イベントレポート
Lenovo、USB Type-C接続対応QHD液晶「ThinkVision P27h」
~GeForce GTX 1050 Ti搭載ゲーミングノートPC新モデルも展示
2017年1月10日 06:00
Lenovoは、CES 2017開催に合わせて多数の新製品を発表し、CES会場近くのホテルで展示を行なった。ThinkPadシリーズなどの新製品の詳しい仕様や実機写真は関連記事で紹介しているが、本稿ではそれ以外の新製品を実機写真を中心に紹介する。
ThinkVision P27h
「ThinkVision P27h」は、QHD(2,560×1,440ドット)表示に対応する27型液晶ディスプレイ新モデル。特徴は、USB Type-C接続に対応している点で、USB Type-C対応ThinkPadなどとUSB Type-Cケーブル1本で接続し利用できる。また、USB Type-Cポートは最大45WのUSB PDにも対応。2017年版ThinkPad X1 Carbonなど、USB Type-C経由で充電するThinkPadシリーズなら、映像出力を行ないながら充電も可能だ。このほか、DisplayPort×2、HDMI×2の入力端子や、USB 3.0 Hub機能も備える。
液晶パネルは27型のIPSパネルを採用し、sRGBカバー率99%の広色域表示に対応。また、応答速度は6ms。スタンドは、高さやチルト角度調節だけでなくピボット機構も備え、縦画面での利用にも対応する。
ThinkPad Thunderbolt 3 Dock
「ThinkPad Thunderbolt 3 Dock」はThunderbolt 3対応のThinkPad用ドッキングステーション。Thunderbolt 3対応ThinkPadシリーズと接続することで、DisplayPort×2、HDMI、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×4、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×1、Gigabit Ethernet、オーディオジャックの各ポートを拡張。ディスプレイ出力は4K(3,840×2,160ドット)×2系統またはフルHD(1,920×1,080ドット)×3系統の映像出力をサポートする。
また、Thunderbolt 3/USB Type-Cポートは最大65WのUSB PDもサポートしているので、2017年版ThinkPad X1シリーズに接続すれば、バッテリを充電しながら各ポートを利用できる。販売価格は249ドルを予定。
ThinkPad X1 Tablet
第7世代Core Yプロセッサを搭載する「ThinkPad X1 Tablet」新モデルも発表された。ThinkPad X1 CarbonおよびThinkPad X1 Yogaではシルバーカラーモデルが追加されているが、こちらは従来同様ブラックカラーのみの展開となる。ACアダプタをUSB Type-C経由で接続する点は同じだが、Thunderbolt 3には対応しない。
Legion Y520
「Legion Y520」は、第7世代Coreプロセッサと、ディスクリートGPUにGeForce GTX 1050 Tiを採用するミドルレンジのゲーミングノート新モデル。メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大512GBのPCIe SSDまたは2TB HDDを搭載。液晶は15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)。Harman Kardonブランドのステレオスピーカーを搭載し、Dolby Premiumにも対応。重量は2.4kg。
Legion Y720
CPUにCore i7-7700HQまたはCore i5-7300HQ、ディスクリートGPUにGeForce GTX 1060を採用するゲーミングノート新モデル。メモリは最大16GB、内蔵ストレージは1TBのPCIe SSDまたは2TBのHDDを搭載可能。液晶は15.6型で、4K(3,840×2,160ドット)またはフルHD(1,920×1,080ドット)。
JBLブランドのステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosに対応する点も大きな特徴の1つ。Xbox One用ワイヤレスコントローラに対応したり、RGBバックライトキーボードを採用する点などは、ゲーミングPCらしい魅力だ。