エルピーダメモリ株式会社は24日、同社初となる2GbitのGDDR5メモリ「EDW2032BABG」を開発したと発表した。サンプル出荷は7月、量産開始は7月~9月を予定している。
ミュンヘンデザインセンターにて開発されたグラフィックス向けDRAM。50nmプロセスおよび銅配線技術により、従来の1Gbit品と比較して2倍の容量、最高7Gbpsの転送速度、低消費電力を実現した。
構成は64Mbit×32、または×16の2種類が用意される。量産時のテストコスト削減のため、超高速テスタが不要な独自テスト手法を採用する。
これまで、1GbitのGDDR3/GDDR5を台湾のWinbond Electronicsへ製造委託していたが、2GbitのGDDR5については広島工場で生産を行ない、今後予想される需要増に対応する。
(2010年 6月 24日)
[Reported by 劉 尭]