東芝、ピークシフト対応の「dynabook R731」夏モデル
~SSDモデルが約12秒で起動する「東芝高速スタート」追加

dynabook R731

5月中旬 発売

価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、13.3型モバイルノート「dynabook R731」と、10.1型ネットブック「dynabook N300」の2011年夏モデルを5月中旬より発売する。価格はオープンプライス。

 新製品からWindows 7にSP1が適用される。また、Windowsログオン画面に無線LANのアクセスポイント状況を表示する「東芝無線LANインジケーター」が追加された。

●dynabook R731

 dynabook R731は、4モデルを発売。春モデルからの変更点は、一部スペック強化のほか、全モデルに30万画素Webカメラを追加。また、AC電源とバッテリの動作時刻を設定し、自動で切り替えられる「ピークシフトコントロール」を搭載する。

 新機能として「東芝高速スタート」を実装し、Windowsの起動時間をSSDモデルで約12秒、HDDモデルで約20秒に短縮できる。春モデルで追加された「パネルオープンパワーオン」機能と合わせて、使い勝手を高めた。

 最上位モデル「R731/38C」は、CPUをCore i7-2620M vPro(2.70GHz、ビデオ機能内蔵)、チップセットをIntel QM67 Expressに強化した。一方で、約18時間駆動のバッテリパック92AAが付属せずオプションになったほか、液晶が軽量薄型タイプから通常タイプに変更されたため、重量が増加している。

 主な仕様は、Core i7-2620M vPro、メモリ4GB(最大8GB)、SSD 128GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Professional(SP1、セレクタブルOS)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は20万円前後の見込み。

 インターフェイスはUSB 3.0×1、USB 2.0×2(1つはeSATA共用)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、WiMAX、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDXCカードスロット、ExpressCard/54スロット、指紋センサー、30万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。TPMセキュリティチップを内蔵する。

 バッテリ駆動時間は約13時間。本体サイズは約316×227×18.3~26.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.41kg。

 Core i5-2520M(2.50GHz)搭載の「R731/37C」、Core i3-2310M(2.10GHz)搭載の「R731/36C」はHDD容量を640GBに強化し、セレクタブルOSから64bitのみに変更された。店頭予想価格は順に17万円前後、15万円前後の見込み。

 1スピンドルの「R731/16C」は、HDDを320GBに強化し、セレクタブルOSから64bitのみに変更された。店頭予想価格は12万円前後の見込み。

●dynabook N300

 dynabook N300は、従来機種からCPUをAtom N570(1.66GHz、ビデオ機能内蔵)に強化し、WiMAXを省いた「N300/02C」を発売。店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 そのほかの仕様は、メモリ1GB(最大2GB)、HDD 250GB、Intel NM10 Expressチップセット、1,024×600ドット表示対応10.1型ワイド液晶、Windows 7 Starter(SP1)、Office Personal 2010(2年間ライセンス版)を搭載する。

 インターフェイスはUSB 2.0×3、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、30万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。電源OFF時にも携帯プレーヤーなどから使用できるharman/kardonスピーカーを内蔵する。

 バッテリ駆動時間は約3.6時間。本体サイズは約262×190×16.6~35.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg。

カカオブラウンライムグリーンパッションオレンジ

(2011年 5月 16日)

[Reported by 山田 幸治]