イベントレポート

【CEATEC 2016レポート】シャープがIGZO 27型8K 120Hzディスプレイを展示

シャープの27型8KのHDRディスプレイ

 国内エレクトロニクスショー「CEATEC JAPAN 2016」が本日より7日まで、東京幕張メッセで開催されている。

 シャープのブースではIGZOディスプレイのコーナーを設けて、27型8KのHDRディスプレイを展示。仕様は解像度が7,680×4,320ドット、画素密度は326ppi、リフレッシュレートは120Hzで、輝度は1,000cd平方mとなっている。駆動方式はIPSだ。

 画素密度がスマートフォンのディスプレイ並みなので、8Kの映像と相まって非常に高精細で、実物と見紛うごとくの映像を大きな画面で見ることができる。映像としてはフレームレート60Hzのものを2回出して120Hzで表示させているとのこと。完全に試作機なので、Displayport 1.4で出力しているわけではなく、ディスプレイの背面は複数のケーブルが繋がれていた。

 説明員に話を聞いた限りでは、まだまだ試作段階とのことで、パネルの製品化の目途は立っていないという。現状では価格も相当なものになりそうで、ターゲットもビジネスユーザーに絞っているという話だった。

正面左斜め
側面
背面はケーブルが複数繋がれていた
実際の映像を撮影したもの

 IGZOコーナーでは既に昨日のメディアコンベンションで公開された85型の8K HDR液晶TVや小型の組み込み向けディスプレイを展示。85型TVでは一躍話題となったCG女子高生Sayaの8K映像などを流していた。

85型8KのHDR液晶TV
CG女子高生のSaya
やけにリアルなローファー
こちらは車載用などに向けて製作されている円形のIGZOディスプレイ。解像度は824×824ドットで画素密度は328ppi
同じく円形のディスプレイ。右の製品は解像度が1,280×720ドット
5.2型フルHDで、角が丸いラウンド形状のディスプレイ。画素密度は425ppi
こちらはHMDを想定したディスプレイで、両眼で合わせて4Kの映像を出力するためのもの。サイズは2.87型で、画素密度は1,008ppi