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Dell、創業者らによる買収計画に対し、2者から対抗提案を受けたことを発表
(2013/3/26 12:20)
- 3月25日(現地時間) 発売
米Dellは25日(現地時間)、2月5日(同)に発表した創業者のマイケル・デル氏と投資会社のSilver Lakeによる同社買収計画に対し、2者から新たな提案を受けたことを発表した。
ほかの買収提案がないかなどを確認するためのgo-shop条項に基づく45日間の期間中に、投資ファンド会社であるBlackstoneと、著名な投資家であるCarl Icahn(カール・アイカーン)氏が、Dellに対して新たな買収提案を行なったもの。
マイケル・デル氏とSilver Lakeの提案では、株主に対してプレミアムを乗せた13.65ドルを支払い、244億ドルで買収する計画となっていた。また、Silver Lakeが、交渉の中で40億ドルまたは20%引き上げたことを特別委員会は明かしている。
Blackstoneの提案では、創業者らの提案を上回る条件の14.25ドルをキャッシュで受け取るか、NASDAQ上場を継続する同額面の存続会社株を持ち続けることを株主が選べるというもの。Icahn氏の提案は存続会社が1株15ドルでDellの株式を購入するために資金提供などを行なうものとなっている。
同買収計画に関する特別委員会でチェアマンを務めるAlex Mandl氏はニュースリリースの中で、新たな提案が登場したことを歓迎するとともに、株主に対して最善の結果となるよう、3つの提案を検討すると表明している。