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パナソニック、専用ソフトでPCとデータ同期できる無線SDカードリーダ/ライタ

~業界最小/最軽量のコンパクト設計

「Wi-Fi SDカードリーダーライター」(BN-SDWBP3)
5月23日 発売

価格:オープンプライス

 パナソニック株式会社は、専用ソフトを利用することでPC内のHDDへ自動同期を行なえる無線LAN接続SDカードリーダ「Wi-Fi SDカードリーダーライター」(型番:BN-SDWBP3)を5月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7,500円(税別)前後の見込み。

 無線LAN接続のSDカードリーダで、56×90×9.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量47gと名刺程度のフットプリントに抑えたコンパクトさが特徴。同種の製品では、スマートフォンなどへ給電するためのモバイルバッテリ機能を持つ製品が増えているが、本製品はその機能を省いて小型/軽量化を目指した。同社では、SDXCカード対応の無線LAN対応SDカードリーダ/ライタとして業界最小、最軽量としている。

前面。インジケータは左から電源、無線LAN接続、充電状態、SDカードアクセスを示す
SDカード装着時のイメージ(※SDカード別売り)
名刺とのサイズ比較
SDカードスロットは右側面に搭載。ストラップホールも備える
左側面には電源スイッチとバッテリ充電用のMicro USB

 PC向けの専用ソフトを提供するのも特徴で、PCのストレージ上にフォルダを作成して、装着したSDカードの内容と同期できる。その際、フォルダはSDカードごとに個別に作成される。例えば、スマートフォンで撮影した写真を本製品に装着したSDカードへ転送、本製品とPCの接続が確立した段階で自動的にPCのローカルストレージへ同期する、といったストレージサーバー風の使い方が可能となっている。専用ソフトは同社Webサイトからダウンロード可能。PC用ソフトの対応OSはWindows 7/8/8.1およびMac OS X 10.7以降。

 スマートフォンなどモバイルデバイスからのアクセスは専用アプリを提供。モバイルデバイスからSDカードへの読み書き、データ閲覧などが可能。さらに、WebDAVにも対応しており、iOS端末からWebDAVでアクセスする「Keynote」、「Pages」といったアプリと直接連携できる。対応OSはiOS 6.1以降およびAndroid 4.0以降。

 PCやモバイルデバイスは、最大5台の接続に対応。本製品とPC/モバイルデバイスの直接接続のほか、ルーターを介した接続も可能。NFCに対応したAndroidデバイスからは、「パナソニックスマートアプリ」をインストールすることでNFCを利用した接続設定も行なえる。

 対応メディアは、128GBまでのSDXC/SDHC/SDカード。インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n無線LAN(最大150Mbps)。

 本製品を駆動するためのバッテリ(3.6V/690mAh、リチウムイオン)を内蔵しており、駆動時間は約1時間40分。充電はMicro USB経由で行なう。なお、Micro USBは充電専用で、SDカードのデータ転送には利用できない。

専用のPCソフトでは本製品の接続を監視し、接続を検知したら同期を開始する
同期は自動同期を無効化して、任意のタイミングで同期させることもできる
同期したファイルを保存するフォルダ。クラウドストレージなどと同様に緑の「レ」マークが同期完了を示す。フォルダはSDカードごとに個別に作成される
NFCによる接続設定が可能。WPSにも対応する
Android向けアプリ。SDカードやローカルストレージの閲覧、データ転送などが可能

(多和田 新也)