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WiMAX 2+「3日間で3GB」規制は当面継続も、速度制限を緩和へ

~ユーザーの意見を受け止め、広告表現を改善

3日間で3GBの制約の図解

 UQコミュニケーションズは14日、WiMAX 2+の速度制限に関する今後の対応を表明した。

 現在のWiMAX 2+には「UQ Flatツープラス」と「同ツープラス ギガ放題」の2つの料金プランがある。前者には月間7GBまでの制限があるが、後者にはそれがないのが違い。ただし、2015年4月以降、両者とも「3日間で3GB」という制限はかけられている。

 だが、旧WiMAXでは、そのような通信速度制限がなかったことや、WiMAX 2+の広告に誇大表現と言える内容が含まれていたこともあり、3日間で3GBの制限を知らずに移行・契約するユーザーもおり、問題視されていた。

 これについて、同社代表取締役社長の野坂章雄氏は、当初は3日間で1GBにする予定だった制限を3日間で3GBにし、制限を受けた後も標準画質のYouTubeを閲覧できる程度の速度を確保するなど努めてきたが、運用開始後、ユーザーから広告表現等に数多くの意見、要望があったため、それを真摯に受け止め、今後の広告表現等については、より分かりやすく誤解のないよう、内容を速やかに改善することを表明した。

 また、3日間で3GBの制限は継続するが、より利便性の高い運用方法を検討しているほか、規制後の速度は現在よりも高速化し、不便を緩和することで運用していくことを明らかにした。

 なお、3日間で3GBを超えた場合、制限は翌日昼頃から適用され、約24時間後には、再び3日間で3GBに達するまでは解除される。

(若杉 紀彦)