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10秒止まって時間の無駄防止。Androidに新機能

Pause Point

 Googleは5月13日、時間の無駄遣い防止や詐欺電話からの保護機能など、今後Androidに追加予定の新機能について発表した。次期バージョンとなるAndroid 17向けの機能も含まれる。

10秒止まって時間の無駄遣いを防止。ファイル共有やデータ移行も強化

 Pause Pointは、スマートフォンでの時間の無駄遣いを防ぐ新機能。事前にアプリを指定しておくと、対象のアプリを起動しようとしたときに、10秒間のポーズ画面が表示されるようになる。一呼吸置く時間を設けることで、動画やSNSなどで無意識に時間を過ごしてしまうといったことを防げるという。ポーズ画面ではタイマーも設定でき、たとえば30分だけゲームを遊ぶといった場合に役立つとしている。

 ファイル共有のQuick Shareでは、QRコードを生成し、クラウド経由でデバイスを共有する機能を新たに追加。こちらは本日より順次展開される。また、WhatsAppなどのアプリ内でもQuick Shareが利用できるようになるほか、Quick ShareとAirDropとの互換についても、より多くのパートナーと対応の拡大を進めていくという。

 デバイス変更時のデータ移行もよりスムーズ化を図る。Appleと協力して、iOSからAndroidへの移行プロセスを刷新し、パスワードや写真、連絡先、ホーム画面のレイアウトなど、より確実なデータ移行が行なえるようになる。ワイヤレスでのデータ転送やeSIMの移行もサポートする。

Screen Reaction

 そのほかクリエイター向けには、自分自身と画面を同時に録画し、リアクション動画を作成できる「Screen Reaction」をAndroid 17で新たに追加。InstagramアプリにおけるUltra HDR動画の撮影と再生や、AIを活用した編集機能などの統合も行なう。さらに、Android版Adobe Premiereアプリも今夏登場予定だという。

詐欺電話や不審なアプリからユーザーを保護

詐欺電話に対する保護機能

 ユーザーを守る機能では、詐欺電話に対する保護機能を強化。一部の銀行や金融機関と連携し、スマートフォンへの着信が本物かどうかを検証し、偽物だった場合には自動的に通話を切断して、なりすまし通話だった可能性が高かったことをユーザーに通知する。一部金融機関を対象として、Android 11以降のデバイスに向けて今後数週間以内に展開予定。2026年後半には対象の金融機関を拡大していく。

 オンデバイスAIでアプリの動作を分析し、不審な動作があった場合に警告する「Live Threat Detection」も機能を強化。アプリがメッセージを別の電話番号に転送するSMS転送や、アクセシビリティの機能を利用して目に見えないコンテンツを表示し、意図しない操作を誘発するアクセシビリティオーバーレイといった動作に対しても、警告が表示されるようになる。

Live Threat Detectionを強化
Find Hubが生体認証をサポート

 また、Find Hubのデバイスロック機能で新たに生体認証をサポート。これにより、Find Hubでデバイスを紛失としてマークした場合、ロック解除に生体認証が必要となる。デバイス盗難時にパスコードやPINが入手されている場合でも、内部の情報を保護できる。ブラジルで先行展開していた機能で、Android 17搭載デバイスではデフォルトで有効になる。

 そのほか、アプリケーションシステムのインタラクションをリアルタイムで監視して不審なパターンを検出するDynamic signal monitoring、Gemini Intelligenceの提供にともなうAI関連のセキュリティ/プライバシー保護の強化、Android OSの検証機能、SMSへのアクセス権限を持つアプリを通じたワンタイムパスワードの窃取への対策、ポスト量子暗号の導入なども行なう予定。

ナビ機能強化やUI刷新などAndroid Autoもアップデート

Android Autoのアップデートも

 自動車向けのAndroid Autoについても機能強化を図る。Material 3 Expressiveデザインを採用し、ウィジェットが利用可能となるほか、3Dビューとともに車線や信号機などを強調表示するImmersive Navigationを導入する。

 また、YouTube MusicやSpotifyなどのメディアアプリでUIを刷新。対応車種では、フルHD/60fpsでのコンテンツ表示やDolby Atmosによる空間音響も楽しめる。そのほか、スマートフォンがサポートしている場合、Android AutoでもGemini Intelligenceを利用できるようになる。