アップル、Core i7+GeForce GT 330M搭載のMacBook Pro
~上位モデルのGPUはIGPと自動切り替え対応

13型MacBook Pro

4月13日 発売
価格:114,800~218,800円



 アップルは13日、同社ノートブックの上位モデルとなる「MacBook Pro」のラインナップを一新した。すでに受注を開始しており、一部モデルは24時間以内に出荷される。

 機種は13型、15型、17型の3種類が用意される。13型は統合型GPUが48基のSPを搭載するGeForce 320Mになり、グラフィック性能が従来モデル(NVIDIA GeForce 9400M内蔵)から最大で8割向上。その一方で、バッテリ駆動時間は7時間から10時間に伸びた。

 主な仕様は、下位モデルがCore 2 Duo 2.4GHz、メモリ4GB、HDD 250GB、SuperDrive、GeForce GT 320M、1,280×800ドット表示対応13型液晶を搭載し、価格は114,800円。上位モデルは、CPUがCore 2 Duo 2.66GHz、HDDが320GBとなり、価格は138,800円。

 インターフェイスは、USB 2.0×2、IEEE 1394b、SDカードスロット、iSightカメラ、IEEE 802.11n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、Gigabit Ethernet、Mini DisplayPort、音声入出力を装備。

 本体サイズは325×227×24.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.04kg。

15型MacBook Pro

 15型と17型は、プラットフォームがCalpellaベースに変更され、CPUはCore i5/i7になった。Windows PC同様、Hyper-ThreadingテクノロジおよびTurbo Boostテクノロジに対応。また、L3キャッシュが搭載され、メモリコントローラが内蔵されたことなどにより、全体性能は従来モデルから最大5割向上した。

 GPUは13型モデルに比べ2倍以上の性能があるというGeForce GT 330Mで、CPUに内蔵されたIntel HD Graphicsと切り替えが可能になっている。同社の説明によると、通常はIntel HD Graphicsが動き、消費電力を抑えるが、アプリケーションがGPUを利用すると判断されると、GeForceが自動的にオンになる。こちらもバッテリ駆動時間は、8~9時間と従来モデルから伸びている。

 15型下位モデルの仕様は、Core i5 2.4GHz、メモリ4GB、HDD 320GB、SuperDrive、GeForce GT 330M、1,440×900ドット表示対応15型液晶を搭載し、価格は168,800円。中位モデルはCPUがCore i5 2.53GHz、HDDが500GBになり、価格は188,900円。上位モデルはCPUがCore i7 2.66GHzになり、価格は208,800円。

 インターフェイスは、USB 2.0×2、IEEE 1394b、SDカードスロット、iSightカメラ、IEEE 802.11n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、Gigabit Ethernet、Mini DisplayPort、音声入出力を装備。

 本体サイズは364×249×24.1mm(同)、重量は2.54kg。

17型MacBook Pro

 17型モデルの仕様は、Core i5 2.53GHz、メモリ4GB、HDD 500GB、SuperDrive、1,920×1,200ドット表示対応17型液晶を搭載し、価格は218,800円。

 インターフェイスは、USB 2.0×3、IEEE 1394b、ExpressCard/34スロット、iSightカメラ、IEEE 802.11n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、Gigabit Ethernet、Mini DisplayPort、音声入出力を装備。

 本体サイズは393×250×25mm(同)、重量は2.99kg。

 なお、メモリやHDD容量のほか、15型モデルは1,680×1,050ドット表示対応液晶、17型モデルはCore i7 2.66GHzがオプションで選べる。

 全モデル共通の特徴として、アルミユニボディを踏襲し、キーボードはバックライト内蔵、OSはMac OS X 10.6 Snow Leopard。タッチパッドはガラス製マルチタッチトラックパッドだが、新たに慣性スクロール機能に対応した。

(2010年 4月 14日)

[Reported by 若杉 紀彦]