イベントレポート

Lenovo、10,368個のLEDでローカルディミングを実現したクリエイター向け4K液晶など

ThinkVision Creator Extreme

 Lenovoは3日(現地時間)、液晶ラインナップを大幅に拡充。DisplayHDR 1000に対応した「ThinkVision Creator Extreme」など、6機種を2020年3月より順次出荷開始する。

ThinkVision Creator Extreme

 ThinkVision Creator Extremeは、DisplayHDR 1000に対応した27型の4K液晶ディスプレイ。米国では2020年4月に出荷され、価格は2,499ドル。

 10,368個のLEDで1,152カ所のミニLEDゾーンによるローカルディミングにより、DisplayHDR 1000に対応。BT.709 100%、DCI-P3 99%、sRGB 100%の広色域、ΔE<1の高色精度などを実現し、工場出荷時にキャリブレーション済みとなっている。

 USB 3.1 Type-Cポートを備え、90WのUSB Power Deliveryに対応。このほか2基のHDMI 2.0、1基のDisplayPort 1.4、1基のUSB 3.0 Type-Cアップストリームと4基のUSB 3.0 Hubポート、3.5mm音声出力を備える。

 そのほかのおもな仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、表示色数が10億7,000万色、輝度が720cd/平方m(最大1,000cd/平方m)、コントラスト比が100万:1、視野角が上下/左右ともに178度。

 スタンドは-5度~35度のチルト、左右45度ずつのスイベル、135mmの昇降、左右90度ずつのピボットに対応する。

ThinkVision T34w-20

ThinkVision T34w-20

 「ThinkVision T34w-20」は34型の湾曲ディスプレイ。米国では2020年3月より出荷され、価格は799ドル。

 アスペクト比が21:9のウルトラワイドパネルを採用し、曲率が1500Rとなっている。75WのUSB PD給電が可能で映像転送にも対応したUSB Type-Cを備える。

 おもな仕様は、解像度が3,440×1,440ドット、表示色数が1,670万色、色域がsRGB 99%/Adobe RGB 90%、輝度が350cd/平方m、コントラスト比が3,000:1、視野角が上下/左右ともに178度。

 インターフェイスは、USB Type-C、HDMI 2.0、DisplayPort 1.2、4ポートのUSB 3.0 Hub(うち1基はBC対応)、3.5mm音声出力を備える。本体サイズは808.6×245×462.4mm(同)、重量は9.91kg。

ThinkVision P27h-20

ThinkVision P27h-20

 「ThinkVision P27h-20」は2,560×1,440ドット(QHD)表示に対応した27型液晶ディスプレイ。2020年3月に出荷され、価格は499ドル。

 4辺狭額縁デザインに加え、sRGB 99%、BT.709 99%、DCI-P3 85%の広色域、ΔE<2の高色精度などが特徴。USB Type-Cを備え、90WのUSB PDが可能。また、Gigabit EthernetやDisplayPort 1.2の出力を備えるなど、ドッキングステーション的な要素を備えている。

 輝度は350cd/平方m。インターフェイスはUSB Type-C、HDMI 1.4、DisplayPort 1.2。スタンドは-5度~35度のチルト、左右45度ずつのスイベル、135mmの昇降、左右90度ずつのピボットに対応する。

ThinkVision T24v-20

ThinkVision T24v-20

 「ThinkVision T24v-20」は本体上部にWindows Helloに対応したIRカメラ、およびWebカメラを備えた24型液晶ディスプレイ。WebカメラはThinkShutterにより遮断できる。

 おもな仕様は、パネルがIPS、解像度が1,920×1,080ドット、表示色数が1,670万色、色域がNTSC 72%、応答速度が4MS、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(最大300万:1)、視野角が上下/左右ともに178度。

 インターフェイスはミニD-Sub15ピン、HDMI 1.4、DisplayPort 1.2、3.5mm音声出力、および2ポートのUSB 3.0 Hub(1基はBC対応)。

 スタンドは-5度~35度のチルト、左右45度ずつのスイベル、150mmの昇降に対応する。

Qreator 27

Qreator 27

 「Qreator 27」は、スタンド部にQi対応の無接点充電機能を備えた4K対応の27型液晶ディスプレイ。米国では2020年3月に発売され、価格は899.99ドル。

 4辺狭額縁設計が特徴なほか、DCI-P3 98%の広色域やΔE<2の高色精度が特徴。DisplayHDR 400に準拠する。スタンド部に無接点充電機能を備えるほか、USB Type-Cにより80WのUSB PD給電が可能。また、AMD Radeon FreeSyncをサポートする。

 おもな仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、表示色数が10億7,000万色、応答速度が4MS、輝度が400cd/平方m。

 インターフェイスはUSB Type-C、HDMI 2.0、DisplayPort 1.2で、2ポートのUSB 3.0 Hubを内蔵(1基はBC対応)。スタンドは-5度~22度のチルトに対応する。

Q27h

Q27h

 「Q27h」はWQHD解像度の27型液晶ディスプレイ。米国では2020年4月より発売され、価格は349.99ドル。

 おもな仕様は、解像度がWQHD、表示色数が1,670万色、色域がsRGB 99%、応答速度が4ms、輝度が350cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(最大300万:1)、視野角が上下/左右ともに178度。

 インターフェイスはUSB Type-C、DisplayPort 1.2、HDMI 1.4で、2ポートのUSB 3.0 Hubを搭載(うち1基はBC対応)。

 本体サイズは613.7×179.5×475.53mm(同)、重量は5.79kg。