東芝、CPUなどを強化した2011年春モデル

dynabook Qosmio D710

1月下旬 発売

価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、PCの2011年春モデルを1月下旬より発売する。価格はオープンプライス。

 本稿の製品は、いずれもCPU強化などのマイナーチェンジにとどまる。Sandy Bridge採用の「dynabook T551」は別記事を参照されたい。

 新規ソフトウェアとして、クラウド対応の「TOSHIBA Bulletin Board」を搭載。ドキュメントや写真などのファイルをドラッグ&ドロップで貼り付けたり、Webカメラからの取り込み、表示画面やIEで表示したWebページのキャプチャを自由なレイアウトで管理できる。さらに、Evernoteのサービスと連携してボードの共有が行なえる。

●dynabook Qosmio D710

 液晶一体型の「dynabook Qosmio D710」はエントリークラスの「D710/T5B」のみを発売。本体色はこれまでのプレシャスブラック、シャイニーレッドに、リュクスホワイトを追加した3色が用意される。店頭予想価格は15万円台半ばの見込み。

 主な仕様は、Pentium P6200(2.13GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、地上デジタルTVチューナ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応21.5型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(32bit/64bitセレクタブルOS)、Office Home and Business 2010を搭載。HDMI入力やD4入力などのインターフェイス類は従来モデルを継承する。

dynabook Qosmio D710/T5BWdynabook Qosmio D710/T5BBdynabook Qosmio D710/T5BR

●dynabook Qosmio T750

 15.6型ハイスタンダードAVノート「dynabook Qosmio T750」は、「T750/T8B」の1モデルが用意され、店頭予想価格は18万円台半ばの見込み。

 CPU、HDD強化のほか、天板のデザインを変更。見る位置によって色合いが変わり、金属のような光沢がありながら指紋が目立ちにくい東レの「PICASUS」(ピカサス)フィルムを採用。色はシャイニーオーシャンになった。

 主な仕様は、Core i5-480M(2.66GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、Blu-ray Discドライブ、地デジチューナ、SpursEngine、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(同)、Office Home and Business 2010を搭載する。

dynabook Qosmio T750/T8B東レのPICASUSを用いた新しい天板デザイン

●dynabook Qosmio T550

 15.6型スタンダードAVノート「dynabook Qosmio T550」は「T550/T4BW」(ベルベッティホワイト)、「T550/T4BB」(ベルベッティブラック)を発売。店頭予想価格は15万円前後の見込み。

 CPU強化のほか、Webカメラを追加し、OfficeをPersonalからHome and Businessに変更した。

 主な仕様は、Pentium P6200、メモリ4GB、HDD 500GB、BDドライブ、地デジチューナ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Home and Businessを搭載する。

dynabook Qosmio T550/T4BWdynabook Qosmio T550/T4BB

●dynabook T350

 15.6型スタンダードノート「dynabook T350」は、3種類のスペック、本体色3色の計9モデルを発売する。

 上位の「T350/56B」は、Core i5-480M、メモリ4GB、HDD 640GB、BDドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(セレクタブルOS)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は16万円前後の見込み。

 中位の「T350/46B」は、T350/56BからHDDを500GB、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更し、店頭予想価格は14万円台半ばの見込み。

 下位の「T350/34B」は、T350/46BからCPUをPentium P6200に変更し、店頭予想価格は12万円台半ばの見込み。

 本体色はそれぞれ、リュクスホワイト、プレシャスブラック、モデナレッドの3色。

dynabook T350/56BWdynabook T350/56BBdynabook T350/56BR

●dynabook N510

 11.6型ネットノート「dynabook N510」は、CPUを強化した「N510/04B」を発売。店頭予想価格は9万円前後の見込み。本体色はリュクスホワイト、アイアンレッド、プレシャスブラックの3色が用意される。

 主な仕様は、Pentium U5600(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、HDD 320GB、1,366×768ドット表示対応11.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(セレクタブルOS)、Office Personal 2010を搭載する。

 バッテリ駆動時間は約6.1時間。

dynabook N510/04BWdynabook N510/04BRdynabook N510/04BB

(2011年 1月 17日)

[Reported by 山田 幸治]