イベントレポート
「ThinkPad X1」シリーズ2機種などの実機写真を紹介
2019年1月11日 09:17
Lenovoは、CES 2019開幕に合わせて、ThinkPad X1シリーズ2機種と、YogaブランドのPC3機種を発表した。そのうち本稿では、「ThinkPad X1 Cabon」と「ThinkPad X1 Yoga」、そしてクリエイター向けAiO「Yoga A940」の3機種について、実機写真で紹介する。
ThinkPad X1 Cabon
7代目となった、ThinkPad X1 Cabonの2019年モデル。従来モデルから基本的なデザインは変わっていない。高さが1mm薄くなってはいるが、見た目には違いはわからない印象だ。それに対し重量は1.08kgからと、ついに1.1kgを下回る軽さとなった。これも、従来モデルから約50gの軽量化のため、実際に持ち比べてみないとわからないとは思うが、実際に手にすると軽さが際立ったように感じる。
プレミアムモデルとして用意される、カーボンファイバー織り目を目立たせたデザインの天板は、これまでのThinkPadのイメージを大きく崩すことなく違いをアピールするといった印象で、個人的にはかなり好印象だった。
また、従来は単体カメラのみだったThinkShutterが、Windows Hello対応顔認証カメラでも採用された点も、地味ながら嬉しい進化点だ。
ThinkPad X1 Yoga
4代目となったThinkPad X1 Yogaの2019年モデルは、従来モデルからフットプリントが小さく、高さも1.8mm薄くなっており、かなり大きく小型化されている。
ただ、その割に重量は1.35kgからと、従来から50gの軽量化しか果たしていない。これは、筐体素材にやや重いアルミニウム合金を採用しているからだが、それによって薄型/小型化しつつ剛性も高いレベルで確保している。
なお、全体的なデザインは従来から大きく変わっていない。また、右側面にAES 2.0対応のペンを内蔵できる点も同様だ。
Yoga A940
クリエイター向けとして位置付けられている、27型4Kディスプレイ採用のAiO PC、Yoga A940。ディスプレイを手前に聞き寄せながら倒すことで、設置面に対して25度まで倒せたり、ペン入力に加えて左側面のダイヤル型入力デバイス「Precision Dial」で映像編集時の各種コントロールが可能となっており、さながらMicrosoftのSurface Studioを意識いたかのような仕様だ。
ディスプレイの角度調節はそれほど大きな力を使わずにスムーズに行なえる。またPrecision Dialの存在も、イラストや映像を扱う機会の多いユーザーにとって、大きな魅力となりそうだ。ただ、付属のペンがAES 1.0対応のLenovo Active Penとなっている点は少々残念。
PC本体は、ディスプレイ下部のスタンド部に内蔵。スタンド部には、付属のワイヤレスキーボードや、マウス、ペンを置くスペースも用意。また、マウスを置くスペースにはQi準拠の無線給電機能も搭載しており、対応スマートフォンの充電も行なえる。