レノボ、第3四半期は1億ドルの黒字
~PC出荷台数は20.6%増

2月17日(香港時間) 発表



 Lenovo Groupは17日(香港時間)、2010年~11年度の第3四半期(2010年10月~12月期)の決算を発表した。

 これによれば、売上高は58億ドル(米ドル)、営業利益は前年比28%増の1億2,700万ドル、税引前収益は同29%増の1億2,100万ドル、株主に帰属すべき利益は同25%増の1億ドル、1株あたりの利益は1.03ドルとなった。

 同社は、「守りと攻め」の戦略のもと、すべての地域、顧客セグメント、製品ラインでバランスのとれた成長に重点をおいた。この結果、5四半期連続でPCメーカートップ5社を上回る成長率で推移し、世界全体のPC出荷台数は前年比20.6%増となった(業界成長率は3.4%)。

 中国においては業界平均を3倍上回る成長率で、32.2%の市場シェアを獲得した。中国における連結売上高は前年比19%増の27億ドルで、全世界売上高の46%を占めている。また、新興市場でも34%増の11億米ドル、成熟市場においても22%増の20億ドルの連結売上高を達成した。

 製品別では、ノートPCの出荷台数成長率が前年比18.6%増と好調だったほか、デスクトップPCの出荷台数も前年比23%増、モバイル部門も前年比52.2%増を達成した。

 今回の決算期には含まれないが、Lenovoは1月27日にNECと日本においてPCに関する合弁企業の立ち上げを発表。また、スマートフォンやタブレット、クラウドコンピューティング、スマートTV、デジタルホームなどの新しいカテゴリのデバイスに焦点を当てた「Mobile Internet and Digital Home」事業グループを立ち上げた。

(2011年 2月 18日)

[Reported by 劉 尭]