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Broadcom、Cortex-A57採用のネットワーク製品向けSoC

StrataGX BCM5871x

 米Broadcomは19日(現地時間)、ネットワーク製品向けSoC「StrataGX BCM5871x」の量産開始を発表した。

 BCM5871xは、vCPEやNFV、10Gサービスルータやゲートウェイ、EthernetスイッチおよびNASなどのネットワーク製品向けSoC。スマートフォンなどに多数採用されているQualcomm「Snapdragon 810」と同じく、10W以下の消費電力で34,000 DMIPS(Dhrystone MIPS)の演算性能を実現した、64bit ARMv8-Aアーキテクチャ採用の4コアプロセッサ「Cortex-A57(2GHz)」を、業界で初めて採用した。

 1パッケージに高度なコンピューティング、ネットワーキング、仮想化機能を統合。具体的には、ハードウェアでの仮想化サポート、vNICおよびFlexSPARX v2アクセラレータの内蔵、25Gigabitのネットワーク処理能力(10Gigabit Ethernet×2+2.5Gigabit Ethernet×2)、DDR3/DDR3L/DDR4-2133/2400メモリのサポート(ECCにも対応)、8レーンのPCI Express、KVM/OpenStack/Open vSwitchなどのオープンソースプロジェクトや開発モデルのサポートなどを統合している。

 本製品は、4月20日~22日の期間で米カリフォルニアにて開催される「NFV World Congress 2016」に展示される予定。

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(佐藤 岳大)