株式会社リンクスインターナショナルは、東京秋葉原にPC自作ユーザー向けのショールーム「リンクスSR」を7月15日よりオープンする。それに先だって14日に、プレス向けのオープニングセレモニーが行なわれた。
場所は東京都千代田区外神田6-14-9の1階で、中央通りに面した地下鉄末広町駅の出口のすぐ目の前。リンクスが販売代理店として取り扱う、エムエスアイコンピュータージャパン、Antec、Corsair、GIGAZONE、ENERMAX、Tt eSPORTS(Thermaltakeのゲーミングブランド)の製品を多数展示。また、自作に関する相談や、保守部品の販売、各種イベントも行なう予定となっている。
リンクスの川島義之氏 |
セレモニーではまず、リンクス代表取締役の川島義之氏が挨拶した。同社は4年前にこの場所にAntecのショールームを開設。以降3年間、AntecはBCNのケース販売ランキングで1位を獲得した。一定の成果を収めたこともあり、このショールームは閉店され、2010年11月に、中国人観光客向けに化粧品の販売店を立ち上げたのだが、川島氏によると、これは「見事な失敗だった」といい、2011年2月に早々に店をたたんでしまった。また、順調だったAntecのケースの売り上げも落ち込み、4年連続の1位は危うい状況となってしまった。
そこで、Antec製品のシェア奪回と、他の取り扱いメーカー製品の拡販を目指し、Antec以外の5社の製品を取りそろえたショールームをオープンすることにした。
川島氏は、「日本経済同様、自作市場も縮小している中、以前の成功経験を活かし、メーカーと一体となって、イベントやキャンペーン、情報発信を行ないたい。また、ユーザーコミュニティの場所として利用してもらいたい」との抱負を語った。
また、同社は8月に事務所をこのショールームの近隣に移し、そこにもこれと同規模のショールームを併設する予定だという。ここでは、自社ブランド製品やノベルティグッズ、Apple関連アクセサリの展示などを行なうほか、PCの自作教室や、メーカー単独の発表会、秋葉原らしいクローズドなイベントも行ないたいとした。
この後、エムエスアイコンピュータージャパン代表取締役の鄭・志明氏、台湾MSIのDirector of HQ MotherboardであるScott Yang氏、同社President Office Special AssistantのAlex Kuo氏が祝辞を述べ、日本サーマルティク代表取締役の郭・季同氏は、この週末に秋葉原リナックスカフェで行なわれるゲーム大会に出場する台湾のゲームチームTt APPOLOSのメンバーを紹介。APPOLOSの代表者は、メンバーのサイン入りTシャツをショールームでの展示用に贈呈した。
なお、15日には、ノベルティグッズが当たるくじ引き、同社所属イラストレーター「白四」氏デザインによるキャラクターイラスト入りうちわの配布、じゃんけん大会などが行なわれる。
(2011年 7月 15日)
[Reported by 若杉 紀彦]