4K表示対応の有機ELパネルを採用。120Hz表示、応答速度0.5msと、ゲーミングディスプレイとして申し分ない仕様を備える
有機ELパネル採用のため、奥行きは非常に短く、上部パネル部は1cmを大きく下回る薄さとなっている
背面は、下部にイルミネーション機能を備える
スタンド部

ELETE XG270QC

 ELETE XG270QCは、27型湾曲液晶パネルを採用するゲーミングディスプレイ新モデル。表示解像度はWQHD(2,560×1,440ドット)で、ディスプレイの湾曲率は1,500R。

 DisplayHDR 400準拠のHDR表示をサポートしており、HDR対応ゲームの表示に対応。また、AMDのディスプレイ同期技術「FreeSync2 HDR」にも対応しているため、対応PCを接続することでHDRゲームをスムーズかつ低遅延で表示できる。リフレッシュレートは最大165Hzで、応答速度は3ms。DCI-P3カバー率90%以上の広色域表示にも対応する。

 発売時期は2020年第2四半期を予定しており、価格は未定。こちらは日本での販売も計画しているという。

ELETE XG270QC
WQHD表示対応の27型湾曲液晶パネルを採用
ディスプレイの湾曲率は1,500R
側面
背面にはイルミネーション機能を備える
スタンドは逆V字型

ELETE XG270

ELETE XG270

 ELETE XG270は、2019年11月に発売済みの、27型フルHD(1,920×1,080ドット)IPS液晶を採用するゲーミングディスプレイ。最大240Hzの高速リフレッシュレート対応するとともに、NVIDIAのディスプレイ同期技術「G-Sync」と、VESAのディスプレイ同期技術「Adaptive Sync」双方をサポート。応答速度は1ms。

 また、輝度は400cd/平方mと十分に明るく、ダイナミックコントラスト比も1億2,000万:1と申し分ない。ディスプレイ表面は非光沢処理が施される。

 映像入力端子は、HDMI 2.0×2とDisplay Port×1を備え、USB 3.0×3のUSB Hub機能も用意される。また、3W+3Wのステレオスピーカーも内蔵する。

 こちらはすでに発売中で、北米で販売価格は484.99ドル。

240Hzの高リフレッシュレートに対応する27型フルHD IPSパネルを採用
側面
背面。こちらもイルミネーション機能を搭載している
スタンドは逆T字型となる