イベントレポート
【CEATEC 2016レポート】シャープがIGZO 27型8K 120Hzディスプレイを展示
2016年10月4日 11:42
国内エレクトロニクスショー「CEATEC JAPAN 2016」が本日より7日まで、東京幕張メッセで開催されている。
シャープのブースではIGZOディスプレイのコーナーを設けて、27型8KのHDRディスプレイを展示。仕様は解像度が7,680×4,320ドット、画素密度は326ppi、リフレッシュレートは120Hzで、輝度は1,000cd平方mとなっている。駆動方式はIPSだ。
画素密度がスマートフォンのディスプレイ並みなので、8Kの映像と相まって非常に高精細で、実物と見紛うごとくの映像を大きな画面で見ることができる。映像としてはフレームレート60Hzのものを2回出して120Hzで表示させているとのこと。完全に試作機なので、Displayport 1.4で出力しているわけではなく、ディスプレイの背面は複数のケーブルが繋がれていた。
説明員に話を聞いた限りでは、まだまだ試作段階とのことで、パネルの製品化の目途は立っていないという。現状では価格も相当なものになりそうで、ターゲットもビジネスユーザーに絞っているという話だった。
IGZOコーナーでは既に昨日のメディアコンベンションで公開された85型の8K HDR液晶TVや小型の組み込み向けディスプレイを展示。85型TVでは一躍話題となったCG女子高生Sayaの8K映像などを流していた。