2005年の「libretto U100」から約5年ぶりに復活したlibrettoブランドのモバイルノート。折りたためるクラムシェルフォルムを継承しながら、キーボードを省いて、マルチタッチ対応の7型ワイド液晶ディスプレイを2枚搭載とした。
本体天板 |
本体サイズは約202×123×25.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約699g(いずれも標準バッテリ装着時の数値)と、 librettoならではの小型軽量性を踏襲。その一方でCPUにデュアルコアのPentium U5400(1.20GHz、ビデオ機能内蔵)を搭載し、高性能を実現した。
オリジナルソフト「TOSHIBA Bulletin Board」を搭載し、画面のキャプチャや、画像付きWebページのブックマーク、写真やファイルの整理などをタッチで直感的に行なえる。2つのスクリーンを1つの画面として表示できる機能も搭載し、Webブラウジングに好適とした。
また、机に置いたときに入力しやすい通常のキーボード配列と、両手で持ったときに親指で入力しやすい配列を、用途に応じて変更できるソフトウェアキーボードを搭載し、操作性を高めた。
本体に加速度センサーを搭載し、縦に持ったときに自動的に回転する機能を搭載。これにより電子書籍としての可用性を高めた。電子書籍ビューアの「FlipViewer」が付属する(ただしソフトは片面表示のみ対応、IE版では両面表示に対応)。
主な仕様は、CPUにPentium U5400、メモリ2GB、Intel QS57 Expressチップセット、62GB SSD、1,024×600ドット(WSVGA)表示対応7型ワイド液晶ディスプレイ×2(マルチタッチ対応)、OSにWindows 7 Home Premiumなどを搭載する。
インターフェイスは、microSDカードスロット、USB 2.0×1、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、WiMAX、102万画素Webカメラ、ヘッドフォン出力などを備える。
バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約2時間。オプションの大容量バッテリ装着時は約4時間。大容量バッテリ装着時は厚みが 25.4~30.7mmとなり、重量は約819g。
●試作機写真
発売前に試作機をあらかじめ借用することができたので、写真を中心にレポートをお届けする。なお、天板デザインが製品版では大幅に変更されているため、 写真は上記の広報写真を参照されたい。
【動画】TOSHIBA Bulletin Boardで画面をキャプチャしたところ |
【動画】TOSHIBA Bulletin Boardに写真を配置し、拡大縮小するところ |
【動画】画面の縦横自動切り替え |
(2010年 6月 21日)
[Reported by 劉 尭]